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【RODE Wireless GO レビュー】Vlog最強マイク!本体だけでもピンマイクと組み合わせても使えるコスパ最強ワイヤレスマイクマイクはこれ!

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どうもさっさんです^^

以前ゼンハイザーのワイヤレスラべリアマイク「XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET」をレビューしYouTube撮影で活用していたんですが、視聴者さんから「最近マイク音質が良くないですね」というようなコメントがいくつか寄せられたため、結局それ以前に使っていた同じくゼンハイザーのMKE 600に戻しました。

しかし動画の内容によってはやはりワイヤレスマイクの方が優れた場面もあるでしょうし、何より物欲を抑えきれずに「RODE Wireless GO」を買ってしまいました(笑)

ということで本記事ではRODE Wireless GOをレビューしていきます。

XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETのレビュー記事はこちら↓


 

RODE Wireless GO について

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Wireless GOとは、2019年9月27日に日本国内で発売されたRODEのワイヤレスマイクです。

コンパクトながらも7時間使用可能なバッテリーを内蔵し、トランスミッターにはマイクも内蔵しているため、別途ピンマイクを用意することなく使用可能です。

また、マイク入力感度やバッテリー残量などが確認できる液晶を搭載しています。

通信可能距離は見通しが効く環境で最大70mと、YouTubeなどの撮影には必要十分なスペックかなと思います。
後は通信の安定性がどうかですね。

価格は本記事執筆現在(2019年12月20日)で約26,000円と、僕が以前レビューしたゼンハイザーのXS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETに比べてかなりリーズナブルだと思います。

ただ、トランスミッターの内蔵マイクではなくピンマイクを使いたい場合は別途購入する必要があるため、それも考えるとゼンハイザーとほぼ同等くらいになるでしょう。

  • 非常に軽量でコンパクト
  • フル充電から最大7時間使用可能
  • トランスミッターには内蔵マイクを搭載
  • 最大通信可能距離70m
  • 状態を確認可能な液晶を搭載

スペック

製品名 RODE Wireless GO
製品画像
送受信周波数 2.4GHz
伝送距離 約 70m(見通し)
内蔵マイク ポーラパターン 無指向性
内蔵マイク 周波数特性 50Hz-20kHz
バッテリー駆動時間 7時間
トランスミッター(TX)
サイズ H4.5 × W4.4 × D1.9cm 
重量 31 g
接続コネクタ 3.5mm TRS 端子(ラベリアマイク用)
アンテナ 内蔵
電源 内蔵 Li-po バッテリー(USB-Cポートより充電可能)
レシーバー(RX)
サイズ H4.6 × W4.4 × D1.9cm 
重量 31 g
接続コネクタ 3.5mm TRS 端子
アンテナ 内蔵
電源 内蔵 Li-po バッテリー(USB-Cポートより充電可能)
その他
発売日 2019年9月27日
価格(2019年12月20日現在Amazon出品価格) 25,740円

RODE Wireless GO

RODE SmartLav+

 

RODE Wireless GO 開封&付属品チェック

▼外箱はこんな感じです。

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▼中身を取り出し並べて見ます。

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内容物一覧

  1. Wireless GO本体
  2. 持ち運び用ポーチ
  3. ウインドスクリーン
  4. クイックガイド
  5. カメラ接続ケーブル
  6. 充電用USBケーブル×2

 

▼それではWireless GO本体を詳しく見ていきましょう。

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▼まずはトランスミッターからです。
手に持ってみると本当にコンパクトで軽いです。

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トランスミッターに液晶はありません。

▼側面にマイク接続用3.5mm端子、内蔵マイク、バッテリー状態とペアリング状態を示すランプが配置されています。

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▼充電用USB端子はType-Cを採用しています。f:id:sassan9:20191217172442j:plain

▼国内正規品は技適を取得しています。
といってもステッカーが貼られているだけですが(笑)

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▼RODEの「O」がプリントされたボタンは長押しで電源のオンオフに使います。

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▼裏面には服やベルトに付けるためのクリップが配置されています。

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▼続いてレシーバーを見てみましょう。
大きさや重さはトランスミッターとほぼ一緒で、ぱっと見液晶以外はほとんど同じに見えます。

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▼レシーバー側面にの「dB」ボタンは入力ゲインの調整で、大小中の三段階で調整できます。
実際に使ってみたところ中がちょうどよく、それ以外はあまり使うことはなさそうでした。

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右側の鎖マークのボタン派おそらくペアリングボタンのようです。(ちなみにセットのレシーバーとトランスミッターはあらかじめペアリング済のため今のところ使っていません)

▼レシーバーの充電端子ももちろんType-Cで、隣にはカメラ接続用の3.5mm端子が配置されています。

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▼電源ボタンの形はレシーバーもトランスミッターも全く同じでした。

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▼底面にはトランスミッターと同じくクリップが付いていて、このクリップはカメラのホットシューにぴったり差し込めるようになっています。

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▼続いて付属品も見ていきましょう。
充電用ケーブルはなんと2本付属しています。

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ゼンハイザーのXS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETは1本しか付属していなかったため順番に充電する必要がありましたが、Wireless GOは2つ同時に充電できます。(充電用のUSBアダプターは別途用意する必要があります)

Anker PowerPort 2 Elite


▼カメラ接続用のケーブルはぐるぐる巻きのタイプで、邪魔になりにくくなっています。

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▼トランスミッターの内蔵マイク用ウインドスクリーンは予備としてか2つ付属していました。
ただこちらは外れやすいらしいので予備があるとしてもなくさないように気を付けたいですね。

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▼ウインドスクリーンを取り付けるとこんな感じです。
正直これが胸元についてるのはちょっと微妙な気がしますが(笑)

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個人的にはウインドスクリーンなしで使うかピンマイクを用意したいと思っています。

▼割と簡易的ではありますが、持ち運び用のポーチも付属していて屋外への持ち出しもしっかり考慮されています。

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α6600に取り付けてみる

▼僕が普段YouTubeの撮影に使っているSONYのα6600に取り付けてみました。

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▼横から見るとこんな感じです。

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本体サイズが小さいため見た目はなかなかスマートです。
個人的には付属の赤いケーブルもα6600の黒いボディとマッチしていてかっこいいと思います。

▼続いて背面モニターをチルトさせて邪魔になるかどうか検証してみましょう。

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モニターの下の方はやはり隠れてしまいますね。
これでもだいたいの画角は確認できますが、音声入力レベルのインジケーターが隠れてしまうのが痛いですね...

SONY製カメラで外部マイクを使う場合はSmall Rigから出ている別売りのブラケットなどを用意した方が良さそうですね。

▼ちなみにトランスミッターを襟や胸ポケットにつけるとこんな感じです。

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胸ポケットの場合は大丈夫だったんですが、襟の場合トランスミッター本体の重さでたるんでしまってあまり見た目は良くありません。

やっぱり見た目重視だとピンマイクが欲しいですね。


RODE Wireless GOの肝心な音質について

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α6600にWireless GOを付けて実際に動画を撮影してみました。(本記事の下に張り付けてある動画で音声比較などをしていますので購入検討中の方は是非そちらをご覧ください)

XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETよりもクリアな音質にするのが目的でこのマイクを買ったんですが、結果はWireless GOの方がかなりクリアに音声を録音することができました。

また、XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETに付属のピンマイクをWireless GOのトランスミッターに接続して使ってみたところ、この組み合わせの方が少し音声がクリアな気がしました。

ただ、よく聞くと若干Wireless GOの方がいいという程度だったので、もしかすると他のピンマイクを使ったほうがもっと音質が良くなる可能性はあると思います。

次に接続安定性についてですが、RODE Wireless GOは見通しの効く場所で最大70mなのに対し、ゼンハイザーのXS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETは75mと、スペック上はほとんど変わりません。

ただ、屋外で実際に使ってみたところ、RODE Wireless GOは確かに見通しの効く場所では安定するものの、数m離れて後ろを向いて体でトランスミッターとレシーバーの間を遮っただけで音声がところどころ途切れていたので、あまり安定しているとは言えないですね。

ちなみにXS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETは20mくらい離れて後ろを向いてもなかなか音声が途切れず、Wireless GOよりはかなり安定していました。

正直音質はWireless GOの方がいいものの、絶対に失敗できないような場面ではXS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETの方が安心感は高いです。

Wireless GOはカメラレシーバーを装着したカメラから近い距離で、カメラに背を向けずに使う方におすすめのマイクと言っていいでしょう。

RODE Wireless GO

RODE SmartLav+

▼RODE Wireless GOを動画でレビューしましたので、音質が気になる方や実際に購入を検討されている方は是非ご覧ください。


今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。

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