どうもさっさんです^^
先日Kingstonから発表されたNVMe PCIe Gen 3.0 x4を採用したM.2 2280 SSD「A2000」の1TBモデルをメーカー様よりご提供いただいたので本記事でレビューしていきます。
ハイエンドモデルのレビュー記事はこちら↓
Kingston A2000について
A2000とは、2019年8月にメモリモジュール世界シェアNo.1であるKingstonから新たに発表されたNVMe PCIe Gen 3.0 x4を採用したM.2 2280 SSDで、頭文字に「A」が付くエントリーグレードとしては二代目の製品です。
最近ではNVMe SSD自体の値段がかなり落ち着いてきましたが、A2000は初代モデルのA1000よりも性能を向上させつつ更なる低価格化を実現しています。
A2000の容量は250GB/500GB/1TBの三種類で、容量によってアクセススピードに違いはあるものの、シーケンシャルリードが最大2200MB/s、シーケンシャルライトが最大2000MB/sとなっています。
A1000のシーケンシャルリードが最大1500MB/s、シーケンシャルライトが最大1000MB/sだったので、単純に数字だけでみるとかなり性能が向上したことになります。
すでにAmazonでの取り扱いが開始しており、記事執筆時点(2019.8.23)で250GBが5,369円、500GBが8,263円、1TBが13,876円となっています。
1TBモデルを他社が取り扱うNVMe SSDと比べると1万円前後安いということになります。
「とにかく性能を重視したい」というのであれば他の選択肢から選ぶことになりそうですが、「できるだけ安い方がいいけどあまりお金はかけたくない」という方には最適な製品だと思います。
それにしてもNVMe SSDがこんなに安く買えるなんていい時代ですね~。
僕が2年ほど前に自作PC用として買った1TBのNVMe SSDは7万円もしましたから(笑)
- NVMe SSDでは非常に安価
- 3種類の容量ラインナップ
- 5年間の長期保証
スペック
製品名 | Kingston A2000 | ||
---|---|---|---|
製品画像 | |||
容量 | 250GB | 500GB | 1TB |
フォームファクタ | M.2 2280 | ||
インターフェース | NVMe PCIe Gen 3.0 x 4 レーン | ||
NAND | 3D | ||
暗号化方式 | XTS-AES 256 ビット暗号化 | ||
シーケンシャルリード | 最大2,000MB/s | 最大2,200MB/s | 最大2,200MB/s |
シーケンシャルリードライト | 最大1,100MB/s | 最大2,000MB/s | 最大2,000MB/s |
4Kランダムリード | 最大150,000 IOPS | 最大180,000 IOPS | 最大250,000 IOPS |
4Kランダムライト | 最大180,000 IOPS | 最大200,000 IOPS | 最大220,000 IOPS |
耐久性評価 | 150TBW | 350TBW | 600TBW |
消費電力 | 0.003W(待機時) / 0.8W(平均) / 1.7W(読み取り最大)/ 4.5W(書き込み最大) | ||
保証期間 | 5年 | ||
価格(2019.8.23現在Amazon出品価格) | 5,369円 | 8,263円 | 13,876円 |
A2000 250GB
A2000 500GB
A2000 1TB
A2000 開封&外観チェック
▼パッケージはこんな感じです。
SSD本体はスペーサーにしっかりと固定されていました。
▼本体を取り出してみました。
今回ご提供いただいたのは1TBで、右上に容量が記載されています。
▼こちらが裏側です。
A2000は一般的な2280サイズのM-key型です。
▼SSDの下にはストレージクローンアプリのシリアルキーが裏に書いてある紙が入っていました。
編集用自作PCに取り付ける
▼以前A2000やKC2000を検証したのと同じPCに今回も取り付けてみます。
▼元々付いていたKC2000を取り外します。
▼そして今回レビューするA2000を取り付けました。
このPCには色々なケーブル類がつながっているので外してサイドパネルを開けるまでは時間がかかりますが、SSDの交換自体は3分ほどしかかかりませんでした。
自作経験のない方だとSSDの交換や増設を不安に思うかもしれませんが、実際にやってみると非常に簡単なので心配いりませんよ。
CrystalDiskMark6.0.2でベンチマークを測定
▼早速A2000のベンチマークを測定してみました。
シーケンシャルリード・ライト、4Kランダムリード・ライトを見るとメーカー公称値よりも上回る数値が出ています。
1TBモデルが約14,000円でこの性能はめちゃくちゃコスパ高いですね。
▼ついでにこの前レビューした上位モデルのKC2000のベンチマークを貼っておきます。
やはり性能が高いですね。
ただその分値段も上がって1TBモデルで約21,000円で販売されています。
これでもまだコスパは高いと言えるでしょう。
まとめ
NVMe SSDはHDDやSATA接続のSSDよりもかなり高性能なので、それらからステップアップする場合は基本的にどんなNVMe SSDでもPCやソフトの起動が高速化し、快適になりますが、「より高速」「より快適」な方がいい(当たり前ですが)のであれば高性能でその分価格の高い製品を購入する必要がありました。
しかしA2000はハイエンドモデルには敵わないものの、価格から考えると非常に高い性能を持っているので、そこまでこだわりはない「ある程度」の性能が欲しい方に最適な製品だと思います。
また、保証が5年間と長期間という安心感もあります。
現在NVMe SSDの購入を検討している方は是非チェックしてみてください。
A2000 250GB
A2000 500GB
A2000 1TB
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。