どうもさっさんです ^^
PS4で人気のサラウンドアンプと言えば誰もが口を揃えて「MixAmp」と言うほど人気の高いASTRO製品。
そのASTROからなんと今度はPS4向けのコントローラー「C40 TR」が発売されました。
PS4向けの社外コントローラーは既にいくつも販売されていますが、ASTRO製のコントローラーは移動用のLスティックと十字キーの配置を交換可能という面白い機能が搭載されています。
僕もいち早くC40 TRを入手することができましたので、本記事で詳しくレビューしていきたいと思います。
MixAmp Pro TRのレビュー記事はこちら↓
C40 TRについて
C40 TRとは、2019年11月28日にASTRO Gamingから発売されたPS4・PC用のコントローラーで、PlayStationの公認ライセンスを取得した製品です。
冒頭でも記載した通り、PS4・PC向けのコントローラーは他社からも既に多数販売されていて、その多くがスティックの交換に対応していたり、背面にボタンやパドルを搭載し、好きなボタンを割り当てて使うことが可能になっていますが、このC40 TRはそれに加えてLスティックと十字キーの入れ替えに対応しています。
これによりXboxコントローラーの配置に慣れている方でもPS4で自然にプレイ可能です。
また、ボタンの割り当ては背面だけでなく、一部のボタンを除くほぼすべてのボタン割り当てに対応しています。
さらにR2・L2トリガーの押し込む深さを浅くすることができるトリガーストップ機能も搭載しています。
価格は約27,000とPS4純正のデュアルショック4を基準として考えるとかなり高額ですが、他社が販売するコントローラーも2~30,000円ほどのものが多いため、それを考慮するとこんなもんかなぁと思います。
- Lスティックと十字キーの入れ替えが可能
- スティックの高さを変更可能
- 背面ボタン搭載
- トリガーストップによりトリガーの押し込みを浅くすることが可能
- 一部を除くボタンの再割り当てに対応
- PCソフトでスティックやデッドゾーンの調整が可能
ASTRO C40 TR
C40 TR 開封&付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼箱を開けるとしっかりとした作りのキャリングケースが入っています。
▼さらにその中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- C40 TR本体
- USBレシーバー
- パネル取り外しツール
- 交換用スティック
- 充電・接続用USBケーブル
- クイックガイド等
- キャリングポーチ
▼それではC40 TR本体を詳しくみていきましょう。
▼上から見るとこんな感じです。
サイズはPS4純正のデュアルショック4に比べてやや大きいです。
他社製ではスカフインパクトとだいたい同じくらいのサイズでしょうか。
ちなみにデフォルトではLスティックがデュアルショック配置ですが、先にYouTubeでレビューしてXbox配置から戻すのを忘れてこのまま写真を撮ってしまいました(笑)
▼このスティックと十字キーの入れ替えがC40 TR最大の特徴で、XboxやNintendo Switchに慣れているプレイヤーでもPS4で自然にプレイすることができます。
▼ちなみにボタンとRスティックの配置を交換することはできません。
せっかくならこちらも可能にすれば面白かったのにと思う自分がいます(笑)
▼C40 TRの手前側にはヘッドセット接続端子が配置されていて、デュアルショック4同様にボイスチャットの利用が可能です。
▼タッチパッドは真四角ではなく少し変わった形をしていました。
astroロゴがアクセントになっていてなかなかかっこいいと思います。
▼次に本体の奥側見ていきましょう。
▼R1、L1、R2、L2はNintendo Switchのプロコンに近い形状ですね。
使用感はデュアルショック4とそこまで極端に違うことはないのでその辺の心配はないと思います。
▼奥側中心にはC40 TRの有線・無線接続の切替スイッチ、micro USB端子、プロファイル切替スイッチが配置されています。
C40 TRはデュアルショック4とは違って無線が2.4GHz接続なので切替スイッチが必要になるんでしょうね。
頻繁に切替て使う場合には少し面倒かもしれません。
最近のUSB端子はどんどんType-Cに切り替わってきていますが、そもそもデュアルショック4がmicro USBなのであえて統一したのでしょう。
プロファイルについてですが、スカフなどはプロファイルに対応していないため、複数のゲームで設定を使い分けたい場合にはC40 TRの方が便利だと思います。
▼続いて裏面を見てみましょう。
▼スカフインパクトやEvilコントローラーなど、背面パドルが片側二つ配置されているものもありますが、C40 TRは片側一つずつです。
ただ、僕の場合は他のコントローラーで片側二つあっても実際はほとんど一つしか使うことがなかったので個人的には問題ないです。
というかこの背面ボタンすごく押しやすいと思います。
スカフのパドルって硬くて押しにくいんですよね。
また、背面ボタンの中心にある小さなボタンを長押しすることで背面ボタンの割り当てや、その他のボタン割り当てを変更可能です。
▼背面ボタンの上には「トリガーストップ」機能を有効化するためのスイッチがあります。
▼普通はトリガーを押し込むと下までベタ付きしますが、トリガーストップを有効にすると半分くらいまでしかトリガーが沈まなくなります。(右下の画像がトリガーストップ有効化状態)
▼続いてフロントパネルを外してスティックと十字キーの位置を交換してみたいと思います。
まず付属のツールで4箇所のネジを外します。
▼するとこんな感じでパネルが簡単に外れました。
▼ちなみにスティックはLだけでなくRも取り外し可能です。
こういったコントローラーはよくスティックが故障しがちですが、これならスティックだけを単品交換して自分で直せますね。(まだ国内ではスティックのみの販売はされていないようです)
▼スティックと十字キーをさっきとは逆の位置にはめ込んでみました。(というか本当はこれがデフォルトです)
▼フロントパネルを元に戻すとしっかりと固定されます。
▼先ほど比べるとこんな感じです。
一般的にFPSはXbox配置の方が適していると言われていますが、PS4に慣れている方はデュアルショック配置を好む方も多いでしょうし、このように簡単に切り替えられるのは素晴らしいですね。
▼C40 TRの重さを計ってみたところ、デフォルトのスティックで314gもありました。
ちなみにデュアルショック4は220gもないので持ち比べてみると結構ずっしり感があります。
▼僕は重いコントローラーが嫌いではないので特に問題ありませんが、軽いのを好む方にとってはデメリットと言わざるをえませんね。
▼交換用のスティックは、山形の短いタイプが二つ、山形の長いタイプが一つ、凹んだ長いタイプが一つの合計4つ付属しています。
ちなみに僕はRスティックを凹んだ長いタイプに交換したところ最も使いやすかったです。
▼こちらは無線接続用のUSBレシーバーです。
デュアルショック4はPS4とBluetoothで接続するためこうしたレシーバーは必要ありませんが、C40 TRは先ほども記載した通り無線は2.4GHz接続なのでレシーバーが必要になります。
2.4GHz接続はBluetooth接続に比べて遅延が少ないというメリットがあります。
実際ほとんど有線と差はないといっていいでしょう。
PCで2.4GHz接続とBluetooth接続のマウスを両方使ったことがある方ならわかると思いますが、Bluetoothは結構な遅延があります。
PCでの遅延がそのままPS4にも当てはまる訳ではないでしょうが、有線は2.4GHzの方が低遅延なのは間違い無いでしょう。
40 TR専用ソフトで設定可能な項目をチェック
▼C40 TR専用ソフトをダウンロードして起動しました。(C40 TRは有線でPCに接続する必要があります)
こちらがトップ画面です。
ここではプロファイル切替スイッチに割り当てられた名称くらいしか確認できないようです。
▼右上の歯車マークをクリックすることでソフトウェアやハードウェアのバージョンを確認することができました。
試しにC40 TR本体のファームウェアアップデートが可能かクリックしてみましたが、すでに最新となっていました。
▼次に設定画面を開いてみます。
ここでは表示されているボタンの割り当てを自由にリマッピングすることができます。
この画面で表示されていないホームボタン、タッチパッド押し込み、オプションボタン、シェアボタンの割り当て変更やリマッピングはできません。
ただ、わざわざこの画面で変更しなくてもC40 TR背面のボタン長押しから割り当て可能なのであまり使わないかもしれません。
▼また、この画面ではプロファイルを自分で追加したり、プロファイル切り替えスイッチに割り当てるプロファイルの変更が可能です。
ゲームごとに設定を細かく変更する方にとっては嬉しい機能だと思います。
▼続いてスティックの設定画面を開きました。
ここではスティック入力時のデッドゾーンの変更が可能です。
ただ、この項目を変更するとデュアルショック4の操作感とかなり差が出そうなので、変更する場合は注意が必要です。
▼こちらはトリガーのデッドゾーン設定画面です。
例えばトリガー入力時の遅延を減らしたいなら表示されている曲線をもっと急にするといいでしょう。
個人的にはこのままの設定で、トリガーストップを有効化すれば十分だと感じました。
▼次がオーディオの設定です。
なんとC40 TRはヘッドセットを接続する場合のイコライザーを変更できます。
ASTROの人気製品「MixAmp」の簡易版をコントローラー本体に内臓したようなイメージですね。
ただ、オーディオの設定はプロファイルを作成して切り替えて使うということはできないようです。
▼最後にエフェクトタブを開きました。
ここでは振動の強さやタッチパッドに配置されているLEDライトの明るさを調整可能です。
好みに合わせて変更してみましょう。
C40 TRを実際にゲームで使ってみた感想
実際にC40 TRを使ってPS4版フォートナイトをプレイしてみました。
コントローラーが使いやすいと感じるかどうかは当たり前ですが「慣れ」の要素が非常に大きいです。
そのため使う前は「慣れるまでやりにくいだろうな」と予想していましたが、実際に使ってみると予想以上に手にしっくりくる形状とボタン配置で、割と短い時間で普段に近い感覚でゲームができるようになりました。
また、先ほども記載した通り背面のボタンがスカフなどのプロコンに比べて押しやすく、無理なく使用することができました。
FPSやTPSで○×△□のどれかを押そうとすると、基本的にはRスティックから親指を離す必要があり、その間に敵に遭遇すると一瞬Rスティックでの視点移動が遅れ、それにより敵に撃ち負けることがありますが、背面ボタンをうまく活用することでそれを防ぐことができます。
初めて背面ボタン付きのコントローラーを使用する方は慣れるまである程度時間がかかりますが、使いこなせばデュアルショック4を使用してゲームをしている方よりも単純に有利になるといっていいでしょう。
割り当ての変更についてもスカフに比べて簡単ですし、その辺の利便性についてもよく考えられているなぁと感じました。
僕はいままでにいくつか社外製コントローラーを使ってきましたが、C40 TRはその中で最も使いやすいと感じました。
ただ、いくつか欠点もあります。
まずは重さですね。
いままで使ったコントローラーの中で300gを超えるのはC40 TRだけでした。
どうしてもずっしり感は否めないので、軽さ重視の方には向かないでしょう。(僕はあまり気になりません)
また、ファームウェアアップデートやデッドゾーン、オーディオなどの設定変更には必ずPCが必要というのもデメリットです。
最近はスマホの普及率と性能の高さからPCを持っていない方も多いため、そういった方からするとPCを必要としな社外製コントローラーの方が魅力的に見えるかもしれません。
このようにいくつかの欠点はあるものの、条件を満たす方には過去最高のコントローラーといってもいいかもしれません。
ASTRO C40 TR
▼YouTubeにレビュー動画も投稿しましたので、購入を検討されている方は是非そちらもご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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