さっさん部ログ

ブロガー兼YouTuberのさっさんによるガジェットレビューブログです

ゲーミングモニターとは?PS4やNintendo Switchでも使う意味はある?気になる疑問とおすすめ10製品を紹介します。

f:id:sassan9:20191210070338j:plain

近年世界的にゲームが大流行し、日本国内でもプロチームやプロゲーマーの数が大幅に増えています。

それに伴いプロはもちろん一般の方でも参加できるような大会やイベントが多く開催され、最近では「大会と同じ環境でプレイしたい」「プロゲーマーと同じデバイスを使いたい」と、デバイスや機材にこだわる方が増えているようです。

ただ、PCではゲーミングマウスやゲーミングキーボードなど、デバイスの選択肢が豊富にありますが、PS4やNintendo SwitchといったCS機では基本的に純正のコントローラーか大会で認められたコントローラーしか選ぶことができません。

しかし一つだけ使うだけで有利になるものがあります。
それが「ゲーミングモニター」です。

本記事ではゲーミングモニターを使うメリットやおすすめの製品を紹介していきます。

 

そもそもゲーミングモニターって?

f:id:sassan9:20191209081225j:plain

ゲーミングモニターというのは一言でいうと「ゲームに最適化されたモニター」です。
そのまんまって感じですね(笑)

どういうことかというと、一般的なテレビやPC用モニターはゲームには適しておらず、知らない間に表示遅延が発生しています。

▼例えば格闘ゲームにおいて表示遅延が発生するとこういうことになります。

f:id:sassan9:20191209084051p:plain

▼表示遅延はこんな感じで起きています。

f:id:sassan9:20191209084122p:plain

※引用:I-O DATA公式サイト

上の格闘ゲームの画像は極端な例ですが、どうしてもテレビや一般的なモニターはゲーミングモニターに比べると遅延が大きい傾向にあります。

そのためオンライン対戦ゲームなどで、相手がゲーミングモニター、自分がテレビを使っている場合はそれだけで不利になってしまいます。

逆に相手がテレビを使っていて自分がゲーミングモニターの場合はそれだけで有利になります。(最近はゲームモードなど、表示遅延を減少させる機能を搭載したテレビもありますが、ほとんどの方はそれらのない一般的なテレビを使っていると思われます)

また、ゲーミングモニターは応答速度が早いため、残像感が少なく非常に見やすいです。

▼応答速度の早いものと遅いものを並べたイメージ

f:id:sassan9:20191209085445j:plain

以上のことからゲーミングモニターを使うことでテレビや一般的なモニターに比べて有利だということがわかりますね。

ちなみにこれらはPCだけでなくPS4やNintendo Switchにも当てはまることなので、少しでも有利にゲームをしたいのであればゲーミングモニターを買う価値はあるでしょう。


使用用途に合わせてリフレッシュレートを選ぼう

f:id:sassan9:20191209094204g:plain

※引用:I-O DATA公式サイト<


Amazonなどの製品ページを見てみると、リフレッシュレート○○Hzと記載されているものがあります。(基本的に記載のないものは低リフレッシュレートです)

このリフレッシュレートが何かというと、モニターが1秒間に何回画像の切り替えが可能かどうかの値です。

動画やゲームはパラパラ漫画のような仕組みで、画像が高速で何度も切り替わることによって滑らかな映像として見えています。

よく「このゲームは60fpsに対応しているからヌルヌル」や「このゲームは最高30fpsだからカクカク」などといわれることがありますが、「fps(フレームレート)」とはゲーム機やPC(ゲームタイトルにもよります)が1秒間に何枚の画像を出力できるかの値です。

fpsとHzでは単位が違いますがその意味は似たようなもので、例えば60fpsでゲーム機から出力されたなら60Hz以上対応モニターで1秒間に60回画像を切り替えて表示することができます。

それでは異なるフレームレートとリフレッシュレートの組み合わせではどうなるのでしょうか。

ハイスペックなゲーミングモニターになると144Hz、または240Hzに対応したものもあります。

この場合例えばPS4から60fps(PS4のfps上限は60)のゲーム画面が出力されて、240Hz対応ゲーミングモニターに入力すると、モニターに表示されるのは1秒間に60回画像が切り替わる映像です。

つまりPS4やNintendo Switch(こちらもfpsの上限は60)で高いリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターを使うのは意味がないということです。

逆にfpsの方が高い場合を考えてみましょう。

ハイスペックなPCになると100fpsや200fpsを超えて出力することが可能です。
しかしゲーミングモニターが最大60Hzにしか対応していなけらば当然表示されるのは1秒間に60回画像が切り替わる映像です。

なのでこの場合はPC側で高fpsで出力する意味がなくなってしまいます。

まとめると、最大fpsが低いPS4やNintendo Switchでしか使わないのであればリフレッシュレートは気にせずに価格や応答速度、その他の付加機能を優先して選ぶのがいいでしょう。

PC(スペックにもよりますが)で使用する場合には高リフレッシュレート対応モニターを使うことによって非常に滑らかな映像でゲームをプレイできるため、個人的にリフレッシュレート144Hz、できれば240Hzのものをおすすめしますが、その分値段は上がります。


画面サイズとおすすめの付加機能

f:id:sassan9:20191209110519j:plain

ゲーミングモニターは基本的にデスクに設置し、イスに座ってプレイすることを想定されていて、画面サイズは24~27インチ前後の製品が多いです。

プロゲーマーのほとんどは24インチ前後を愛用しているらしく、理由は大きすぎると画面の端にいる敵を把握しきれませんし、小さすぎると遠くにいる敵を認識し辛くなり、ちょうどいいサイズが24インチ前後だそうです。

実際僕も現在24.5インチのゲーミングモニターを使用していますが、デスクとゲーミングチェアでプレイし、ちょうどいいと感じています。

もちろんモニターともっと離れた位置でゲームをプレイする場合は大き目のモニターを選ぶのもありだと思います。

次に接続端子についてです。

本記事をご覧いただいているのはゲーミングモニターの購入を検討されている方がほとんどだと思いますが、中には複数のゲーム機やPCを接続したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

▼その場合は2つ以上のHDMI、PCも接続する場合はDisplayPortもあると便利です。

f:id:sassan9:20191209111931j:plain

最近のゲーム機はHDMIで接続するようになっていますし、最近のデスクトップPCはDisplay Portが付いているものがほとんどなので、これなら2つ以上のゲーム機とPCを同時に接続できます。

HDMIが1つのゲーミングモニターでも、一度HDMIを外して接続しなおせばいい話ではありますが、頻繁に違うゲームをする場合はかなり面倒なので、個人的には最低でもHDMIは2つ以上あった方がいいと思います。


PS4やNintendo Switchにおすすめのゲーミングモニター

I-O DATA EX-LDGC252STB

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×2、ミニD-Sub×1
  • 応答速度:0.6ms

I-O DATAのPS4やNinteido Switch向けのゲーミングモニターです。
接続端子が豊富ですし、価格が手ごろで非常に人気の高いモデルです。

PS4やNinteido Switchで使うなら個人的にはこれが最もおすすめです。


Acer KG251QGbmiix

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:HDMI×2、ミニD-Sub×1
  • 応答速度:0.7ms

AcerのPS4やNinteido Switch向けのゲーミングモニターです。
DisplayPortはないものの、HDMIを2つ、照準表示機能を搭載した価格の割に高機能な製品です。

また、ベゼルが狭くPC用のマルチモニターを検討している方にもおすすめです。


ASUS VG245H

  • 画面サイズ:24インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:HDMI×2、ミニD-Sub×1
  • 応答速度:1ms

ASUSのPS4やNinteido Switch向けのゲーミングモニターです。
正直スペック的には先ほどのAcer製モニターの下位互換的な感じになってしまいますが、基本的な機能に加えてこちらも照準表示機能などを搭載していますので、ASUSファンの方はありかと思います。


Dell SE2417HGX

Dell ゲーミングモニター 23.6インチ SE2417HGX(3年間交換保証/FPS向き/1ms/FreeSync/フルHD/TN非光沢/ブルーライト軽減/HDMIx2,D-Sub15ピン)

Dell SE2417HGX

 
  • 画面サイズ:23.6インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:HDMI×2、ミニD-Sub×1
  • 応答速度:1ms

世界的に高いシェアを誇るDellのゲーミングモニターです。
画面サイズは若干小さめの23.6インチです。

価格が手ごろで基本的な性能を抑えた高コスパなゲーミングモニターです。


PCにおすすめのゲーミングモニター

Acer KG251QIbmiipx

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×2
  • 応答速度:0.5ms

AcerのPC向けハイスペックゲーミングモニターです。
リフレッシュレートが240Hzに対応しているため非常にヌルヌルしたゲーム映像を楽しむことができます。

端子はDisplayPortに加えてHDMIを2つ搭載しているため、ゲーム機を接続するのにもおすすめです。

また、ベゼルレスデザインなのでマルチモニターにも適しています。


Acer KG251QHbmidpx

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D
  • 応答速度:0.6ms

先ほどの240Hz対応モニターの下位モデルで、リフレッシュレートや応答速度が下がった分価格がかなり抑えられています。

144Hzでも十分ヌルヌル動くため、コスパ重視ならこちらを選ぶのもありだと思います。

ただし、HDMIが1つになっている点には注意しましょう。


I-O DATA EX-LDGC251UTB

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×2
  • 応答速度:0.6ms

I-O DATAのハイスペックゲーミングモニターです。
リフレッシュレート240Hzに対応しているためスペックの高いPCと合わせて使うことでヌルヌルのゲーム映像を楽しむことができます。

また、応答速度が0.6msと高速で、接続端子も豊富です。
ベゼル幅が若干広く、照準表示機能は備えていないため、価格次第ではAcerを選ぶ方がメリットは多いかもしれません。


I-O DATA EX-LDGC242HTB

  • 画面サイズ:23.6インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×3
  • 応答速度:0.6ms

先ほどのI-O DATAモニターの下位モデルです。
画面サイズが若干小さくなり、リフレッシュレートが最大144Hzとなっていますが価格が安く、HDMIが3つになっているのであえてこちらを選ぶのもありだと思います。


Dell AW2518HF

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×2
  • 応答速度:1ms

ハイスペックゲーミングPCでおなじみのDell ALIENWAREブランドのゲーミングモニターです。

リフレッシュレートが最大240Hzなので非常にヌルヌルしたゲーム映像を楽しめますし、接続端子が豊富なのでPCだけでなくPS4などのゲーム機も同時に接続することができます。

また、ベゼルレスデザインなのでマルチモニターとしてもおすすめです。
ただし他の製品に比べてやや価格が高いのが唯一の欠点です。


ASUS XG258Q

  • 画面サイズ:24.5インチ
  • 解像度:1920×1080
  • 端子:DisplayPort×1、HDMI×2
  • 応答速度:1ms

こちらはASUS製ゲーミングモニターのハイスペックモデルです。
基本的な性能はもちろん高く、高リフレッシュレート対応で接続端子も豊富です。

また、「ゲーミング」感を前面に押し出したデザインを採用し、ゲーム中の雰囲気を高めてくれます。

ただし、こちらも価格は高めです。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
僕も以前はテレビでゲームをしていましたが、ちょうどいい画面サイズで遅延の少ないゲーミングモニターにすることで格段にゲームをプレイしやすくなりました。

安いものでも最低1万5千円くらいはしますが、長く使うものなので長期的に見るとコスパは高いと言っていいでしょう。

本記事で紹介した製品以外にもたくさんのモデルが販売されていますので、他にも色々と調べてみてください。

 

Amazon ゲーミングモニターランキング

 

今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。

▼I-O DATA EX-LDGC251UTBのレビュー動画はこちら↓