どうもさっさんです^^
先日レビューしたSteelSeriesの「Arctis 1」のワイヤレスモデル、「Arctis 1 Wireless」が発売されたので本記事でレビューしていきます。
SteelSeries Arctis 1のレビュー記事はこちら↓
- SteelSeries Arctis 1 Wirelessについて
- SteelSeries Arctis 1 Wireless 開封&付属品チェック
- マネキン君を使った装着時イメージのチェックと重さについて
- 専用ソフト「SteelSeries Engine」によるカスタマイズが可能
- Arctis 1 Wirelessを実際にゲームで使ってみた感想
SteelSeries Arctis 1 Wirelessについて
Arctis 1 Wirelessとは、2019年12月18日にSteelSeriesから発売されたワイヤレスゲーミングヘッドセットで、2019年8月に発売された有線ヘッドセット「Arctis 1」をワイヤレスに対応させた製品で、デザインやそれ以外の性能はほぼ同じです。
ちなみにArctis 1はSteelSeries製ゲーミングヘッドセットのエントリーモデルでありながら、上位モデルのArctis 3/5/7と同じスピーカードライバーを採用しているため、条件(接続方法や設定)を揃えて使う場合は上位モデルと同じ音質でゲームプレイが可能です。
また、Arctis 1 Wirelessは付属のオーディオケーブルによる有線接続にも対応しています。
ただ、記事執筆現在(2020年1月6日)でArctis 1 Wirelessが15,151円、有線モデルのArctis 1が6,480円と価格差がかなり大きいため、「とにかくワイヤレスの方がいい」とう方でなければ個人的には有線モデルの方がいいと思います。
- 2.4GHz接続による遅延のない快適なゲームプレイが可能
- 上位モデルと同じスピーカードライバーを採用
- 有線接続も可能
- あらゆるプラットフォームに対応
スペック
製品名 | SteelSeries Arctis 1 Wireless | |
---|---|---|
製品画像 | ||
スピーカードライバー | ||
ヘッドフォン周波数特性 | 20~20,000Hz | |
感度 | 98 dBSPL | |
インピーダンス | 32Ω | |
マイク | ||
周波数特性 | 100~6500Hz | |
タイプ | 着脱式 | |
感度 | -38 dBV/Pa | |
指向特性 | 双指向性 | |
ワイヤレス規格 | ||
タイプ | 2.4GHzロスレス | |
通信可能範囲 | 9m | |
バッテリー持続時間 | 最長20時間 | |
その他 | ||
発売日 | 2019年12月18日 | |
価格(2020年1月6日現在) | 15,151円 |
SteelSeries Arctis 1 Wireless
SteelSeries Arctis 1(有線モデル)
SteelSeries Arctis 1 Wireless 開封&付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- Arctis 1 Wireless本体
- 着脱式マイク
- USBレシーバー
- USB変換ケーブル
- micro USBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- クイックガイド等
▼Arctis 1 Wireless本体を詳しく見ていきましょう。
▼ヘッドバンドはプラスチック製で、ロゴなどはなくとてもシンプルです。
▼ヘッドバンド内側にはPUレザー製のクッションが配置されています。
Arctisシリーズの上位モデルはこういったクッションではなく、かわりにゴムバンドのようなものが付いているだけなので、もしかしたらこちらの方がクッション性は高いかもしれません。
▼ヘッドバンドの長さ調整は引っ張って伸縮させるタイプです。
▼イヤーカップは90°回転もできます。
▼イヤーパッドはメッシュ素材で通気性はなかなか良さそうです。
▼イヤーカップのデザインは他社製品に比べてかなりシンプルですね。
個人的にはいかにも「ゲーミング」というようなデザインよりも、このくらいシンプルな方が好みです。
▼イヤーカップ右側の真下にはワイヤレスで使用する場合の電源ボタンが配置されています。
▼イヤーカップ左側の前側にはマイク端子が配置されています。
▼同じく左側の真下から後ろ側にかけてmicro USB端子、有線接続用3.5mm端子、ボリューム調整ダイヤル、マイクミュートスイッチと並んでいます。
▼続いて付属品を見ていきましょう。
こちらは着脱式のマイクです。
上位もモデルはどれも格納式になっていますが、個人的にはこのような着脱式の方が普通のヘッドホンのようにしても使えるのでいいと思います。
▼マイクを取り付けるとこんな感じです。
▼USBレシーバーはUSB Type-C端子を採用しています。
他社のワイヤレスヘッドセットは今のところどれもType-Aなのでこれは珍しいですね。
▼こちらは4極3.5mmオーディオーケーブルです。
有線で使用する場合に必要です。
▼充電用のUSBケーブルはなぜかmicro USBなんですよね。
なぜこっちもType-Cにしかなったのか...
▼USBレシーバーをType-CからType-Aに変換するUSBケーブルも付属しています。
Type-C端子のないPCやPS4でArctis 1 Wirelessを使う場合に必要になります。
マネキン君を使った装着時イメージのチェックと重さについて
▼正面
▼斜め
▼サイド
単純に以前レビューしたArctis 1から「ケーブルがなくなっただけ」という感じなんですが、それだけでかなりすっきりしますね。
シンプルなデザインを好む方にはドンピシャと言った感じではないでしょうか。
次に重量についてです。
ワイヤレス化でバッテリーを内蔵した分当然重量は増えますが、実測値で262g(マイク含む)と相当軽かったです。
有線モデルに比べて実測値で2~3gほどの差しかなかったので、おそらくどこかで軽量化を図っているのでしょう。
専用ソフト「SteelSeries Engine」によるカスタマイズが可能
▼僕は同じくSteelSeriesのゲーミングキーボード「Apex Pro TKL」を使っていてすでにSteelSeries Engineをインストールしていたため、今回はArctis 1 Wirelessを接続するだけで認識されました。
▼設定画面はこんな感じです。
イコライザーを好みに合わせて変更したり、マイクのサイドトーンを有効化することができます。
また、PCで起動したソフトに合わせて自動的にイコライザーが切り替わるように設定することもできるようです。
ただしサラウンドには対応していないようです。
Arctis 1 Wirelessを実際にゲームで使ってみた感想
Arctis 1 Wirelessを実際にゲームで使ってみました。
結果から言ってしまうと上位モデルと同じスピーカードライバーを採用しているだけあって音はかなりいいです。
もちろん有線モデルのArctis 1も同じスピーカードライバーなので、同じ条件(例えばPS4でアンプなどを介さずに使用する場合)なら聞こえ方は同じでした。
音の傾向としてはやや低音よりですが、中音域や高音域も十分聞こえやすく、全体的にクリアでゲーム用途ならほとんどの方が満足いくレベルではないかと思います。
また、バッテリーを内蔵しながらも約260gと非常に軽量で、側圧も普通からやや強めくらいで個人的にはちょうどいいため、長時間ゲームをしていても全く疲れませんでした。
さらにPCで使用する方は自分がプレイしているゲームに合わせてイコライザーをカスタマイズ可能です。
これは有線モデルにはないメリットです。
そして個人的にうれしかったのはNintendo Switchにレシーバーを変換なしで接続できることです。
▼Nintendo Switchに接続するとこんな感じになります。
2.4GHz接続なのでBluetoothと違って遅延は全く感じませんし、フォートナイトではボイスチャットも可能でした。
携帯モードでヘッドセットを使いたい方には便利だと思います。
ここから個人的に気になって点についてですが、やはり有線モデル同様マイク音質は良くないですね。
ボイスチャット程度なら問題ありませんが、配信やゲーム実況動画の収録にはあまり向かないと思います。
そして最大のデメリットは有線モデルのと価格差だと思います。
おそらく今後値下がりしていくとは思いますが、今のところ有線モデルに比べて割高感がありますね。
「どうしてもワイヤレスがいい!」という場合でなければ有線モデルも視野に入れてみてはどうでしょう。
SteelSeries Arctis 1 Wireless
SteelSeries Arctis 1(有線モデル)
▼Arctis 1 Wirelessのレビュー動画はこちら↓
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。