どうもさっさんです^^
iPhone 7以降イヤホンジャックが廃止されたことによってワイヤレスイヤホンの需要が急速に高まりました。
ただ、ワイヤレスイヤホンは遅延があるため、音楽鑑賞や動画視聴ではそれほど問題ありませんが、ゲーム用途では有線の方がいいと言われています。
しかし先日Razerから発売されたゲーム向け完全ワイヤレスイヤホン「Razer Hammerhead True Wireless」は、他社製イヤホンに比べて約半分の遅延ということで、気になったので購入してみました。
ということで今回はRazer Hammerhead True Wirelessを詳しくレビューしていきます。
さっさんが現在使用中のデバイスや撮影機材のまとめはこちら↓
- Razer Hammerhead True Wirelessについて
- Razer Hammerhead True Wireless 開封＆付属品チェック
- スマホアプリで設定してみる
- Razer Hammerhead True Wirelessを実際に使ってみた感想
Razer Hammerhead True Wirelessについて
Hammerhead True Wirelessとは、2019年12月にRazerから発売された完全ワイヤレスイヤホンで、ゲームモードに切り替えることで遅延を他社製品より少なくできるのが特徴です。
コーデックはSBCとAACの2つに対応していて、一般的なワイヤレスイヤホンの場合はSBCの遅延が約220ms、AACの遅延が約120msとなっていますが、Hammerhead True Wirelessのゲームモードを有効にすると遅延を約60msまで減らすことが可能です。
ちなみにapt-Xの遅延が約70ms、apt-X LLの遅延が約40msなので、apt-X LL非対応のワイヤレスイヤホンに比べて低遅延でゲームをプレイすることができます。
しかしゲームモードを有効化してもapt-X LLよりは遅延が大きいため、Androidユーザーならapt-X LL対応イヤホンの方が遅延については有利です。
また、現在販売されている完全ワイヤレスイヤホンのほとんどがカナル型ですが、Hammerhead True Wirelessはインナーイヤー型なので周囲の音を遮断せず、イヤホンを付けたまま会話をしたり、電車のアナウンスを聞くことができます。（音漏れしやすいというデメリットもあります）
超人気ワイヤレスイヤホンであるAppleのAirPodsもインナーイヤー型でしたが、最近発売されたAirPods Proはカナル型になってしまいました。
僕は第二世代までのインナーイヤー型AirPodsが好きだったので残念に思っていましたが、今回このHammerhead True Wirelessがインナーイヤー型として発売されたためとてもうれしいです。
さらにHammerhead True WirelessはIPX4の耐水性能を有しているため、ジムでのトレーニング中に使用して汗が本体についても壊れる心配はほとんどないと思います。
- 超低レイテンシーの接続
- 耐水性に優れたIPX4設計
- カスタムチューニングされた13mmドライバー
- タッチ操作・音声アシスタント対応
- 省電力のBluetooth 5.0
- シリコン製イヤホンパッド付属
- イヤホン単体で最大3時間、ケースでの充電と合わせて最大16時間使用可能
- USB Type-C充電（ケース）
スペック
| 製品名 | Razer Hammerhead True Wireless |
|---|---|
| 製品画像 |  |
| イヤホン部 | |
| 周波数特性 | 20 Hz ～ 20kHz |
| インピーダンス | 32 ± 15% Ω |
| 感度 | 91 ± 3 dB @ 1 kHz |
| 最大入力 | 8mW |
| ドライバー | 13 mm |
| マイク部 | |
| 周波数特性 | 300 Hz ～ 5 kHz |
| S/N 比 | ≥ 55 dB |
| 感度 | -42 ± 3 dB |
| 集音パターン | オムニディレクショナル |
| その他 | |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.0 |
| ワイヤレスレンジ | 最大10m |
| バッテリー持続時間 | 最大16時間（ケースでの充電を含む |
| 対応コーデック | SBC、AAC |
| 発売日 | 2019年12月20日 |
| 価格（2020年1月14日現在Amazon出品価格） | 14,080円 |
Razer Hammerhead True Wireless 開封＆付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- イヤホン本体
- バッテリー内蔵ケース
- シリコン製イヤホンパッド
- ストラップ
- 充電用USBケーブル
- クイックガイド等
▼それではイヤホン本体を詳しく見ていきましょう。
▼イヤホン内側を見てみると、形状がAppleのAirPodsに非常に似ていて、単純に黒くしたような感じに見えます。
並べて比較してないのが申し訳ないのですが、棒部分（AirPodsでいううどん部分）はAirPodsよりもやや短めでした。
▼正面から見るとこんな感じです。
▼こちらは背面
▼外側にはRazerのロゴが入っていて、この部分をタッチして各種操作を行います。
外側から見るとAirPodsと全然違いますね。
▼続いてケースを見ていきましょう
▼正面にはLEDランプが1つ配置されています。
▼背面には充電用のUSB Type-Cポートがあります。
▼左側には付属のストラップを通すための穴が付いていました。
▼ケースの蓋はマグネット式なので開閉はしやすいです。
ただし作りはややチープで、ガタガタ感があります。
ケースの材質も含め、この価格帯であればもうちょっとコストをかけて欲しかったですね。
▼イヤホンを収納するとこんな感じです。
マグネット式なので適当に入れるだけしっかり固定され充電できます。
▼Hammerhead True Wirelessには着脱式のシリコン製イヤホンパッドが付属しています。
もちろんこれを使わなくても問題ありませんが、例えばイヤホンの装着感が悪くて使っているうちに外れてしまうといった場合には試してみるといいでしょう。
▼試しに右側だけイヤホンパッドを取り付けてみました。
画像では伝わりにくいですが、全体的にほんの少しだけ大きくなる感じです。
装着感についてですが、僕の場合は付けると大きすぎると感じたので、付けずに使いたいと思います。
▼ちなみにイヤホンパッドを付けた状態でもケースには問題なく収納できます。
▼充電用のUSBケーブルは長さ約50cmでType-C形状になっています。
スマホアプリで設定してみる
▼まずはApp StoreかPlay ストアから「Razer Hammerhead True Wireless」というアプリをダウンロードしましょう。
▼ダウンロード後、起動するとイヤホンとペアリングされ、下の画面が表示されます。
ちなみにスマホの設定アプリではなくこのアプリ内でペアリングする必要があるようです。
▼画面下のEQ プリセットをタップすることでイコライザーの変更が可能です。
ただ、個人的にはデフォルトが音楽とゲームの両方に適していると感じました。
▼右上の歯車マークをタップするとバージョン情報の表示などが可能です。
アプリで操作可能な項目は以上で、これならアプリがなくてもどうにかなったのでは？と思いました。
また、このアプリでペアリングしてくださいとありましたが、それだけではイヤホンから音が出ず、結局スマホの設定アプリからもペアリングする必要がありました。
Razer Hammerhead True Wirelessを実際に使ってみた感想
まずはHammerhead True Wirelessを使って音楽を聴いてみました。
イコライザーはデフォルトでも一般的なイヤホンよりかなり低音が強く、やはり音楽鑑賞用というよりはゲーム専用といった感じだと思います。
かといって音楽鑑賞に使えないか？というとそんなことはないのですが、単純に「いい音で音楽を楽しみたい」というのであれば違う選択肢はたくさんあるというだけのことです。
そこまでこだわりがなくて、「ゲームついでに音楽も聴ければいいや」というような方であれば全く問題ないでしょう。
続いてゲームについてです。
CODモバイルをプレイしてみたんですが、低音が強く足音や銃声がかなり聞こえやすいと感じました。
ゲーミングヘッドセットを使っている感覚に近いと思います。
ただ、やはり通常モードでの遅延はそれなりに大きいです。
次にゲームモードを有効にしてみたところ、明らかに遅延が少なくなりました。
先ほども記載した通りAACの遅延が約120msで、ゲームモードを有効にすることで約60msと半分になるため、遅延の少なさを実感できる人は多いと思います。
しかし音ゲーで使ってみたところ、ゲームモードを有効化していてもタイミングを取りずらかったので、タイミングがシビアなゲームには向かないですね。
それ以外のゲームであれば基本的には問題ないと思います。
Androidではやはりapt-X LLに対応したワイヤレスイヤホンの方が優れていると思いますが、iPhoneはapt-X LLどころかapt-Xにすら対応していないため、iPhoneでワイヤレスイヤホンを使ってゲームをしたいと考えている方には現状最強の製品と言っていいと思います。
最後になりますが、Hammerhead True Wirelessはイヤホン本体のバッテリーが最長3時間しかもたないため、普段もっと長い時間スマホゲームをプレイしている方は注意してください。
Razer Hammerhead True Wireless
▼Razer Hammerhead True Wirelessを動画でレビューしました。
実際の遅延を動画で体感できるようにしていますので、購入を検討している方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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