どうもさっさんです^^
ノイズキャンセリングの波が来てますね~。
最近はヘッドホンだけじゃなくイヤホンでもノイズキャンセリング対応のものが増えていますが、やはり音質や音楽への没頭感でいうとヘッドホンには敵いません。
僕は最近の製品でいうとゼンハイザーのMOMENTUM WirelessとPXC 550-Ⅱ Wirelessを持っていて、個人的にはすごく気に入っているんですが(特にMOMENTUM Wireless)、YouTubeにこの2つのレビュー動画を投稿したところ、「高すぎて買えない」「もっと安いものを紹介して欲しい」というコメントが多数寄せられました。
MOMENTUM WirelessとPXC 550-Ⅱ Wirelessはどちらも本当にいいものなんですが、値段が4万円以上と高いのは確かです。
そこでもっと安くていいノイズキャンセリング対応ヘッドホンを紹介できないかと考えていたところ、同じくゼンハイザーから値段の手ごろなHD 450BTという製品が発売したので本記事でレビューしていきます。
SENNHEISER HD 450BTについて
今回レビューするのは2020年3月3日発売開始されたSENNHEISERのHD 450BTというノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホンです。
こちらは2017年に発売されたHD 4.50BTNCの後継モデルで、デザインはあまり変わっていませんがバッテリーの持続時間や対応コーデックが増えています。
HD 450BTのノイズキャンセリングは声や楽器の質感を損なわない自然な音楽再現ということらしく、ノイズキャンセリング有効化による圧迫感はそれほどないようです。
記事執筆時点(2020.3.3)でのAmazonでの販売価格が24,200円と、MOMENTUM WirelessやPXC 550-Ⅱ Wirelessに比べて約2万円安く購入可能で、他社製のノイズキャンセリング対応ヘッドホンと比べても比較的安価です。
もちろんその分機能や性能は上位モデルより低いのでしょうが、「そこまでお金をかけずにちょっといい音で音楽を楽しみたい」というような方の良い選択肢になりそうです。
- Apt-XやAACに対応しているため、AndroidでもiPhoneでも高音質な音楽再生が可能
- ノイズキャンセリング有効でも最大30時間のタフバッテリー
- 約238gの軽量コンパクト設計
- 2マイクビームフォーミングによる高音質通話が可能
- 主張しすぎないシンプルで洗練されたデザイン
- ブラックとホワイトの2色展開
スペック
製品名 | HD 450BT |
---|---|
製品画像 | |
周波数帯域 | 18 Hz ~ 22,000 Hz (-10 dB) |
感度 | 108 dB (1 kHz/0 dBFS) |
全高調波歪(THD + N) | < 0.3 % (1 kHz, 100 dB) |
イヤカップ形状 | アラウンドイヤー |
スピーカー形式 | ダイナミック・密閉型 |
Bluetooth バージョン | 5.0 |
コーデック | SBC, AAC, AptX™, AptX™ Low Latency |
本体重量 | 約238g |
動作時間 | 30時間 (Bluetooth+ANC) |
充電時間 | 約2時間 |
発売日 | 2020年3月3日 |
価格(2020年3月3日現在Amazon出品価格) | 24,200円 |
SENNHEISER HD 450BT
SENNHEISER HD 450BT開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- HD 450BT本体
- 充電用USBケーブル
- 有線接続用ケーブル
- キャリングポーチ
- クイックガイド・安全ガイド
▼それではHD 450BT本体を詳しく見ていきましょう。
携帯時はこのようにコンパクトに折り畳むことができます。
▼広げるとこんな感じになります。
▼ヘッドバンド外側はプラスチック製で、控えめなSENNHEISERのロゴが入っています。
ヘッドバンドの幅はやや細めですね。
▼ヘッドバンド内側はシリコンのような素材で、クッション性はそこまで高くなさそうです。
▼ヘッドバンドの長さは手で引っ張って伸ばすタイプです。
▼こちらはイヤーカップ左側です。
特にロゴなどないシンプルなデザインです。
左側にボタンや端子類はありません。
▼こちらはイヤーカップ右側です。
真ん中あたりの穴のようなものはマイクです。
▼端子類はこちら側に全て配置されていて、右からマイク、電源ボタン(ノイズキャンセリングオン・オフ)、有線ケーブル用端子、充電用USB Type-C端子と並んでいます。
▼USB Type-C端子に続いて音量調整ボタン、再生・停止などの操作ボタン、ボイスアシスタントボタンとなっています。
▼イヤーカップはPUレザー製で、クッション性はなかなか高いです。
耳がすっぽりと収まるタイプなんですが、その穴があまり大きくないため人によっては耳にあたって気になるかもしれません。(ちなみに僕はあたります)
▼続いて付属品を見ていきましょう。
こちらは有線で使用する場合に必要なケーブルです。
▼充電ケーブルはUSB Type-A←→Type-C端子となっています。
PXC 550-Ⅱ WirelessはなぜかMicro USBを採用していましたが、こちらは最新のType-Cを採用していて個人的にはこれだけでもありがたいポイントです。
▼こちらは持ち運び用のキャリングポーチです。
素材は薄くてクッション性はほぼないですね。
ただ、落としたりしなければ一応傷などからは守ってくれそうです。
専用アプリで設定可能な項目をチェック
▼アプリはMOMENTUM Wirelessなどと同じく「Smart Control」に対応しています。
ただ、変更可能な項目はイコライザーだけで、ノイズキャンセリングの強度調整や外音取り込みのオンオフはできません。(というかこのヘッドホンは外音取り込み機能がありません)
その辺を細かくいじりたい方はやはり上位モデルを選ぶことになりそうです。
HD 450BTを実際に使ってみた感想
ということでHD 450BTを使って実際に音楽を聴いてみました。
HD 450BTの音を一言でいうと非常にマイルドって感じです。
ほどよく強いSENNHEISERの低音と、刺さり過ぎない高音が非常にマッチしていて音楽を聴いてて本当に自然で心地いいです。
はっきり言ってしまうと僕が最も気に入っているMOMENTUM Wirelessに比べて音質的にも本体の質感的にも劣るため、それを使った後にHD 450BTを使うとやはり感動はないですし、所有している喜びも少ないのかもしれませんが、冒頭でも記載した通りMOMENTUM Wirelessは4万円台後半と非常に高価なヘッドホンなので、値段が約半額というのを考えると性能と価格のバランスはちょうどいいくらいなのかなと思います。
また、僕はノイズキャンセリング特有の圧迫感というか閉鎖感というか、あの感じが苦手なんですが、HD 450BTはノイズキャンセリングが自然で有効にしても嫌な感じが全くありません。
強度はそこまで強くないため割とうるさい場所だと全て打ち消すことはできないかもしれませんが、僕にとってはこのくらいで十分です。
ただ、ちょっと残念なのは外音取り込み機能がないことです。
外音取り込み機能があればヘッドホンを付けたままでも人と会話ができたり、電車のアナウンスを聞くことができて便利です。
まぁ会話はヘッドホンを付けたままっていうのは失礼にあたるかもしれないので、個人的には外した方がいいと思いますが、電車で使う場合はあった方がいいと思います。
この点をどう取るかで購入するかしないか迷う方も多いでしょう。
個人的にはMOMENTUM Wirelessが一番おすすめなので、自分の求める機能や予算と合わせて選んでみてください。
SENNHEISER HD 450BT
SENNHEISER HD 350BT(ノイズキャンセリング不要ならこちらもあります)
▼HD 450BTを動画でレビューしました。
購入を検討されている方は是非こちらもご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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