どうもさっさんです^^
YouTubeをやっているとどうしてもこだわりたくなるのがカメラやマイクなどの撮影機材です。
実際音質が少し良くなろうと気付いてくれる視聴者さんは少ないかもしれませんが、それでもやっぱりいいものを使いたいんですよね(笑)
ということで今回はYouTube用に新しいマイクを買ったので本記事で詳しくレビューしていきます。
RODE Wireless GOのレビュー記事はこちら↓
- ZOOM F1-LPについてと購入の経緯
- ZOOM F1-LP 開封&付属品チェック
- ZOOM F1-LP・RODE Wireless GO・ゼンハイザー XSW-Dのサイズを比較
- ZOOM F1-LPの設定や操作性について
- ZOOM F1-LPの音質について
ZOOM F1-LPについてと購入の経緯
ZOOM F1-LPとは、プロ品質のオーディオ収録に対応したフィールドレコーダーである「LP」に、服の胸元などに装着できるピンマイクを付属したセットです。
小型軽量設計で撮影時に重さを感じたり、邪魔にならないサイズ感で、それでいて非常に高音質で録音することができる製品です。
電源は単四電池2本で、リチウム乾電池なら最大16時間連続で音声を録音可能なため、あらゆる撮影に対応可能です。
また、F1はZOOM独自のマイクカプセル交換システムに対応し、ショットガンマイクやステレオマイクなど、シチュエーションに合わせて様々な使い方ができます。
実はこのZOOM F1-LPを買う前からRODE Wireless GOとゼンハイザー XSW-Dというワイヤレスでカメラに直接音声を収録できるラべリアマイクは持っていたんですが、それらはワイヤレス故に障害物によわく、特にRODE Wireless GOは胸元につけてカメラに背を向けるだけで音声が途切れることもあったため、それを解消するためにZOOM F1-LPを購入しました。
ZOOM F1-LPで録音する場合、動画編集時にカメラで録音した音声とタイミングを合わせたり、データ移動や管理の手間が増えるといったデメリットはありますが、絶対に失敗できないような収録ではZOOM F1-LPの方が安心感は高いですね。
これから暖かくなったら屋外での動画にもチャレンジしたいと考えているため、このZOOM F1-LPを使いたいと考えています。
- モノラルまたはステレオ録音が行える、軽量コンパクトなフィールドレコーダー
- 出演者のベルトなどに装着できるウェアラブル設計
- 衣服の胸元などに装着できるラベリアマイク(ピンマイク)付属
- 記録メディアにmicroSD/microSDHCカードを採用(最大32GB対応/別売)
- 最高24bit/96kHzのWAVまたはMP3形式、モノラルまたはステレオファイルに録音
- 録音ファイルにタイムスタンプを記録できる、Broadcast WAVフォーマット(BWF)準拠
- カメラ側のオーディオ入力レベル調整がスムーズに行えるテストトーン機能
- 録音開始/終了時にトーン信号をライン出力するサウンドマーカー機能
- リミッター、ローカットフィルター、オートレベル機能
- 各録音ファイルに最大99個のマーカーを記録可能
- ステレオミニ仕様の外部マイク/ライン入力(2.5Vプラグインパワー対応)
- 専用ボリュームコントロール付きヘッドフォン出力
- RECボタンを押す2秒前の音から録音できるプリREC機能
- ZOOM独自のマイクカプセル交換システムに対応
- 設定メニューの日本語表示に対応 コンピュータのジッタに影響されないアシンクロナス転送のUSBオーディオ機能
- 単4電池2本または別売ACアダプタ(AD-17)で駆動
スペック
製品名 | ZOOM F1-LP |
---|---|
製品画像 | |
記録メディア | microSD/microSDHC規格対応カード (Class 4以上、最大32 GB) |
記録フォーマット | WAV:44.1 kHz/16-bit、48 kHz/16-bit、48 kHz/24-bit、96 kHz/24-bit モノ/ ステレオ BWF フォーマット対応 MP3:48 kbps、128 kbps、192 kbps、256 kbps、320 kbps モノ/ ステレオ ID3v1 タグ対応 |
表示 | 1.25"" モノクロLCD(96×64) REC LED(赤) |
INPUTS | |
MIC IN | ズームマイクカプセル入力 |
MIC/LINE IN | コネクタ: 3.5 mm ステレオミニ (スクリューロック付き) プラグインパワー対応(2.5 V) 入力ゲイン: -12 dB ~ +36 dB 入力インピーダンス: 2 kΩ以上 |
ラベリアマイク | プラグ: 3.5 mm ステレオミニ (スクリューロック付き) 指向性: 無指向性 感度: -32 dB/1 Pa 1kHz 最大入力音圧: 115 dB spl ケーブル長: 160 cm |
OUTPUTS | |
PHONE OUT | コネクタ: 3.5 mm ステレオミニ (スクリューロック付き) 最大出力レベル: 11 mW +11 mW(32 Ω負荷時) |
microUSB | <マスストレージクラス動作> USB 2.0 High Speed <オーディオインターフェース動作> USBクラス・コンプライアント 仕様:44.1kHz/16-bit、48kHz/16-bit 2-in/2-out 転送方式: アシンクロナス転送 <対応OS> Windows:Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 Mac:Mac OS X 10.10 / 10.11 / 10.12 / 10.13 / 10.14 |
その他 | |
電源 | 単4電池×2(アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池) ACアダプタ(ZOOM AD-17): DC 5V/1A |
連続録音中の電池持続時間の目安 | ラベリアマイク使用時(48 kHz/24-bit、モノラル、プラグインパワーON): アルカリ乾電池: 約10時間 ニッケル水素蓄電池(750 mAh): 約9時間 リチウム乾電池: 約16時間 |
外形寸法 | 64 mm (W) x 79.8 mm (D) x 33.3 mm (H) |
重量 | 120 g (電池含まず) |
価格(2020年3月26日現在Amazon出品価格) | 17,155円 |
ZOOM F1-LP 開封&付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- ZOOM F1本体
- 単四アルカリ電池×2
- ラべリアマイク
- ベルトホルダー
- ウインドスクリーン
- マイクホルダー
- クイックガイド等
▼それではF1本体を詳しく見ていきましょう
▼本体は小型軽量で、腰に身に着けても邪魔になったり重さを感じるほどではない程度のサイズ感です。
正面にはディスプレイと各種ボタンが配置されています。
▼左側にはヘッドホンでモニターした際のボリューム調整ボタン、micro USB端子、バッテリー収納口があります。
▼下部にはラべリアマイクの差込端子とヘッドホンジャックが配置されています。
▼右側には電源/HOLDスイッチとmicroSDカードスロットがあります。
▼上部にはプラスチックのカバーが付いていて、外すとオプションのマイクを取り付ける端子があります。
僕は購入していませんが、ショットガンマイクを付けてバックアップ用のサブマイクとして使っても良さそうですね。
▼背面には特に何もありません。
▼それでは付属品についても見ていきましょう。
こちらがZOOM F1-LPに付属するラべリアマイクです。
どのくらいの音質なんでしょう。
楽しみですね~。
▼ケーブルをほどいてみたところやや型が付きやすいケーブルというか、音質はともかくケーブルはあまり品質は高くなさそうでした。
▼マイク先端はこんな形状になっています。
▼実際に使用する際には付属のウインドスクリーンを付けて使うのが一般的だと思います。
▼ウインドスクリーンを取り付けると一気にピンマイクっぽさが増しました。
▼マイクを見につけるためのホルダーも付けてみましょう。
▼さりげなく入ったZOOMのロゴがまたいい感じですね。
▼ホルダーの角度は8方向に変えることができます。
こういった付属のホルダーって角度が変えられないものもあるんですよね。
このホルダーは変えられてよかった...
▼ZOOM F1-LPにはベルトホルダーが付属しています。
これを使わなくても両サイドの金属の棒にベルトを通せそうですが、まぁ合った方がベルトに引っ掛けるだけでいいので楽なんですかね。
▼取り付けはF1の裏にあるネジ穴に付けるだけと非常に簡単です。
▼ベルトに引っ掛けるとこんな感じになります。
実際に使う際にはもっと後ろに付けた方がいいかもしれませんね。
▼マイクは服の中を通してこんな感じで付けるのがいいでしょう。
なんだかこんな風にマイクが付いてるとテレビタレントみたい(笑)
ZOOM F1-LP・RODE Wireless GO・ゼンハイザー XSW-Dのサイズを比較
▼3つを並べるとこんな感じです。
なんだかこうやって見ると思ったよりもZOOM F1-LPがコンパクトなんだなぁと感じました。
実際体に付けてみても重さを感じたり邪魔に感じることはなかったので、快適に動画撮影が行えそうです。
ZOOM F1-LPの設定や操作性について
▼電源を入れ、初期セットアップを済ませました。
トップ画面では録音フォーマット、ローカット、音量リミッター、音量レベルがそれぞれワンボタンで切り替えられるようになっています。
正直購入前は「なんだかボタンが多くてややこしそうだなぁ」と思っていたんですが、実際に触ってみると予想以上に簡単でした。
設定が済んだら後は右側の録音開始ボタンを押すだけです。
録音が済んだら録音開始の上にある停止ボタンを押すことで終了できます。
▼その他の設定については停止ボタン(兼オプションボタン)を押しながらREC LEVELを押すことでメニュー画面が表示されるのでそこから行います。
僕の場合は変えたとしても音量やローカットくらいだと思うので、何ら問題なく使うことができそうです。
ZOOM F1-LPの音質について
僕は普段の撮影にゼンハイザーのMKE 600というショットガンマイクを使用しています。
YouTuberの瀬戸弘司さんがレビューして他のYouTuberがこぞって使いだしたモデルです。
その流れで僕も買ってみたんですが、音は自然でとてもクリア、ホワイトノイズも少ないし文句のつけようがありません。
ただ、やはりカメラの上に乗せてその正面からの音を拾うようにできているため、例えば屋外で動き回ったり離れた場所でしゃべった際の音声は当然拾ってくれません。
そういった場面で活躍するのがZOOM F1-LPやRODE Wireless GOです。
しかし冒頭でも記載した通りRODE Wireless GOなどはワイヤレスでレシーバーとつながっているため障害物があると声が途切れてしまうというデメリットがあります。
なので途切れる心配がある場合にはZOOM F1-LPのような独立して音声を収録してくれる機材が最強といっていいでしょう。
そしてZOOM F1-LPの音質が普段使っているMKE 600に比べてどうかという話ですが、やはりMKE 600には単純に劣るという印象を受けました。
なんだか少しモコモコしてるというか、こもっているような気がしました。
まぁ値段もタイプも違うのでそもそも比べるものでもないのかもしれませんが、できれば現在使っていて満足しているMKE 600に食い下がって欲しいですからね。
とはいってもZOOM F1-LPも全然悪いわけではなく、「あくまでその二つを比べる」という話です。
このマイクを使って動画を撮影しても「音が悪い」と視聴者さんに言われることはまずないのではないでしょうか。
続いてRODE Wireless GOやゼンハイザー XSW-Dに比べた場合ですが、3つのマイクでほぼ同じ設定になるように録音して聞き比べてみたところ、個人的にはZOOM F1-LPが一番でRODE Wireless GOが2番かなぁと思います。
音の傾向についてですが、ZOOM F1-LPが一番自然な感じがしました。
RODE Wireless GOはちょっと高音により過ぎているというか、クリアなのはいいんですがよく聴くと若干不自然な感じもあるんですよね。
ゼンハイザー XSW-Dは逆に低音により過ぎている気がします。
知識がある方なら編集で音声をいじった方がいいかもしれません。
ZOOM F1-LPは実際のYouTube撮影で使用するレベルのクオリティには十分達していると思います。
今後屋外での撮影をする際には(何をするかは決まってませんが)これを使っていきたいと思います。
ZOOM F1-LP
RODE Wireless GO
ゼンハイザー XSW-D
▼ZOOM F1-LPを動画でレビューしました。
音質比較などもしていますので購入を検討されている方は是非ご覧ください。
【新機材】小さいのに超高性能!ZOOM F1-LPの音質・操作性・機能性が神すぎる!!