どうもさっさんです^^
ゲーミングデバイスで人気のメーカーと言えばやはりRazerは外せませんよね。
なんと先日そのRazerから「ゲーミング」ではなく音楽鑑賞向けのワイヤレスヘッドホンが発売され、今注目を集めています。
ということで今回はRazerから発売されたばかりの「Razer Opus」をレビューしていきます。
Razer Black Widow Lite JPのレビューはこちら↓
Razer Opusについて
Opus(読み:オーパス)とは、2020年5月29日に発売されたRazerでは初となる音楽鑑賞向けのワイヤレスヘッドホンです。
今までにRazerから発売されたのはボイスチャット用のマイクを搭載し、デザインはゴツめの「ゲーミングヘッドセット」ばかりでしたが、Opusは屋外での使用を考慮したスタイリッシュでシンプルなデザインとなっています。
Razerのゲーミングヘッドセットはかっこよくて好きなんですが、外で使うとなるとOpusのようなシンプルなデザインの方が好まれそうですね。
価格は発売時点で約25,000円とワイヤレスヘッドホンとしてはミドルクラスくらいに位置し、それでいてアクティブノイズキャンセリングやアンビエントモード(外音取り込み機能)など、他社の上位モデルにあるような機能を搭載しています。
また、OpusはTHX認証を取得し、高品質なサウンドを実現しているのも特徴です。
- THX認証ヘッドホン
- アクティブノイズキャンセリング機能搭載
- アンビエントモード(外音取り込み機能)搭載
- 自動停止機能搭載
- スマホアプリによるイコライザ調整に対応
- AAC・Apt-X対応によりiPhoneでもAndroidでも高音質な音楽再生が可能
製品名 | Razer Opus |
---|---|
製品画像 | |
ドライバー | 40mm ダイナミックドライバー |
周波数特性 | 20 Hz ~ 20 kHz |
マイク | ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングテクノロジー用 x 4 、ボイスチャット用 x 2 |
コーデック | AAC、Apt-X |
バッテリー持続時間 | 最大 25 時間 |
重量 | 265g |
発売日 | 2020年5月29日 |
価格(2020年6月3日現在Amazonでの出品価格) | 24,800円 |
Razer Opus 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- キャリングポーチ
- Razer Opus本体
- 充電用USBケーブル
- 有線接続用ケーブル
- 機内用変換アダプター
- USB Type-C→Type-A変換アダプター
- クイックガイド等
▼それではRazer Opus本体を詳しく見ていきましょう。
本体カラーはミッドナイトブルーとブラックの2色展開で、今回レビューに使うのはミッドナイトブルーです。(ブラックは7月発売)
ぱっと見た感じだとRazerというのがわからないくらいシンプルなデザインです。
やはり屋外で使うことを考えるとこのくらいスッキリしていた方がいいですよね。
▼ヘッドバンドは外側・内側共にPUレザー製で、質感はかなり高いです。
ヘッドバンド内側のクッションはかなりフカフカなので長時間装着しても快適そうです。
▼ヘッドバンドの長さ調整は手で引っ張って行う一般的なタイプです。
▼イヤーカップの少し上にはシルバーでRazerの文字が入っています。
▼イヤーカップにはTHX認証のマークがプリントされています。
▼イヤーパッドはヘッドバンドと同じPUレザー製で質感が高く、クッション性も十分です。
▼イヤーカップ左側の真下より少し後ろにはノイズキャンセリング切替ボタン(兼長押しでアンビエントモードボタン)、電源ランプ、電源ボタンと並んでいます。
▼真下から前方に向かって有線接続端子、充電用USB Type-C端子、マイク(?)と並んでいます。
▼イヤーカップ右側の後ろ側にはボリュームの上げ下げボタンと、その二つの間にマルチファンクションボタン(曲の再生停止や通話の着信、曲送りや曲戻しなどの操作が可能)が配置されています。
▼Razerのゲーミングヘッドセットのようなゴツ目のデザインが好みという方には少し物足りないかもしれませんが、個人的にはかなり好みです。
ブラックの発売も楽しみですね。
▼持ち運び用のポーチはハードタイプでしっかりとヘッドホン本体を衝撃から守ってくれそうです。
▼表面はPUレザー製で高級感があります。
▼ケースは少し余裕があるので充電用のUSBケーブルが持ち運び可能で、さらに機内用アダプターとUSB変換アダプターの収納ポケットを備えているため必要なものを一式持ち歩くことができます。
▼充電用のUSBケーブルは約30cmほどでした。
▼有線接続用ケーブルの長さは1.5mあるので、自宅でゲーム機やPCに接続して使いたいという場合でも十分対応可能でしょう。
スマホアプリで設定可能な項目をチェック
▼App StoreからRazer Opusというアプリをダウンロードしました。
こちらがアプリのトップ画面です。
あらかじめ用意されている5つのプリセット「THX」「増幅」「音声」「低音の強化」「クリアさの向上」から好きなものを選ぶことができます。
基本的には音楽鑑賞なら「THX」、FPSなどのゲームをするなら「低音の強化」というように使い分けるのがいいと思います。
注意点としてはこの設定は電源オンの状態でなければ有効にならないため、電源オフで有線使用する場合は全く意味がないということです。
もし有線使用時にもイコライザーの設定をいじりたいのであれば、別途MixAmpなどを用意するのが良さそうです。
▼右上の歯車マークから設定を開きました。
ここでは無操作時に何分でスリープするかや、ヘッドホンを外した際に音楽の再生を一時停止するかどうかを変更できます。
Razer Opusのアンビエントモード(外音取り込み)は本体のボタンを長押し中のみ有効化される仕様でその点に関しては賛否両論あるため、できればアプリの設定から長押し中のみ有効にするのか、それともボタンを押すたびに切り替えるのかなどを変更できるようにして欲しかったですね。
実際にRazer Opusを使ってみた感想
Razerといえばやはり「ゲーミング」という印象が強く、ヘッドセットはFPSなどに適した低音を強調したモデルがほとんどなので、「Razer Opusも低音強めかな?」と予想していたのですが、実際に音楽を聴いてみると低音域から高音域までのバランスが非常に良く、単純に音がいいヘッドホンだなと感じました。
Razer Opusの初値は24,800円と、ノイズキャンセリングやアンビエントモードを搭載したワイヤレスヘッドホンとしては普通から少し安いくらいかと思うのですが、同価格帯のヘッドホンと比べても同等以上の音質を実現していると思います。
さすがTHX認証を取得しているだけのことはありますね。
ただし、音の広がりや臨場感については思ったほどではないのかなという印象を受けました。
そのためPCのFPSを有線でプレイしたところ、Razer製ゲーミングヘッドセットに比べてやや定位が劣る気がします。
もちろん音自体はゲームでも素晴らしいのですが、メインの用途が有線接続でのゲームというのであれば他の製品を選ぶのもありですね。
また、Razer Opusをスマホとペアリングしてスマホゲーに使いたいという方もいると思うのですが、Bluetooth接続による遅延は一般的なワイヤレス製品と同様に発生するので注意が必要です。
遅延が勝敗などにつながらないゲームタイトルなら問題ないかもしれませんが、そうでない場合はやはり有線接続での使用がおすすめです。
続いてマイク音質についてですが、Razer Opusはあくまで「ヘッドホン」であって、搭載しているのはゲーミングヘッドホンのように口元に伸びるマイクではなくイヤーカップに搭載した無指向性のマイクです。
そのため「それほどマイク音質には期待できないだろう」と予想していたのですが、実際に録音して確認したところ、若干ホワイトノイズはのるものの中々の高音質で、ボイスチャットくらいなら普通に使えそうなレベルでした。
しかし無指向性マイクの特性上環境音やキーボード・マウスの音は一般的なヘッドセットに比べて拾いやすいため、その点は注意が必要です。
今回レビューした「Razer Opus」は、Razerから発売された初の音楽鑑賞向けヘッドホンということでしたが、個人的には予想以上の性能とデザイン性で完成度はかなり高いと感じました。
値段的にもこの機能では割と手頃ですし、これはワイヤレスヘッドホンに興味のあるゲーマーからかなり人気になりそうです。
アンビエントモードの使い勝手や音の広がりが今一つという点は次期モデルに期待したいですね。
YouTubeでも詳しくレビューしていますので、よろしければ是非ご覧ください。
▼Razer Opusのレビュー動画↓
【Razer Opus レビュー】ゲームも音楽もこれ1つ!RazerのANC対応ワイヤレスヘッドホンがすごい!!