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【BlackShark V2 レビュー】Razerの新作ヘッドセットの性能がヤバイ!足音わかりすぎでしょ...

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どうもさっさんです^^

先日人気デバイスメーカーのRazerから「BlackShark V2」という新型ヘッドセットが発表され注目を集めています。

今回はそのBlackShark V2を発売に先駆け、同じくRazerの人気ヘッドセット「Kraken」と比較もしながら詳しくレビューしていきます。

Kraken for Consoleのレビュー記事はこちら↓

 

Razer BlackShark V2について

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BlackShark V2とは、2020年8月18日にRazerから発売される新型ゲーミングヘッドセットで、BlackSharkシリーズの新作としては実に7年半ぶりとなります。

形状やデザインは航空機用ヘッドセットに似せた初代よりも現代チックというか、シンプルですっきりとした印象になりました。

現在も販売されているRazerの人気ヘッドセットシリーズ「Kraken」に比べるとガラッと印象が変わるので好みがわかれるかもしれません。

BlackShark V2は、「素晴らしいオーディオ、クリアなマイク音質、優れた遮音性の3つを備えたeスポーツ向けヘッドセットで、プロのようなパフォーマンスを発揮できる」という製品で、かなりこだわって開発された製品のようです。

採用されているスピーカードライバーは「RAZER TRIFORCE チタン 50mm ドライバー」というもので、3つのドライバーを搭載しているかのように高音、中温、低音をそれぞれ調整できる新しい特許取得済みの設計らしく、おそらくKrakenシリーズよりも音質的には有利と考えていいと思います。

また、専用ソフトをインストールしたPCで付属のUSBサウンドカードを使うことによりTHX SPATIAL AUDIO(高精度の立体音響とリアルな音質を実現する次世代のサラウンドサウンド)が使用可能で、従来のバーチャルサラウンドに比べて優れた定位でのゲームプレイができます。

本記事では触れませんが、8月18日に下位モデルのBlackShark V2Xも発売されます。

  • RAZER TRIFORCE チタン 50mm ドライバー
  • 262gの軽量設計
  • 高音質マイク
  • USBサウンドカードを接続すると優れた定位を実現したTHX SPATIAL AUDIOを使用可能

スペック

製品名 Razer BlackShark V2
製品画像
ヘッドホン
周波数特性 12 Hz ~ 28 KHz
インピーダンス 32 Ω @ 1 KHz
感度 (1kHz) 100dBSPL/mW、1KHz
ドライバー カスタムダイナミック 50mm ドライバー
イヤーカップ内径 65 x 40 mm / 2.56in x 1.57in
マイク
周波数特性 100Hz-10KHz
S/N 比 60dB
感度 (1kHz) -42dB V/Pa、1KHz
集音パターン 単一指向性
その他
ケーブル長 1.8 m
概算重量 262g
発売日 2020年8月18日
価格(2020年8月15日現在Amazon予約価格) 12,980円

 

Razer BlackShark V2 開封&外観チェック

▼外箱はこんな感じです。

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▼中身を取り出し並べてみました。

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内容物一覧

  1. BlackShark V2本体
  2. 着脱式マイク
  3. USBサウンドカード
  4. クイックガイド等
  5. キャリングポーチ

 

▼それではヘッドセット本体を詳しく見ていきましょう。

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▼ヘッドバンド外側は質感の高いPUレザー製で、Razerのロゴが入っています。

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▼ヘッドバンド内側のクッション表面は通気性を考慮してかメッシュ素材になっています。

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クッション性も申し分ないですね。

▼ヘッドバンドの長さは細い金属部分が伸縮(というかなんというか)するようになっています。

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▼イヤーカップは丸みを帯びた形状で、中央にRazerのロゴが入っています。

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また、イヤーカップ左側の少し下の方にダイヤルが配置されていて、ボリュームの上げ下げが可能になっています。

▼イヤーカップ左側下部には右からマイクミュートボタン、ヘッドホンケーブル、マイク端子と並んでいます。

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▼イヤーパッドの表面素材はメッシュ製で、こちらも通気性は良さそうです。

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クッション性もヘッドバンドクッションと同様にとてもいい感じです。

搭載されているスピーカードライバーは「RAZER TRIFORCE チタン 50mm ドライバー」という新開発のもので、かなり音にはこだわりを持っているようです。

ちなみに同日発売のBlackShark V2Xに採用されているのは「RAZER TRIFORCE 50mm ドライバー」で、チタン製の方が高音域の再現性が高いと言われていて、比べるとBlackShark V2の方がクリアだそうです。

▼マイクは自由に着脱可能で、取り外してヘッドホンとして使うことも可能です。

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▼マイクを取り付けるとこんな感じの見た目になります。

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Krakenと好みはわかれそうですが、個人的には結構好きな見た目です。

▼ヘッドセットのケーブルは布巻で、結構柔らかいので取り回しはしやすそうです。

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▼接続端子は4極3.5mmプラグになっているため、PS4やNintendo Switchに接続して使うこともできます。

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▼Razer Synapseという専用ソフトをインストールしたPCで付属のUSBサウンドカードを使う場合はTHX SPATIAL AUDIO(高精度の立体音響とリアルな音質を実現する次世代のサラウンドサウンド)を使用可能です。

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ただし、PS4やNintendo SwitchではTHX SPATIAL AUDIOは使用できません。

 

Krakenと比較してみる

▼ここで人気ゲーミングヘッドセットのKrakenと比較してみます。
左がBlackShark V2で右がKraken for Consoleです。

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違うシリーズなので当然っちゃ当然かもしれませんが、結構デザインの違いは大きいですね。

▼重量は実測値で75gの差がありました。

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重いことによるメリットはないと思いますので、これは単純にBlackShark V2に軍配が上がります。

▼Krakenのマイクは着脱式ではなく格納式です。

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これは一長一短という感じでしょうか。

 

専用ソフトで設定可能な項目をチェック

▼PCに接続してRazer Synapseを起動しました。

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ソフトにはBlackShark V2ではなく「RAZER USB SOUND CARD」として認識されるようです。

▼設定画面を開きました。
サウンドタブではボリュームの調整ができますが、これはWindowsのシステムの設定と連動しているのでわざわざこの画面で行う必要はなさそうです。

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▼続いてミキサータブです。
ここでは起動したソフトに合わせて「ゲームモード」「音楽モード」「映画モード」のどれにするかを設定できます。

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ただ、特に何も設定しなくてもゲームはゲームモード、それ以外は音楽モードなどと自動で切り替わってくれるようです。

▼強化タブではイコライザーの設定を変更したり、自分でカスタムイコライザーを設定することができます。

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僕は最近APEX LEGENDSをプレイしているんですが、あらかじめ用意されている「ゲーム」で快適に使うことができました。

また、必要に応じて「低音ブースト」「音の正規化」「音声の明瞭度」を設定できます。

▼最後にマイクタブです。
ここではマイクにエフェクトをかけたりいイコライザーを当てることができます。

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全て試してみましたが、中には音声が少し不自然になるものもあったため、個人的にはデフォルトでつかうかイコライザーのブロードキャストを適用するのがいいと感じました。

 

実際にゲームでBlackShark V2を使ってみた感想

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まずはヘッドセットの付け心地についてです。
側圧は強すぎず弱すぎずちょうどいい感じでメッシュのイヤーパッドがさらさらでかなりいい感じでした。

重量が約260gということもあって長時間ゲームをしても頭や首が疲れることはなかったです。

続いて音質についてです。
人気ヘッドセットのKrakenは低音が強く、ゲームや映画を大迫力で味わうことができる製品なのですが、若干音がこもり気味という欠点がありました。

しかしBlackShark V2はRAZER TRIFORCE チタン 50mm ドライバーの恩恵なのか、全体的にクリアで非常に聞きやすい音になっていました。

低音の迫力はKrakenよりも落ちますが、全体的にバランスがとれていて色々な用途で使用できそうです。

また、付属のUSBサウンドカードでAPEX LEGENDSをしてみたところ、僕が普段使っているMixAmp Pro TRよりも定位に優れていて敵の位置がかなり把握しやすかったです。

約13,000円という価格でこの性能は魅力ですね。

ただ、ゲーム音とボイスチャット音声の個別調整ができなかったり、付属のUSBサウンドカードに接続した際のマイク音質がそこまで良くないなど、ちょっとだけ残念な点もありました。

ただ、先ほども言った通り価格が価格なので、それに対する性能という意味だと非常に優秀な製品だと思います。

Razer BlackShark V2

Razer BlackShark V2X 

Razer Kraken for Console


▼YouTubeでもBlackShark V2をレビューしました。
マイク音質比較などもしていますので検討されている方は是非そちらもご覧ください。

 

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