どうもさっさんです^^
最近BTOパソコンやPC自作に挑戦する方で、起動時間やソフトの立ち上げ速度が速いという理由で『M.2』という規格のSSDを搭載する方が増えています。
しかし、M.2のSSDは高性能な分非常に高価なため、従来のSATA規格のSSDやHDDで妥協している方もいます。
そんな中先日発売されたキングストンのM.2規格のSSD『A1000』が非常にコスパに優れているということで、僕がPCに搭載しているSamsungのSSDと性能を比較しながらレビューしたいと思います。
1.キングストンのA1000について
A1000は2018年4月3日に発表されたキングストンのM.2規格のSSDで、シーケンシャル読込最高1,500MB/sec、書込最高1,000MB/sec、ランダム読込最高120,000 IOPS、書込最高100,000 IOPSの高速伝送に対応し、容量ラインナップは240GB、480GB、960GBの3モデルがあります。
他社製のSSDはシーケンシャル読込最高3000MB/sec以上、書込最高1500MB/secのものもありますが、このSSDの最大の魅力はM.2規格でありながら価格をSATA規格のSSD並みに抑えてきたところでしょう。
金額的な面でこれまでM.2のSSDに手が出せなかった方にもかなり注目される製品ではないでしょうか。
2.A1000をPCに取り付けてみる
今回は『A1000』の480GBモデルを僕のPCに取り付けてみたいと思います。
M.2のSSDを見たことがない人もいるかもしれませんね。
写真ではわかりにくいですがかなり小さいです。
包装は簡易的なんですが、これは僕がレビュー用に製品提供して頂いたものなので実際に購入したものとは違うかもしれません。
取り出してみるとこんな感じです。
僕が今年(2018年)に入ってすぐに自作したPCがあるので、今回はそれに取付してみます。
PC自作記事はこちら↓
PCケースの蓋を開けるとこんな感じになっています。
ちょっと配線が汚くてずかしいですが(笑)
ちなみに現在僕が使用しているのはSamsungの『960 EVO』というなかなか高性能なSSDの1TBモデルで、購入時は60,000円ほどでした。
M.2接続端子が一つしかないマザーボードが多いと思いますが、僕が使用しているMSIの『Z370 GAMING PRO CARBON AC』というマザーボードはM.2接続端子が二つついているため、今回はその二つ目に取付します。
実際に取付しました。
自作やパーツ交換をしたことがある方であれば5分くらいで簡単に終了すると思います。
M.2のSSDは高性能故にかなり発熱しますので、できれば併せてヒートシンクを取付することをおすすめします。
(キングストンのSSDはOSインストール用にはしないので今回はこのまま使用します)
3.ベンチマークソフト『CrystalDiskMark 6』で性能を比較してみた!
製品名 | Kingston A1000 | Samsung 960 EVO |
---|---|---|
製品画像 | ||
フォームファクタ | M.2 2280 | M.2 2280 |
インターフェース | PCIe3.0 x 2 | PCIe3.0 × 4 |
容量 | 240GB 480GB 960GB |
250GB 500GB 1TB |
シーケンシャルリード | 1,500MB | 3,200MB |
シーケンシャルライト | 240GB-800MB 480GB-900MB 960GB-1,000MB |
250GB-1,500MB 500GB-1,800MB 1TB-1,900MB |
現在の価格 (リンク先で確認) |
240GB 480GB 960GB |
250GB 500GB 1TB |
今回はストレージの性能を計測するソフトではもはや定番となっている『CrystalDiskMark 6』を使用します。
まずは僕がOSインストール用として使用しているSamsungの『960 EVO』の計測です。
シーケンシャルリードが3,000MB/secオーバー、ライトも1,900MB/secにせまるハイエンドらしい性能を見せています。
続いてキングストンの『A1000』を計測してみます。
こちらはシーケンシャルリードが1,600MB/secオーバー、ライトは1,000MB/secオーバーとかなり健闘しているんではないでしょうか。
SATAのSSDであればせいぜいシーケンシャルリードが500MB/sec、ライトが200~300MB/secほどなので、スコアだけ見ると約3倍ほどの性能ということになります。
ついでに僕が保存用に搭載しているHDDも計測してみます。
HDDはシーケンシャルリード、ライト共に200MB/sec前後しか出ていません。
おそらく現在もHDDしか搭載していないPCを使用しているという方は多いと思いますが、スコアを見てわかるようにSSDにすることでかなり性能がアップするんです。
OSをM.2のSSDにインストールしておけば起動時間はだいたい十数秒~20秒程度ですし、ソフトの起動時間も大幅に短縮できます。
ただ、やはりHDDと比べると金額は高めになってしまうため、OSやソフトのインストールにSSDを使用し、データ保存用にHDDも併せて使用することをおすすめします。
「M.2のSSDが欲しいけど高いしなー」なんて思っていた方にはキングストンの『A1000』はピッタリの製品ですね。
最近はPUBGや荒野行動、フォートナイトなどのバトルロワイヤルゲーム人気で自作PCが注目されているので、A1000はかなり人気が出るかもしれません。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^
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