どうもさっさんです^^
2019年6月11日に渋谷でASTROの製品体験会が行われ、僕も参加してきたんですが、その際ありがたいことに8月11日発売予定のA50 WIRELESS + BASE STATIONをレビュー用にいただきましたので、本記事でレビューしていきたいと思います。
- 1.A50 WIRELESS + BASE STATION について
- 2.A50 WIRELESS + BASE STATION 開封&外観チェック
- 3.マネキン君で装着イメージをチェック
- 4.A50 WIRELESS + BASE STATIONをPS4で使うための設定について
- 5.A50 WIRELESS + BASE STATIONをゲームで使ってみた感想
1.A50 WIRELESS + BASE STATION について
A50 WIRELESS + BASE STATIONとは、2019年8月1日にASTRO Gamingから発売予定のPC・PS4向けワイヤレスサラウンドヘッドセットです。
2018年9月に第三世代のA40 TR + MixAmp Pro TRが公式で国内販売されましたが、ワイヤレスのA50シリーズは発売されませんでした。
しかしファンからの要望が多かったのか、新モデルが発売になる今年、日本国内でもワイヤレスモデルのA50 WIRELESS + BASE STATIONの発売が発表されました。
有線モデルではMixAmp Pro TRがPS4のゲーム音とボイスチャット音声、AUXなどをミックスし、接続するヘッドセットでその全てをまとめて聞くことができる仕組みになっていますが、A50 WIRELESS + BASE STATIONではBASE STATIONがMixAmp Pro TRの役割をし、ヘッドセットのA50 WIRELESSで全ての音声をまとめて聞くことができます。
具体的な接続方法についてですが、BASE STATIONの背面にある光デジタル端子でPS4と接続してゲーム音を取り込み、USB接続でボイスチャット音声を取り込みます。
他社製品ではUSB接続のみでサラウンドに対応したものもありますが、A50 WIRELESS + BASE STATIONはあえてUSBと光デジタルを分けることにより、ゲーム音とボイスチャット音声を個別にボリューム調整することができたり、ゲーム音だけをサラウンド化し、ボイスチャット音声は変化させないというメリットがあります。
- MixAmpの機能を備えた充電スタンドにもなるBASE STATION
- 高性能マイク
- 最大15時間使用可能な大容量バッテリー
- 迫力のある高音質かつ繊細で鮮明なサラウンドサウンド
スペック
製品名 | A50 WIRELESS + BASE STATION |
---|---|
製品画像 | |
価格 | 37,750円(税抜) |
発売予定日 | 2019年8月1日 |
本体サイズ(幅×奥行×高さ) mm | ヘッドセット:88.4 x 185.0x 222.5 ベース:145.4 x 121.4 x 36.4 |
重量 | ヘッドセット:370g ベース:305g |
ケーブル長 | TOSlinkオプティカルケーブル:100cm Micro USBケーブル:100cm |
色 | ブラック |
ヘッドセット接続インターフェース | 2.4G HZ ワイヤレス |
BASE STATION接続インターフェース | 入力:光デジタル端子 / USBマイクロb端子 / AUX端子 出力:配信用音声端子(3.5mmステレオミニプラグ) / ヘッドセット用端子(3.5mmステレオミニプラグ) / 光デジタル端子 / USB2.0端子 |
マイク部 | 集音特性:単一指向性 周波数特性:100-12kHz エレクトレットコンデンサ |
ヘッドホン部 | ドライバーユニット:40mmネオジウムマグネット 周波数特性:20Hz~20kHz インピーダンス:48Ω |
BASE STATION部 | 周波数特性:20Hz-24KHz 歪率 (THD):THD < 0.1% |
連続使用時間 | 15時間 |
ワイヤレス接続距離 | 15 m |
2.A50 WIRELESS + BASE STATION 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- A50 WIRELESS
- BASE STATION
- 光デジタルケーブル
- USBケーブル
- 説明書・保証書等
▼それではヘッドセット本体を詳しく見ていきましょう。
形は有線モデルのA40 TRとかなり似ています。
▼左側から見るとこんな感じです
▼A50 WIRELESSはマイクを下げるとオンになり、跳ね上げるとミュートになります。
有線モデルのA40 TRはイヤーカップやマイクを取り外して右側にマイクを移動することができましたが、A50 WIRELESSはできないようになっています。
▼こちらはマイクの集音部分です。
▼ヘッドバンドはASTROのロゴが入ったシンプルでかっこいいデザインです。
▼右側のイヤーカップには『VOICE』と『GAME』の文字が左右にプリントされ、それらを押すことによってボリュームの調整が可能になっています。
▼同じく右側の背面にはヘッドセットを操作するためのスイッチやボタンが配置され、上から『電源スイッチ』『サラウンドとステレオの切り替え』『イコライザー切り替え』『全体のボリューム調整ダイヤル』となっています。
▼イヤーパッドは通気性と手触りのいいメッシュ素材を採用しています。
▼純正の状態では開放型となっていますが、別売りのMOD KITと交換することで密閉型にすることもできます。
▼続いてBASE STATIONを見ていきましょう。
旧モデルを持っていないので並べて比較することはできませんが、横幅がスリムになっているようです。
▼両サイドにボタン類はありませんでした。
▼背面には各種端子が配置されていて、左から『PCモード/PS4モード切り替えスイッチ』『充電用USB端子』『光デジタル入力』『光デジタル出力』『AUX』『PC/PS4接続用USB端子』となっています。
▼底面には滑り止めのゴムが付いています。
3.マネキン君で装着イメージをチェック
▼ヘッドセットレビューで恒例のマネキン君に登場してもらい、装着イメージを確認してみましょう。
形状や装着感は有線モデルのA40 TRとほぼ同じなので、そちらを持っている方はイメージしやすいかと思います。
僕個人としては側圧が強すぎず弱すぎずちょうどいい感じで、長時間ゲームをしていても頭や耳が痛くなったりせず、快適にゲームをすることができます。
本体重量についてですが、ワイヤレスヘッドセットはバッテリーを搭載する必要があるため有線モデルに比べて重くなりがちですが、A50 WIRELESSは有線モデルのA40 TRに+7g増の370gとなっていて、ワイヤレスでありながら有線ヘッドセット並みの重量を実現しています。
見た目はマットブラックに主張しすぎないロゴがアクセントになっていてシンプルにかっこいいヘッドセットだと思います。
4.A50 WIRELESS + BASE STATIONをPS4で使うための設定について
まずBASE STATION背面の光デジタル端子とUSB端子をPS4に接続します。(光デジタル端子はPS4のスリムタイプには付いていないため、スリムタイプでこのヘッドセットを使う場合はHDMI端子から光デジタルへ分配するためのスプリッタが必要になります)
▼PS4を起動し『設定』を開きます。
▼『周辺機器』を開きます。
▼『オーディオ機器』を開きます。
▼入力機器と出力機器に『Astro A50』と表示されていればBASE STATIONが正常に認識されています。
▼ヘッドホンへの出力を『チャット音声』に変更します。
ヘッドホンへの出力というのはUSB経由でヘッドホンへ出力される音声のことを指します。
そのためこれが全ての音声になったままだと光デジタル経由のゲーム音声とUSB経由のゲーム音声が2重に聞こえることになります。
▼次に設定の『サウンドとスクリーン』を開きます。
▼音声出力設定を開きます。
▼デフォルトでは下の画像のようになっているので、A50 WIRELESS + BASE STATIONに適した設定に変えていきます。
▼まずは主に使用する出力端子を開き、『光デジタル出力』を選びます。
▼次の画面でフォーマットを選択することができるので、Dolby Digital 5.1chを選びます。
▼続いて音声フォーマット(優先)を開きます。
▼Linear PCMから『ビットストリーム(Dolby)』に変更します。
これでサラウンドの設定は完了です。
続いてスタンバイモード時にヘッドセットを充電するための設定をしていきます。
▼設定から『省電力設定』を開きます。
▼『スタンバイモード中の機能を設定する』を開きます。
▼『USB端子に給電する』の設定がオフになっている方は『3時間』か『常に』に変更しましょう。
これによってスタンバイモード中にヘッドセットの充電が可能になります。
5.A50 WIRELESS + BASE STATIONをゲームで使ってみた感想
PS4のフォートナイトでA50 WIRELESS + BASE STATIONを使ってみたんですが、僕が現在メインで使っている有線モデルのA40 TR + MixAmp Pro TRとヘッドセットの形状がほぼ同じこと、BASE STATIONを通したサラウンドのゲーム音がMixAmp Pro TRの音と似ていることから、普段とほとんど変わらない感覚でゲームを楽しむことができました。
音質は非常に高音質で、デフォルトのイコライザーでも足音や銃声はかなり聞き取り安かったです。
本記事執筆時点でA50 WIRELESS + BASE STATIONは専用ソフトのAstro Command Centerには対応しておらず(発売日がかなり先のため)、イコライザーをカスタマイズすることができなかったんですが、個人的にはカスタマイズが必要ないほど音が聞きやすいと感じました。
ただ、デフォルトではマイクにかかっているノイズゲートが強すぎて、自分の声が途切れ途切れになり、ボイスチャットに使えるレベルではありませんでした。
これについてはAstro Command Centerに正式に対応すれば間違いなく解決できますが、設定にはPCが必須ということは覚えておきましょう。
実は僕、今ままでワイヤレスヘッドセットにはあまりいいイメージがありませんでした。
なぜかというとワイヤレス故に充電が必要になってしまうことや、マイク音質が有線ヘッドセットに比べて良くない傾向にあるためです。
同じような理由でワイヤレスを敬遠していた方は少なくないと思います。
しかしこのヘッドセットは使い終わったら置くだけで充電されますし(PS4はスタンバイにする必要があります)、他社製のワイヤレスヘッドセットよりもマイク音質が良くなっています。
まだ発売前で設定をいじれないというのを差し引いても、現状間違いなく最強のワイヤレスヘッドセットと言えるでしょう。
PS4用ワイヤレスヘッドセットに興味のある方は是非チェックしてみてください。
A50 WIRELESS + BASE STATION(2019年8月1日発売)
A40 TR + MixAmp Pro TR(2019年6月27日発売)
▼A50 WIRELESS + BASE STATIONを動画でレビューしましたので、検討中の方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。