どうもさっさんです^^
PS4にブロードキャスト機能が付いたことや近年のYouTuberブームで、ゲーム配信をする方が非常に多くなりました。
最初は「手持ちの機材でとりあえずやってみる」というのが普通だと思いますが、チャンネル登録や再生数が伸びてくると画質や音質にこだわりたくなってくるものです。
そこで今回はゲーム配信の音質を向上するためのUSBマイクを紹介します。
- 1.オーディオテクニカ『AT2020USB+』について
- 2.『AT2020USB+』開封の儀!
- 3.AT2020USB+をPCに接続して音質をテストしてみた
- 4.AT2020USB+をPS4で使ってみた
- 5.AT2020USB+と一緒に使いアクセサリー
- 6.まとめ
1.オーディオテクニカ『AT2020USB+』について
ボイスチャットやゲーム配信に使用するマイクといえばほとんどの方がヘッドセットのマイクを思い浮かべるのではないでしょうか。
たしかに大多数の方がヘッドセットを使用していると思いますが、とことん音質を追求していくとヘッドセットのマイクでは必ず限界が来ます。
そのため、さらなる高音質を求めてオーディオインターフェースを導入し、コンデンサーマイクやダイナミックマイクを使用する方がいます。
するともちろん高音質にはなるんですが、オーディオインターフェースはPCへのドライバインストールや設定が必要がだったり、PS4で使用することができないなどの問題点もあります。
そこでおすすめしたいのがUSBマイクです。
これを聞くと、「USBマイクだったらもう使ってるよ」「USBマイクだとオーディオインターフェースと組み合わせて使うようなコンデンサーマイクに音質が劣る」と思った方もいるのではないでしょうか。
たしかに安物のUSBマイクは音質が良くないです。
しかし今回おすすめするのはオーディオテクニカのAT2020USB+というマイクで、USBマイクでありながら価格は約16,000円とかなり高額です。
実はこのマイク、オーディオテクニカから発売されているコンデンサーマイク『AT2020』をオーディオインターフェース不要のUSB接続で使えるようにしたモデルなんです。
ドライバのインストールや特別な設定が不要で、PS4でも使用することが可能となっているので、ゲーム配信でいいマイクが欲しいと考えている方には最適な製品ではないかと思います。
スペック
製品名 | AT2020USB+ |
---|---|
製品画像 | |
型式 | バックエレクとレット・コンデンサー型 |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
電源 | USB電源(DC5V) |
ビット数 | 16bit |
対応サンプリング周波数 | 44.1/48kHz |
出力コネクター | USB Type B |
ヘッドホン出力 | 130mW |
ヘッドホン出力端子 | 3.5mmステレオミニジャック |
質量 | 386g |
外形寸法 | φ52×162mm |
価格 | 16,200円(2018.10.11Amazon販売価格) |
2.『AT2020USB+』開封の儀!
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- AT2020USB+本体
- USBケーブル(3m)
- 専用スタンドマウント(変換ネジ付き)
- 三脚デスクスタンド
- マイクポーチ
▼マイク本体を詳しく見てみます。
▼前面右側にはマイク本体に接続したヘッドホンへ出力する音声のボリュームダイヤルがあります。
▼前面左側にリアルタイムモニターとPC音声のバランス調整ダイヤルがあります。
左に回すと自分の声をリアルタイムモニターした音声が大きくなり、限界まで回すとPCの音声は聞こえなくなります。
右に回すとPCの音声が大きくなり、限界まで回すと自分の声は全くモニターされなくなります。
▼背面にはヘッドホンを接続するための端子が配置されています。
▼マイク本体下部はUSB接続端子になっています。
▼専用マウントスタンドと三脚デスクスタンドは金属製で質感は高いです。
▼この二つを組み合わせると卓上スタンドになります。
▼AT2020USB+を取り付けてみます。
マイク本体の重量があるせいか、マイクを前面に傾けると倒れてしまうのでやや後方に傾けておく必要があります。
▼マイクポーチはPUレザー製です。
コンデンサーマイクはデリケートなため、あまり持ち運びしない方がいいとは思いますが、どうしても持ち運ぶ必要がある場合はこちらを使用できます。
3.AT2020USB+をPCに接続して音質をテストしてみた
本体に電源ボタンはないため、USBケーブルをPCに接続すると自動的に電源が入ります。
電源が入るとマイク本体の青色LEDが点灯します。
音質検証ではCyberlinkのAudioDirector8を使用し、口元から20cmほど離した場所に設置して声を録音しました。
実際に録音した音声を聞いてみたんですが、非常にクリアでノイズは全くないと言っていいほど少ないです。(集音性が高いため入力レベルを上げ過ぎると環境音を拾いますが)
僕はオーディオインターフェースや別のコンデンサーマイク(ファンタム電源で駆動するマイク)も持っていますが、AT2020USB+はそれらに引けをとらないほど高音質です。
環境にもよると思いますが、集音性が非常に高いため入力レベルは50~70くらいで十分だと思います。
USBマイクといえばSONYのECM-PCV80Uを使用している方が多いのではないでしょうか。
ECM-PCV80Uは付属のUSBサウンドカードで使用すると集音性が低く、僕がゲーム配信に使っていたときは配信ソフト側でマイクブーストをかけてやる必要がありました。
しかし、マイクブーストをかけるとホワイトノイズもかなり大きくなってしまい、結局ヘッドセットに戻してしまったんですが、AT2020USB+はブーストをかけずとも音量は十分ですし、特にノイズものりません。
ECM-PCV80Uと比較すると価格は約5倍とかなり高額になりますが、「難しいことをせずに高音質を目指したい」という方には最適な製品ではないかと思います。
4.AT2020USB+をPS4で使ってみた
冒頭にも記載した通り、AT2020USB+はドライバ不要のUSB接続で使用できるため、PS4でも使用することが可能です。
▼PS4に接続すると正常に認識されました。
AT2020USB+の背面にヘッドホンを接続することで一般的なヘッドセットと同じようにゲーム音やボイスチャット音声を聞くことができますし、もちろんマイク入力も可能です。
肝心な音質についてですが、ノイズが無くクリアな音声でボイスチャットをすることができました。
しかし、おそらくボイスチャットのビットレートの関係だと思いますが、PCで使用した場合と同じような音声で使用することはできません。
キレイな音声ではあると思いますが、PS4で使用する場合は過度な期待は禁物です。
5.AT2020USB+と一緒に使いアクセサリー
オーディオインターフェースに繋ぐAT2020は本体にボリュームダイヤルがないため、サイズが合うのであれば社外製のショックマウントを使用できるんですが、AT2020USB+は社外製のショックマウントだとダイヤルに干渉する可能性があります。
AT2020USB+でショックマウントを使いたい場合はオーディオテクニカから発売されている専用品を購入しましょう。
▼オーディオテクニカ製ショックマウント
こちらであればショックマウントの切込みに丁度ダイヤルがフィットするため、問題なく使用することができます。
ショックマウントを使用することによってマイク本体に伝わる振動を軽減でき、余計な音を拾いにくくなります。
また、ゲーム実況用途でこのマイクを使用する場合、デスクの上に設置するスペースが必要になります。
かなり大きめのデスクを使用しているなら問題ないかもしれませんが、設置するスペースを確保するのが難しい場合はマイクアームを使用するのがおすすめです。
▼マイクアーム使用例
マイクアームを使用するとスペースを節約できるのはもちろん、自由に場所を変えられるため非常に便利です。
安いものだと1~2千円台で購入できるため、併せて用意することをおすすめします。
6.まとめ
PS4ではマイクの性能を100%引き出すことはできませんでしたが、PCで使用する方には本当にいいマイクだと思います。
現在ヘッドセットのマイクやSONYのECM-PCV80Uを使用している方は本当にびっくりするくらい音質が改善します。
ゲーム実況・配信の音声に悩んでいる方は是非試してみてください。
▼AT2020USB+を動画でレビュー
音質比較も行っていますので、購入を検討している方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^
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