どうもさっさんです^^
スマートフォンをはじめ、様々なガジェットを販売する中国のXiaomiから発売されたゲーミングスマートフォン「Black Shark 2」今回はこれをレビューしていきます。
2019年8月に発売されたフリップカメラ搭載スマホ「Zenfone 6」のレビューはこちら↓
- Black Shark 2 について
- Black Shark 2 開封&付属品チェック
- Black Shark 2の外観をチェック
- 電源を入れてみる→Antutuベンチマーク測定
- CODモバイルをプレイしてみた
- カメラ性能について
- まとめ
Black Shark 2 について
Black Shark 2とは、2019年3月(日本モデルは6月)にXiaomiから発売されたAndroid 9.0搭載のゲーミングスマホです。
Xiaomiが販売するスマホはAndroidで人気の高いSamsungのGalaxyやSONYのXperiaのフラッグシップモデルと同じCPU・GPUを搭載したモデルでも非常に安価なことから最近は急激に人気が高まっています。
また、こちらは「ゲーミング」をうたっているだけあって最先端多層液体冷却システムを搭載し、ゲームによって端末に負荷がかかっても約14℃端末温度を低く保つことができます。
一般的なスマホは端末の温度が上昇するとパフォーマンスが低下しますが、Black Shark 2はパフォーマンスの低下をある程度防ぐことができるようです。
さらに右側上部に搭載しているスイッチをスライドすることで「Shark Space」というゲームに特化した機能を使用できます。
この機能を有効化すると他のアプリによって使用されているメモリを解放し、ゲームに最適化された動作になります。
また、他のアプリによる通知の表示を一時的に停止するため、画面上部に通知が映り込んで邪魔になるのを防いでくれます。
- ハイエンドSnapdragon 855搭載
- 最先端多層液体冷却システム搭載
- Black SharkゲーミングAI搭載
- 世界最速レベルタッチ感度レート
- 端末のパフォーマンスを向上させる「Ludicrous Mode」搭載
スペック
Amazonでも販売されています↓(販売元は同じですがおそらく手数料の関係で上記のバナーから購入した方が安いです)
Black Shark 2 開封&付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
シンプルですが高級感は高いです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- Black Shark 2
- Black Shark 2専用ケース
- Black Shark 2専用イヤホン(USB Type-C接続)
- USBアダプター
- 充電・データ転送用USB Type-Cケーブル
- SIMカードトレイ取り外し用ピン
- クイックガイド等
▼まずはBlack Shark 2本体です。
▼専用のクリアケースが付属していました。
少しスモークがかっています。
▼シリコン製で柔らかく、厚みもある程度あるのでしっかりと端末を保護してくれそうです。
▼ケースの下部と上部の2か所にゴムの滑り止めが配置されています。(汚れていてすいません)
▼Black Shark 2の「S」の部分が隠れないように切り抜きがあります。
▼USB Type-C接続の専用イヤホンが付属しています。
▼色は黒ですが形状は何となくiPhone付属のEarPodsに似ているような気がします。
▼インラインリモコンでは曲の再生・停止や音量の調整などが可能です。
マイクが付いているため通話もできます。
▼付属のUSBアダプターは急速充電に対応しています。
▼付属のケーブルはUSB Type-A←→USB Type-Cです。
▼クイックガイド等は日本語に対応していました。
また、Black Shark 2のステッカーも付属しています。
Black Shark 2の外観をチェック
▼右側から見るとこんな感じです。
ディスプレイが6.39インチなのである程度大きいです。
▼右側上部には電源ボタンとShark Spaceのスイッチが配置されています。
▼左側は音量調整ボタンだけが付いています。
▼下部にはUSB端子と、その左側にSIMカードスロットが配置されています。
▼ディスプレイ右上には20MPのフロントカメラが配置されています。
最近は完全ベゼルレスデザインやノッチ付きデザインが流行っていますが、Black Shark 2は上下ともにベゼルがあります。
▼ディスプレイ下部のベゼル
これはおそらくゲームのために横にして持つ際、手が触れることによる誤操作を防ぐためではないかと思います。
僕は普段ASUSのZenfone 6(ベゼルレス)を使っていますが、Black Shark 2のベゼルは特に気になりませんでした。
▼背面はこんな感じ。
やっぱり「ゲーミング」という感じが強いデザインになっている気がします。
デザイン自体はかっこいいと思いますが、正直僕はもう少しシンプルな方が好みです。
▼真ん中には「S」のロゴが入っています。
▼これは電源が入ると光ります。
しかも光り方や色を変更することもできます。
なんだかゲーミングデバイスやゲーミングPCみたいですね。
▼アウトカメラは48MPのメインカメラと12MPの2倍望遠サブカメラのデュアル構成です。
カメラの写りについては後述します。
▼SIMはデュアルシムに対応しています。
ただし残念ながらSDには非対応です。
▼重さを計ってみたところ206gでした。(カタログスペックでは205g)
電源を入れてみる→Antutuベンチマーク測定
▼基本的な設定は他のAndroidスマートフォンと一緒ですが、Black Shark 2はディスプレイ内で指紋認証を行うため、その設定もしました。
設定後試してみましたが、これは本当にすごいですね。
技術の進歩を感じました。
ただ、僕が以前使っていたiPhone 8や現在使っているZenfone 6に比べて解除までワンテンポ遅れる感じです。
やっぱり専用の指紋認証センサーに比べると時間がかかってしまうんですかね。
▼6.39インチの有機ELディスプレイは非常に視認性が高く、単純にきれいだなと感じました。
この後動画の視聴や電子書籍を読んだりしてみましたが、動画も文字も見やすかったです。
▼個人的にうれしかったのが内蔵アプリの少なさです。
Docomoやau、Softbankといった大手キャリアが販売するスマホにはプリインストールされている不要なアプリが多いため、それだけで保存容量を無駄に使いますし、邪魔に感じますが、Black Shark 2はそういったストレスがありません。
また、ホーム画面やアプリ管理画面は非常にぬるぬるでサクサク動作し、スペックの高さがうかがえます。
これはAntutuのスコアにも期待が持てそうです。
▼ということで早速Antutuをインストールしテストしてみました。
結果は341,323でした。
やはりSnapdragon 855とAdreno640を搭載し、メモリ6GBを積んでいるだけあってかなりのハイスコアが出ています。
これならゲームでもストレスなく動作してくれそうです。
CODモバイルをプレイしてみた
実際にゲームでどんな感じで動作するのか確かめるために最近流行っているCODモバイルをプレイしてみます。
▼ちなみに今回はShark Spaceを有効化しました。
本記事の最下部に埋め込んでいる動画を見てもらえるとわかりますが、Shark Spaceの起動画面って(無駄に)めっちゃかっこいいんですよね(笑)
気になる方は是非そちらもチェックしてみてください。
▼ゲーム中の動作はかなりぬるぬるで、カクツキや操作遅延などは一切感じませんでした。
この辺はさすがゲーミングスマホといった感じですね。
また、上下のベゼルのおかげもあるのか横持ちの状態で誤操作をすることなどもなく、とにかく快適にゲームをプレイすることができました。
続いて温度に関してですが、2~30分ほど続けてゲームをしても本体は「ほんのりあったかいかな」という程度でした。
よく発熱しすぎて壊れないか心配になるような端末もありますが、Black Shark 2は心配しなくても良さそうです。
カメラ性能について
▼続いてカメラの性能を検証していきます。
▼被写体はスプラトゥーン2のアミーボ3体です。
ピントを変えて変化を見るため少しずつずらして設置します。
▼まずはメインの広角レンズで左の緑君にピントを合わせて撮影してみました。
▼次に後ろのピンクちゃんにピンをを合わせてみます。
手前の緑君が少しボケて距離感が伝わりやすい画像になっています。
解像度はもちろん、色再現度もなかなかでカメラ重視の方でも満足できる仕上がりかなと思います。
▼続いて望遠レンズで撮影してみました。
望遠レンズは近く(厳密ではありませんが)被写体から50cmほど距離を開けないとピントが合いませんでした。
上の画像は緑君にピントを合わせているんですが、広角レンズに比べてなんとなくボヤっとした雰囲気になっています。
写りの良さでいうと間違いなく広角レンズの方がいいです。
▼最後にフロントカメラで撮影してみました。(
(先ほどまではBlack Shark 2の透かしが入っていましたが、下の画像は設定でオフにしています)
先ほどの2枚に比べてなんだか白っぽい感じになっています。
また、デフォルトでは美肌フィルターがかかっていましたが、今回はオフで撮影しました。
人間の顔を撮るには適していますが、より本物に近い方がいいならやはりメインカメラの方が適しているでしょう。
動画性能についてはYouTubeに投稿した動画内で検証していますので是非そちらをご覧ください。
まとめ
最後にBlack Shark 2を使ってみた感想のまとめです。
Snapdragon 855とAdreno640を搭載しているだけあってスペック面での不満は一切ありません。
それでいて5.5万円以内で購入可能というのは本当にコスパが高いですね。
実際にゲームをしてみてもかなりぬるぬるでストレスがありませんでした。
また、CODモバイルやPUBGモバイルのようなゲームにおいて、勝負所でメールなどの通知がされてしまうとそれだけで不利になってしまいます。
かといっていちいちゲームをするときだけ手動で通知をオフにするのはあまり現実的でなありません。
なのでBlack Shark 2に搭載されているShark Spaceはかなり便利だと感じました。
もちろん通常の操作でもかなりサクサク動いてくれますし、有機ELディスプレイが非常にきれいで動画視聴や電子書籍を読むのにも適していると思います。
僕はつい最近までiPhoneを使っていましたが、ここまでコスパが高いならもっと早くAndroidにしてればよかったと思いました。
特にここ最近の中華メーカーの勢いはすさまじく、もしかするとアップルやSamsungといった人気メーカーのシェアを追い抜くのもそう遠くないかもしれませんね。
ただ、Black Shark 2にはいくつかデメリットもあります。
まずはSDカードに非対応な点です。
256GBの上位モデルであればほぼ心配ないとは思いますが、Amazonプライムビデオなどの保存機能を多用したり、動画撮影をよくする方であれば128GBはちょっと心もとないような気がします。
次に防水機能に非対応な点です。
最近はお風呂にスマホを持ち込んで動画視聴や音楽鑑賞をしながらゆっくり湯舟につかるなんて方も多いと思います。
そういった方には残念ながら適していません。
また、動画撮影の最大フレームレートが30という点もYouTubeをやっているものからするとイマイチだと思います。
僕はほとんど30fpsで撮影するんですが、たまに動きの多いシーンを60fpsで撮りたいときもあるんですよね。
僕と同じように動画撮影にも使いたいと考えていた方は覚えておくといいでしょう。
最後に通信バンドについてです。
Black Shark 2の日本モデルはDocomoとSoftbank回線には対応していますが、auは必須とされているプラチナバンドが一つ欠けているらしく、地域によってはつながりにくいことが予想されます。
auのMVNOで運用したいと考えていた方は注意してください。
このようにいくつかのデメリットもありますが、それ以外の面は本当に素晴らしくスマホだと思いました。
「ゲームに適したハイスペックで安いスマホ」が気になった方は是非チェックしてみてください。
Amazonでも販売されています↓(販売元は同じですがおそらく手数料の関係で上記のバナーから購入した方が安いです)
▼Black Shark 2を動画でレビューしました。動画撮影の画質やマイク音質についても検証していますので、購入を検討中の方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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