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【近未来】HyperXのヘッドトランキング対応最上位ヘッドセット「Cloud Orbit S」が多機能・高音質でヤバいw

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どうもさっさんです^^

ヘッドトラッキング機能や平面磁界ドライバーを採用し、発売前から非常に高い注目を集めていたHyperXの最上位ヘッドセット「Cloud Orbit S」が遂に発売されました。

ということで今回はこちらをレビューしていきます。

HyperX Cloud Alpha Sのレビュー記事はこちら↓


 

HyperX Cloud Orbit Sについて

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Cloud Orbit Sとは、2019年9月30日に発売されたHyperXシリーズの最上位ゲーミングヘッドセットです。

最大の特徴はなんといってもヘッドトラッキング機能を搭載したことで、プレイヤーが頭を動かした向きに合わせて定位を修正してくれたり、頭の動きをキーバインドとして割り当てることが可能になっています。

また、アメリカの音響機器メーカーであるAudezeが開発した平面磁界ドライバーを採用したことで、歪みを最小限に抑え、オーディオの没頭感と透明感を新たな次元に引き上げるとのことです。

細かな変更が加えられている可能性はありますが、どうやらこのCloud Orbit Sは2018年に発売されたAudezeのMobiusというヘッドセットからBluetooth機能を取り払ったモデル(OEM製品?)らしく、メーカーロゴなどのプリントこそ違うものの、形状や素材はほぼ一緒と考えて良さそうです。

Bluetoothがない分値段は安く、2019年10月2日現在AmazonでMobiusが50,289円で出品されているのに対し、Cloud Orbit Sは40,537円と約1万円低く出品されています。

とはいうものの、ゲーミングヘッドセットではかなり高価な製品となるので、ヘッドトラッキング機能と平面磁界ドライバーをどれだけ重視するかが購入するかどうかの別れ目となりそうです。

  • Audeze製平面磁界ドライバー
  • 7.1chバーチャルサラウンド
  • ヘッドトラッキングテクノロジー
  • ポップフィルター付き取り外し可能なノイズキャンセリングマイク

スペック

ヘッドホン  マイク その他

製品名 HyperX Cloud Orbit S
製品画像
ドライバー 平面トランスデューサー、100mm
タイプ サーカムオーラル、密閉型
周波数応答 10Hz~50,000Hz
音圧レベル >120 dB超
T.H.D. 0.1%未満 (1kHz、1 mW時)
機能 3Dオーディオ
ヘッドトラッキング
方式 エレクトレットコンデンサーマイク
極性パターン 単一指向性
バッテリーの駆動時間 アナログ3.5mmモード: 10時間
本体重量 368g
ケーブル長 USB Type C - USB Type Aケーブル:3m
USB Type C - USB Type Cケーブル:1.5m
3.5mmプラグ(4極):1.2m
発売日 2019年9月30日
価格(2019年10月2日現在Amazon出品価格) 40,537円
キングストン HyperX ゲーミングヘッドセット Cloud Orbit S HX-HSCOS-GM/WW Waves Nx ヘッドトラッキングテクノロジー マルチデバイス対応

HyperX Cloud Orbit S

  • 出版社/メーカー: キングストンテクノロジー
  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: Personal Computers
 

 

HyperX Cloud Orbit S 開封&外観チェック

▼外箱はこんな感じです。

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▼中身を取り出し並べて見ます。

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内容物一覧

  1. Cloud Orbit S本体
  2. 着脱式マイク
  3. キャリングポーチ
  4. 3.5mm4極ケーブル
  5. USB Type-C←→USB Type-Cケーブル
  6. USB Type-A←→USB Type-Cケーブル
  7. クイックガイド等

 

▼それではヘッドセット本体を詳しく見ていきましょう。

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▼ヘッドバンドはプラスチック製で、グレーでHyperXの文字がプリントされています。

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▼ヘッドバンド内側のクッションはPUレザー製でクッション性は十分です。

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▼ヘッドバンドの長さ調整は引っ張って伸ばすタイプですね。
グレーの部分はプラスチック製です。

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▼左側イヤーカップのデザインはこんな感じです。

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この位置にマイクミュートスイッチや電源ボタンがあるのは珍しいですね。
個人的にはマイクミュートスイッチがちょっと固いと感じました。

▼左側イヤーカップの底面から後部にかけてはこんな感じです。

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右からボリューム調整ダイヤル、マイク入力レベル調整ダイヤル、4極3.5mmケーブル接続端子となっています。

▼4極3.5mmケーブル接続端子の隣から充電・接続用USB Type-C端子、マイク接続端子、3Dボタン(ヘッドトラッキングセンター設定)となっています。

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▼右側には特にボタンや端子は配置されていませんでした。

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▼イヤーパッドはPUレザー製の低反発クッションで厚みは十分です。
触ってみた感じ付け心地は良さそうです。

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▼続いて付属品も見ていきましょう。
こちらはUSB Type-C←→USB Type-Cケーブルです。
PCにUSB Type-C端子が搭載されている場合はこちらを使います。

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▼USB Type-C端子←→USB Type-Aのケーブルも付属しています。
これは親切ですね。

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▼こちらは持ち運び用のポーチです。

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▼着脱可能なマイクはHyperX既存モデルとは形状が微妙に異なっていました。

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▼マイクに息が吹きかかるのを防止するスポンジがあらかじめ付属している点はGOODです。

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▼マイクを取り付けるとこんな感じです。

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HyperXの既存モデルとは異なるルックスで個人的にはなかなかかっこいいと思います。


マネキン君を使って装着時の外観をチェック

▼正面

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▼斜め

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▼横

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割とシンプルなデザインとスタンダードな形状のため、実際に付けた際のバランスは悪くないですね。

僕はシンプルなデザインが好きなので気に入りました。
有線ヘッドセットにしてはやや重量がある方なので、あとはそれによる付け心地がどうかというところです。


専用ソフトで設定可能な項目をチェック

まずはHyperX公式サイトから専用ソフトをダウンロードしましょう。

 

専用ソフト「Orbit」ダウンロードページ

 

▼上記のリンクをクリックすると下の画像のページにジャンプします。

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▼下の方にスクロールしていくとダウンロードボタンがあるのでクリックしてインストールを済ませましょう。

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▼こちらが専用ソフトのトップ画面です。

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左側では頭のサイズ設定と、音の残響(距離感?)のようなものを設定します。
右上の3Dをクリックすることでヘッドトランキングの有無や、サラウンドの有無を設定できます。

画面下のPITCH・YAW・ROLLの値を使ってキー入力の設定をすることも可能です。

▼画面に表示されている頭を見ればわかる通り、トラッキングは顔を横に向けた場合だけでなく、後ろ向きにもしっかりと追従してくれました。(需要があるかは謎ですが)

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▼続いてSOUND PROFILESのタブを開きました。

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ここではあらかじめ設定されたプロファイルから好みのものに変更できます。

変更できる設定項目については以上です。(あとはファームウェアアップデートくらいなので割愛します)

画像で見るとわかりにくいかもしれませんが、実際に触ってみると意外に設定は簡単でした。

ただ、ソフトがリリース直後で安定していないのか、起動しようとすると何度もクラッシュしてしまい、正常に起動できるまでかなり時間がかかりました。

これからどんどん普及するでしょうし、早急に改善して欲しいですね。


実際にゲームで使ってみた感想

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実際にPCゲームで使ってみました。
まず付け心地に関してですが、側圧は強すぎず弱すぎずまさにちょうどいい感じで、耳や頭が痛くなることがなく、それでいてしっかりと頭をホールドしてくれるような感じでした。

イヤーパッドのフィット感も素晴らしく、遮音性も高いためゲームに没頭できると思います。

ただ、やはり有線ヘッドセットの中では重い部類に入るため、普段軽いヘッドセットを使っている方だと重量が気になるかもしれません。

また、音質が本当に素晴らしく、Audezeの平面磁界ドライバーによってFPSやTPSにおいて敵の位置を正確に把握でき、足音や銃声だけでなくその他の環境音やBGMも楽しむことができます。

サラウンドの定位も良く、個人的には人気のAstro MixAmp Pro TRよりもいいのではないかと思いました。

しかしいくつか気になった点もあります。
まずマイクに低い「ブーン」というノイズが乗ってしまう点です。
声自体は割ときれいに拾ってくれるんですが、このせいで配信に使いたい方には向かないでしょう。

次にヘッドトラッキングの実用性についてです。
たしかにヘッドトラッキング機能自体はすごいと思うんですが、それによってプレイが有利になるかというと疑問に感じます。

頭の向いている方向に合わせて定位を補正してくれることについてですが、個人的にはあまり魅力を感じませんし、キーバインドについても頭を動かすよりキーボードやマウスで操作した方が確実に早いです。

Cloud Orbit Sは今回HyperXさんからご提供いただきましたが、自分で買うとしてらヘッドトラッキング機能が付いていないCloud Orbitを選ぶと思います。(そちらの方が数千円安いですし)

また、PS4やNintendo Switchで使う場合に充電が必要というのもちょっと面倒ですね。

PCの場合USBケーブルで接続するため問題ないんですが、ワイヤレスでもないのに充電が必要というのは多くの方が面倒に感じるのではないでしょうか。

しかもサラウンドやヘッドトラッキングが使えるのはPCに接続した場合だけなので、実質PC用ヘッドセットと考えた方がいいかもしれませんね。

ということでメリットだけでなくデメリットについても上げましたが、純粋にゲームをいい音で楽しみたいという方にはおすすめできると思いますので、気になった方は是非チェックしてみてください。

Cloud Orbit S

キングストン HyperX ゲーミングヘッドセット Cloud Orbit S HX-HSCOS-GM/WW Waves Nx ヘッドトラッキングテクノロジー マルチデバイス対応

HyperX Cloud Orbit S

  • 出版社/メーカー: キングストンテクノロジー
  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: Personal Computers
 

Cloud Orbit(ヘッドトラッキング機能なし)

キングストン HyperX ゲーミングヘッドセット Cloud Orbit HX-HSCO-GM/WW Waves Nx完全没入型3Dオーディオ マルチデバイス対応

HyperX Cloud Orbit

  • 出版社/メーカー: キングストンテクノロジー
  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: Personal Computers
 

 

▼Cloud Orbit Sを動画でレビューしました。購入を検討中の方は是非こちらもご覧ください。

 

今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

 

 

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