どうもさっさんです^^
2019年2月26日にPC周辺機器やゲーミングデバイスなどで人気のLogicoolから、ゲーミングヘッドセットの新製品が4つ発売されました。
以前の記事でその内のG331とG431をレビューしましたが、本記事ではフラッグシップモデルのG933sをレビューしていきます。
- 1.Logicool G933sについて
- 2.G933s 開封の儀
- 3.マネキンを使ってG933sの外観をチェック
- 4.専用ソフト『Logicool G HUB』で設定してみる
- 5.フォートナイトでG933sを使ってみた感想
1.Logicool G933sについて
G933sとは、2019年2月26日にLogicoolから発売されたゲーミングヘッドセットで、2015年に発売されたG933のマイナーチェンジモデルです。
基本的な仕様は同日に発売されたG633sとほとんど同じですが、こちらは付属のUSBレシーバーを用いることで2.4GHzワイヤレス接続に対応しています。
また、G633sと旧モデルのG933、G633はイヤーカップとヘッドバンドのクッションがメッシュ素材ですが、G933sはPUレザーを採用しています。
その他旧モデルとの大きな変更点はPro-Gスピーカードライバーが40mmから50mmに変更されたこと、DTS Headphone:X 2.0のみに対応したことです。(G933はDTS Headphone:X 1.0とDolbyに対応)
下位モデルのG431・G331も50mmスピーカードライバーを採用していますが、こちらはPro-Gという上位モデル用のものを採用しているため、音質面ではこちらの方が有利と考えていいでしょう。
さらにG933sはUSBワイヤレス接続と同時に付属の4極ケーブルを使ってアナログ接続もできるようになっているため、例えばNintendo SwitchにUSB接続しながらスマホと有線接続でボイスチャットをするというような使い方が可能です。
- 2.4GHzワイヤレス接続に対応
- 50mm Pro-Gドライバー採用
- DTS Headphone:X 2.0対応
- USB接続とアナログ接続の同時利用が可能
- 跳ね上げでミュートできる6mmマイク
- 回転式イヤーパッド
- 質感の高いPUレザーを採用
- 最大12時間駆動のスタミナバッテリー
スペック
製品名 | G933s |
---|---|
製品画像 | |
ヘッドホン部 | |
スピーカードライバー | Pro-G 50mm |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
インピーダンス | 39Ω(パッシブ),5kΩ(アクティブ) |
出力音圧レベル | 93dB SPL/mW |
マイク部 | |
指向特性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 100Hz~10kHz |
その他 | |
本体サイズ | 195(W)×87(D)×188(H)mm |
本体重量 | 約379g(※バッテリー含む,ケーブル含まず) |
ケーブル長 | 約2m(USBケーブル) |
接続インターフェース | USB(充電用)、4極3.5mmプラグ(3極変換ケーブル付属) |
発売日 | 2019年2月26日 |
価格(2019年2月28日現在Amazon出品価格) | 21,107円 |
ゲーミング ヘッドセット G933s ロジクール Logicool PS4/PC/Xbox/Switch/スマホ ワイヤレス 7.1ch 臨場感 ノイズキャンセリング RGB 合成皮革イヤーパッド
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2019/02/26
- メディア: Personal Computers
2.G933s 開封の儀
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- G933s本体
- 4極3.5mmステレオミニプラグ
- 充電用USBケーブル
- 説明書・保証書等
▼G933s本体を詳しく見ていきましょう。
▼G431・G331と比べて見た目の質感が高く、高級感があります。
本体重量が379gあるため、やや重量感があります。
▼ヘッドバンドはもちろん伸縮可能です。
▼イヤーパッドは回転式になっていて首にかけても邪魔になりにくくなっています。
▼下位モデルのG633sや旧モデルのG933はヘッドバンド・イヤーパッドはメッシュ素材でしたが、G933sはPUレザーを採用しているため質感が高いです。
個人的にはこちらの方が好きですが、エアコンのない部屋だと夏場は蒸れやすいかもしれません。
▼イヤーカップは外側がカバーになっていて、左側のイヤーカップの内側にはUSBレシーバーが収納されています。
▼USBレシーバーは一般的なUSBメモリと同じくらいの大きさです。
▼左側のイヤーカップ真下には充電用USB端子とアナログ接続用の3.5mm端子が配置されています。
▼左側イヤーカップの背面にはボリュームコントロールダイヤル、マイクミュートボタン、カスタマイズ可能なGキーが3つ、電源スイッチがあります。
▼マイクは折り畳み式で、収納時は完全に隠れるようになっています。
▼マイクの先端は伸びるようになっていて、伸びた部分は折り曲げて角度を調整することが可能です。
▼右側のイヤーカップの内側にはバッテリーが内蔵されています。
▼バッテリーは取り外しもできますが、基本的には入れっぱなしで使うことになると思います。(取り外してもほぼ意味がないので)
▼電源スイッチを入れるとイヤーカップ背面のラインと側面のロゴが点灯します。
3.マネキンを使ってG933sの外観をチェック
▼外観チェックのためにG933sをマネキンに装着してみます。
G431やG331のような挿し色はなく、全体的に落ち着いた印象ですね。
ややイヤーカップが分厚すぎるような気もしますが、その分いい音を鳴らしてくれるということでしょうか。
見た目は個人的にかなりかっこいいと思います。
▼イヤーカップを回転させて首にかけるとこんな感じになります。
4.専用ソフト『Logicool G HUB』で設定してみる
それでは実際にPCに接続して専用ソフトのLogicool G HUBで設定をしてみたいと思います。
Logicool G HUBは下記のリンク先でダウンロードできます。
Logicool G HUB ダウンロードページ
▼クリックするとこんな画面が表示されます。
▼下の方にスクロールしていくとダウンロードボタンがあるのでクリックします。
▼Logicool G HUBをインストール後、起動してみました。
トップ画面ではPCに接続している他のデバイスと共にG933sも表示されました。
現在のバッテリー残量の確認も可能です。
▼G933sをクリックすると設定画面が開きます。
左側に「LIGHTSYNC」「割り当て」「音響」「イコライザー」という4つの項目が用意されていて、各種設定の変更が可能です。
一番上のLIGHTSYNCではイヤーカップ背面のラインとイヤーカップのロゴの光り方を設定できます。
▼デフォルトでは固定になっていますが、オフ・サイクル・ブリージング・画面サンプラー・オーディオビジュアライザーにも変更が可能です。
また、ラインとロゴは別々に調整することができます。
▼次に割り当てという項目を見てみましょう。
ここではイヤーカップ左側背面についているGキーの3つに割り当てる動作を変更できます。
デフォルトでは画像のようになっています。
オーディオタブでは音量の調整やサラウンドの有無、イコライザーの切り替えなどを割り当てできます。
▼アクションタブでは「Overwolf」「Discord」「OBS Studio」の動作を割り当てできます。
▼マクロタブではマウスやキーボードキーの同時押しなどの操作を自由にカスタマイズすることができます。
マウスやキーボードのマクロキーの設定と同じと考えていいでしょう。
▼システムタブではメディアやマウス操作の割り当てなど、さまざまな動作の設定が可能です。
▼続いて音響の設定を開きます。
ここでは聴こえるボリュームやマイク入力ボリューム、サイドトーンの調整が可能です。
試しにサイドトーンを使ってみたところ、遅延はほぼ全く感じませんでした。
▼デフォルトではステレオになっていますが、「サラウンドサウンドを有効にする」にチェックを入れると7.1chサラウンドでゲームをプレイすることができるようになります。
また、Logicool G HUBでは7方向のボリュームを個別に調整できるため、後ろからの音を大きくしたり、両サイドのボリュームを下げたりなど、自分好みに調整できます。
さらに、低音のボリュームも細かく調整することができます。
▼最後にイコライザーを開きました。
ムードという項目がデフォルトになっていますが、あらかじめ用意されている6種類の設定に変更が可能です。
また、「新しいイコライザーを追加」を選ぶと自分好みのイコライザーを作ることもできます。
Logicool G HUBでの設定は以上です。
個人的には他のメーカーの専用ソフトに比べて直感的な操作が可能で、初心者でもあまり迷うことなく設定ができるのではないかと思いました。
慣れてきたら自分好みのイコライザーを作って遊ぶのも楽しいかもしれませんね。
5.フォートナイトでG933sを使ってみた感想
G933sを使ってPC版フォートナイトで音の聴こえ方を検証してみました。
やはり「ゲーミング」なので中音域~高音域に比べて低音域はやや強めといった印象です。
個人的にはデフォルト(低音最大)で特に問題ありませんでしたが、強すぎると感じる場合はLogicool G HUBで少し下げてみてもいいかもしれませんね。
音質自体は非常にクリアで大満足です。
続いて音の定位についてです。
正直使う前は先日レビューしたG431と変わらないだろうと予想していたのですが、実際に使ってみるとG431よりも足音や銃声の方向がよりわかりやすくなっているように感じました。
G431は正面の音が少しわかりにくいかなといった感じだったんですが、G933sは正面の音もわかりやすいように感じました。
FPSやTPSといった足音や銃声が大事なゲームでは、一般的なヘッドセットを使うより大きなアドバンテージを得られると思います。
また、普段僕が有線ヘッドセットを使っているため、G933sでワイヤレスヘッドセットの快適さを実感させられました。
いままではキーボードやマウスパッドにヘッドホンケーブルが引っかかってしまうということがよくあったんですが、まずそれが解消されてストレスが減りましたし、ちょっと席を立つくらいなら外す必要がないというのもいいですね。
その反面定期的に充電しなければいけないというデメリットはありますが、それを差し引いてもワイヤレスの利便性は魅力的だと思います。
一般的にはG933sを検討している方はPCでの使用を想定していると思いますが、PS4やNintendo SwitchともUSBワイヤレス接続で使うことができます。
冒頭でも記載した通り、G933sはUSBワイヤレス接続とアナログ接続を同時に利用可能なので、ゲーム音を聞きながらPCやスマホでボイスチャットをするということができます。
PS4であれば本体にボイスチャット機能が付いているため必要ないかもしれませんが、Nintendo Switchユーザーの方には重宝するでしょう。
最後にG933sの欠点についてですが、バッテリー内蔵ということもあり本体重量が379gと重めです。
側圧が強くないため締め付けによる疲れはなさそうですが、重さによる疲れや肩こりは考えられます。
肩がこりやすいという方は注意した方がいいかもしれません。
次にマイク音質についてですが、付属のUSB DACで非常に高音質だったG431に比べて、G933sはあまりマイクは良くないように感じました。
また、G933sはアナログ接続で使う場合電源を入れる必要はないだろうと予想していたんですが、マイクを使うには電源を入れる必要がありました。(音を聞くだけなら電源オフでも大丈夫です)
構造上仕方がないことかもしれませんが、アナログ接続時にもバッテリーに気を遣う必要があるというのは少し面倒ですね。
全体的に見てもG933sは非常に完成度が高く、FPSやTPSでの音の聞こえ方を重視する方にはかなりおすすめだと思いますが、「USBとアナログ接続が同時に使えなくてもいい」「マイク音質も重視したい」という方にはG431の方が向いているかもしれません。
ゲーミング ヘッドセット G933s ロジクール Logicool PS4/PC/Xbox/Switch/スマホ ワイヤレス 7.1ch 臨場感 ノイズキャンセリング RGB 合成皮革イヤーパッド
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2019/02/26
- メディア: Personal Computers
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ゲーミング ヘッドセット G331 ロジクール Logicool PS4/PC/Xbox/Switch/スマホ 3.5mm 有線 高音質 軽量 合成皮革イヤーパッド 男女兼用 2年間メーカー保証
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2019/02/26
- メディア: Personal Computers
▼G933sを動画でレビューしました。
購入を検討している方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。