どうもさっさんです^^
近年、ゲームの実況動画をYouTubeなどに投稿する方が非常に多く、「自分もやってみたい」「興味がある」という方は多いんではないでしょうか。
PCゲームでは必要ないのですが、PS4やNintendo Switchなどの家庭用ゲーム機では、PCにゲーム画面を表示・録画するために『キャプチャーボード』という機材が必要になります。
ゲーム周辺機器を扱う各メーカーから色々なタイプのキャプチャーボードが発売されており、「どれを買ったらいいのかわからない」という声も多いため、以前キャプチャーボードについての紹介記事を書きました。
これから購入を考えている方は是非チェックしてみてください。
個人的におすすめなのが、キャプチャーボードでかなりのシェアを持っているAVerMediaというメーカーのもので、今回はそのAVerMediaから発売されているUSB外付けタイプのキャプチャーボード『GC550』をレビューしていきます。
使用するPCですが、今年(2018年)に入ってすぐに自作したのでスペック的にはなかなか良いものです。
CPU Core i7 8700K
メインメモリ 32GB
SSD SAMSUNG 960evo 1TB
GPU GeForce 1060 3GB
もっと詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
<2018.5.17追記>
同じくAVerMediaの4Kパススルーに対応したハードウェアエンコードタイプのキャプチャーボード『AVT-C878 PLUS』をレビューしました。
PS4 Proユーザーの方は是非ご覧ください。
1.AVerMediaの『GC550』ってどんなキャプチャーボード?
2.『GC550』開封の儀
3.実際に使ってみた感想
4.『GC550』の総評
5.キャプチャーボードの見た目を変えられるユニークな機能も
6.GC550を使って動画作ってみた!
1.AVerMediaの『GC550』ってどんなキャプチャーボード?
AVerMediaのキャプチャーボードはかなり人気が高く、現在多数のキャプチャーボードが販売されています。
中でもGC550は特に人気のキャプチャーボードで、ランキングサイトでも常に上位にランクインいます。
人気の理由を考えてみると
・キャプチャーボードメーカー大手AVerMediaの製品
・低遅延のソフトウェアエンコード方式
・パススルー機能搭載
・USB3.0接続で簡単に使用可能
・付属の配信・録画ソフトが優秀
・HDMIの他にもコンポーネント接続に対応
・PS3専用ケーブルが付属
などが当てはまるのではないでしょうか。
キャプチャーボードは相性問題が起こりやすいため、大手AVerMediaの製品であるということで非常に安心感があります。
僕のPCは動作対象のUSB3.0があるため、ドライバインストール後全く問題なくすぐに使用することができました。
また、GC550はソフトウェアエンコード方式となっており、PCのスペックにもよりますが、画面上に表示される画面の遅延がものすごく少ないため、僕の環境ではPC画面を見ながらゲームをプレイすることが可能です。
もしPCのスペック不足により遅延が大きく、PC画面を見ながらのゲームプレイが難しい場合や、FPSなどでわずかな遅延も気になるという場合はパススルー機能によってPC以外のモニターにゲーム画面を表示し、遅延なしでゲームをプレイすることができます。
僕は少し前まで配信・録画には『OBS Studio』というフリーソフトを使用していたんですが、GC550に付属している『RECentral』というソフトの操作性の良さ、軽さ、スクショの撮りやすさが非常に便利なため、現在はRECentralのみ使用しています。
ちなみにスクショの撮り方はソフト右下のカメラマークをクリックするだけなので非常に簡単!
PCからだとSNSにアップするのも簡単なのでおすすめですよ!
<2018.6.12追記>
GC550の後継機で、4Kパススルーに対応し、動画編集ソフトが付属するGC550 PLUSが発売になりました。
コンポーネント端子や本体へのマイク・AUX入力は廃止されていますが、これから購入するのであればGC550 PLUSをおすすめします。
2.『GC550』開封の儀
まずGC550の外箱から見ていきます。
いかにもゲーミングデバイスって感じの見た目でかっこいいですね!
裏面には簡単な説明が書いてあります。
続いて中身を見ていきましょう。
箱を開けるとこんな感じ。
いきなりキャプチャーボードが出てきます。
この下に説明書やケーブルなどの付属品が入っているんですが、まずはキャプチャーボード本体の外観から見ていきます。
ビニールを外して真上から見た写真です。
さっきの写真とあんまり変わりませんが(笑)
続いて全面左側のアップです。
AUXとマイク入力端子が付いています。
キャプチャーボード本体にマイクを繋いで、録画する動画に一緒に声を録音したり、スマートフォンなどからBGMや効果音を直接録音することができます。
PCや録画ソフトに詳しくない方でも挿して少し設定を変更してやれば簡単に声やBGMを入れられるため、初心者におすすめの機能といえるでしょう。
GC550のようにHDMIに対応しているキャプチャーボードは他にも色々あるんですが、このような機能は珍しいです。
続いて背面の写真です。
背面にはPCやゲーム機と接続する端子が並んでいます。
左から順に
・USB3.0
・COMPONENT IN
・HDMI IN
・HDMI OUT
となっています。
USBに関してですが、GC550はUSB3.0にのみ対応しており、USB2.0の場合一切動作しないため購入前に自分のパソコンに接続することができるかどうかしっかり確認しましょう。
続いて付属品を見ていきます。
左上から右側に
・説明書
・HDMIケーブル
・USB3.0ケーブル
左下から右側に
・3.5mmステレオミニプラグオーディオケーブル
・PS3用ケーブル
・コンポーネント変換ケーブル
・ネジ
となっています。
この中で少し特殊なのはコンポーネント変換ケーブルとPS3用ケーブルでしょうか。
まず左の写真のコンポーネント変換ケーブルですが、こちらはHDMI搭載以前のゲーム機などを接続することができます。
右の写真はPS3用ケーブルなんですが、PS2でも使用することができます。
最近はHDMIが主流になってきているため、HDMIのみ対応している製品が多く、PS2やWiiなどのゲーム機を接続する場合は、別のキャプチャーボードを準備する必要があったんですが、GC550は1台でHDMIとコンポーネント搭載ゲーム機を接続することができるため非常にありがたいですね。
PS3に関してですが、「なぜPS3にHDMIがついているのに専用ケーブルがついているの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
PS3にはHDCPというコピーガードがかかっているため、HDCPに対応していないキャプチャーボードでは映像を録画することができません。
そこで、付属のPS3用ケーブルを使用することでPS3でも映像をキャプチャーすることができるというわけです。
ちなみにPS4でもHDCPは有効なんですが、PS4の場合は設定でHDCPを解除することができるため、HDMIでも問題ありません。
必要なケーブル類はすべて付属のもので足りますが、ドライバインストールCDはありませんので、インターネット環境は必須のようでした。
AVerMediaメディア公式サイトのGC550のページからドライバや『RECentral』をダウンロードすることができます。
→公式サイトリンクはココをクリック←
まずはダウンロードをクリックします。
次に自分の環境に合わせてドライバやソフトをダウンロードしましょう。
僕の場合、同社の『C988』というキャプチャーボードも所有しており、すでにRECentralがインストールされていたため、windows10用のドライバのみインストールしました。
ソフトも使用する場合はそちらもダウンロードしてください。
また、個人的には必要ありませんでしたが、GC550には『XSplit』という有料配信ソフトの3か月利用権が同梱されているので、有料ソフトを使ってみたいと思っている方は試してみてもいいかもしれません。
僕は『RECentral』で全然いいと思いますけどね。
3.実際に使ってみた感想
GC550でPS4の画面をキャプチャーしてみました。
↓その時の写真がこちら↓
こんな感じで特に問題なくキャプチャーすることができました。
写真は『RECentral Ver 4』を使用しています。
電源が入るとキャプチャーボード手前のランプが光ってかっこいいです。
使ってみてびっくりしたんですが、GC550でキャプチャーした映像は僕が普段使用している内蔵型キャプチャーボードの『C988』よりも表示遅延が少なかったんです!
これはうれしい誤算!というかちょっと悲しいというか(笑)
USB3.0ってPCIeより速度でないはずですよね?
ほんと謎ですわ^^;
キャプチャーボード本体についているAUXやマイク端子は、接続するだけでは使用することができず、RECentralの設定を変更する必要があります。
まず画面右側の赤丸が付いているボタンをクリックします。
続いて赤丸のところを使用する機器に合わせて変更します。
どうやらマイク端子とAUXは同時には使用できないようでした。
また、マイク音量とゲーム音はどうやって調整するのかと疑問だったんですが、マイクやAUXを使用するモードに切り替えるとゲーム音は自動で小さくなるようでした。
続いて以前使用していた『OBS Studio』でも試してみることに。
しかし、なぜかRECentralでは問題なくキャプチャーできていたんですが、OBS Studioでは映像が映らず下のような画面に。
その後色々弄っていてわかったんですが、OBS Studioで使用するには「解像度/FPSタイプ」を『デバイスの既定値』ではなく下のように変更する必要があるようです。
「解像度/FPSタイプ」を『カスタム』で「解像度」を1920×1080に変更したところ問題なくキャプチャーすることができました。
少し残念なんですが、キャプチャーボード本体についているAUXとマイク端子はどうやらRECentralでしか使用できないようでした。
どうしてもAUXやマイク端子を使いたい場合はRECentralを使用しましょう。
すごく使い勝手がいいソフトですのでおすすめです。
4.『GC550』の総評
GC550を数日間毎日使用したんですが、動作が不安定になるようなこともなく、安定して動作してくれました。
キャプチャーボードは不安定な機器もあるので選ぶ際は本当に気を遣うんですが、GC550は見た目良し・機能性良し・デザイン良し・安定性良しの大満足の1台でした。
強いて言えば、最近はCPUよりもGPUの機能でキャプチャーするのが主流になってきているので、RECentralの右下に『GPU』の使用率を表示もらえれば、タスクマネージャーで負荷を確認する必要もなくなるのでさらにいいのになぁと思いました。
まあこれはソフトの問題ですが(笑)
キャプチャーボードをどれにしようか迷っている方は、是非一度『GC550』をチェックしてみてくださいね!
5.キャプチャーボードの見た目を変えられるユニークな機能も
この『GC550』には、キャプチャーボードの見た目を自分の好みに変えることができるという珍しい機能が付いています。
まず、下の画像が通常のGC550です。
手前側の真ん中に少し大きめのねじが付いています。
実はキャプチャーボード上側は空けることができるフタになっており、ねじを回すことでフタを取り外すことができます。
こちらがフタを開けてみた写真です。
もともと入っていた紙を外して、自分で代わりの紙を入れることで簡単に見た目が変えられるので面白いですよ!
RECentralに自分でGC550のカバー画像を作れる機能があるので興味のある方は是非挑戦してみてください。
6.GC550を使って動画作ってみた!
参考になるかわかりませんが、MHWのプレイ動画をGC550で作ってみました。
もしよろしければご覧ください。
ちなみに1話はC988で作りました。
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました^^
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