どうもさっさんです^^
自作PC用パーツなどで非常に人気の高いNZXT社の主要PCケース「Hシリーズ」の新モデルが日本国内で販売開始されます。
今回はメーカー様よりH710iのマットホワイトをご提供いただいたので、本記事でレビューしていきます。
現在僕が使用中のケースがこちら↓
NZXT H710iについて
H710iとは、2019年8月23日にNZXT社から発売されるE-ATXサイズ対応のミドルタワーPCケースで、同社が取り扱う自作PC用ケースではフラッグシップモデルとなります。
シンプルですっきりとした飽きの来ないフラットな形状を採用し、単純にかっこいいと思えるデザインになっていると思います。
左サイドパネルは強化ガラス製なので中の様子がうかがえるようになっていて、背面のネジ1本外すだけで容易に取り外すことができます。
右サイドパネルについては背面のボタンを押すだけで開けることができます。
冷却面ではフロントに120mmファン×3、140mmファン×1が標準搭載されています。
電源周りは最近トレンドのPSUシュラウドを採用しているため、ケーブルの着脱ができない安価な直付け式の電源でも見た目はスタイリッシュにできそうです。
トップパネルのインターフェースはUSB 3.1 Gen1×2、USB 3.1 Gen2×1、ヘッドセット用3.5mmミニジャック(4極)×1となっています。
- シンプルで飽きの来ないデザイン
- 付属LEDストリップの制御とファンの制御を行えるSmart Device V2の搭載
- トップインターフェースパネルにUSB 3.1 Gen 2 Type-Cポートを搭載
- 両側サイドパネルを簡単に取り外し可能
- 4つのファンを標準搭載
- グラボの垂直取付に対応
スペック
製品名 | H710i |
---|---|
製品画像 | |
対応マザーボード | ExtendedATX(305mm×272mmまで)、ATX、microATX、Mini-ITX |
トップパネルインターフェース | USB 3.1 Gen 2 Type-C×1 USB 3.1 Gen 1 Type-A×2 ヘッドセット用3.5mmミニジャック(4極)×1 |
Smart Device V2 | ファンコネクタ×3 RGB LEDコネクタ×2 ※ノイズ計測機能を搭載しています。 ファンコネクタは各チャンネル10Wまで対応しています。 ※ファンコネクタに分岐ケーブルを接続した場合、分岐後のファンはすべて同期して制御されます。また、低ノイズ化アダプタは使用できません。 ※各RGB LEDコネクタにLEDストリップは4本まで、Aer RGB 2ファンは5つまで接続できます。 |
フィルター | フロント、底面 |
LED Strip(s) | 2つ |
拡張スロット | 7 |
ドライブベイ | 2.5インチ:7 3.5インチ:2+2 |
対応ラジエーター | フロント:360mmサイズまで(厚み60mmまで) トップ:360mmサイズまで(厚み30mmまで) リア:120mmサイズまで |
搭載可能ファン | フロント:140mm×2または120mm×3(120mmファン×3搭載済み) トップ:140mm×2または120mm×3 リア:140mm×1または120mm×1(140mmファン×1搭載済み) |
標準搭載ファン仕様 | 搭載120mmファン:Aer F 120mm特別版 回転数:1,200rpm±200rpm 風量:50.42CFM 騒音値 28dBA ベアリングタイプ:ライフルベアリング コネクタタイプ:3ピン 搭載140mmファン:Aer F 140mm特別版 回転数:1,000rpm±200rpm 風量:68.95CFM 騒音値 29dBA ベアリングタイプ:ライフルベアリング コネクタタイプ:3ピン |
クリアランス | CPUクーラーの高さ:185mmまで ビデオカードの長さ:413mmまで 対応ラジエータの厚み(前部):60mm 対応ラジエータの厚み(上部):30mm リザーバー/ポンプサイズ:224mmまで(ケーブルバーに取り付け) 裏配線スペースの厚み:18mm~22mm |
寸法 | 幅230mm×奥行き494mm×高さ516mm |
素材 | SGCC、強化ガラス |
カラー | マットブラック、マットホワイト、マットブラック/レッド |
重量 | 12.3 kg |
発売日 | 2019年8月23日 |
価格(2019.8.17日現在Amazon予約価格) | 26,438円 |
NZXT H710i 外観チェック
▼箱はこんな感じです。
▼ケースを取り出しました。
かなりシンプルなデザインを採用していますね。
他社製品では「ゲーミング」を意識した派手目なデザインを採用したものもありますが、個人的にはこのくらい落ち着いている方がかっこいいと思います。
ちなみに今回ご提供いただいたのはH710iのマットホワイトです。
▼フロントパネルの下の方にはNZXTの文字が入っています。
▼左のサイドパネルは強化ガラス製で中の様子が丸見えです。
これは配線に気を使ってできるだけかっこよくしたいですね。
▼パネルの外側には吸排気のための穴が無数に空いています。
▼左サイドパネルの取り外しは背面のネジを1つ外してつまみを引っ張るだけの簡単設計になっています。
▼左サイドパネルを外しました。
▼ファンは120mmがフロントに3つ、140mmがリアに1つ標準搭載されています。
▼画像中央に写っている白い金属プレートは配線を見えにくくするためのもので、取り外すこともできます。
▼金属プレイとの後ろにはSmart Device V2を搭載し、これによってNZXTのLED製品を使用したライティング制御と、電圧またはPWM制御のファンをコントロールできます。
▼H710iはPSUシュラウドを採用しているため、電源の種類に関わらず見た目をすっきりさせることができます。
▼PSUシュラウドの側面についているのは2.5インチベイのプラスチック製マウントで、不要であれば引っ張るだけで簡単に外すことができます。
▼2.5インチベイのプラスチックマウントはPSUシュラウドトップにも2つついていて、こちらも簡単に取り外すことができます。
▼続いて右サイドパネルを取り外します。
▼こちらは左サイドパネルとは違って背面のボタンを押して手前に引っ張るだけなのでさらに簡単です。
個人的には両側ボタン式にした方がいいのになと思います。
左はガラス製なので安全面を考慮してネジで固定するようにしているのでしょうか。
▼パネルを取り外しました。
スペースが広く、マジックテープが各所についているため配線は楽そうです。
▼マザーボード裏にも2.5インチベイが2つあります。
こちらも不要であれば取り外しが可能です。(こっちはネジ式ですが)
▼次にトップパネルです。
▼中央よりやや右側に電源ボタン、USB 3.1 Gen1×2、USB 3.1 Gen2×1(Type-C)、ヘッドセット端子(4極)が配置されています。
▼トップパネルは左手前側に爪を引っ掛けて上に引き上げると取り外すことができました。
▼ファンやラジエーターを取り付けるフレーム部分も外すことが可能です。
▼もちろんフロントパネルも取り外しが可能です。
ダストフィルターはマグネット式で簡単に外すことができます。
ただ、トップパネルやフロントパネルを外すのは少し力が必要なので、もう少し外しやすくしてくれた方がメンテナンスはしやすいと思います。
▼3.5インチベイに小さな箱が入っていて、中に付属品が収納されていました。
ネジが入っている袋には何に使うのかわかりやすいように文字がプリントされていて、気遣いが感じられます。
他には結束バンドや、ヘッドセット端子を3極に変換するケーブルなどが付属していました。
▼説明書は一応日本語にも対応していて、絵が多く載っていてなかなかわかりやすかったです。
まとめ
デザインや拡張性など、基本的に従来モデルとそこまでの違いはないようですが、トップにUSB Type-Cを採用したり、スマートデバイスがグレードアップするなど細かな点がアップグレードされたようです。
価格は2万円台後半という値段を考えると「コスパが高い」とはいいがたいですが、PSUシュラウドやほぼツールレスで開閉できるサイドパネルの採用など、機能性はかなり高いと思います。
また、カラーバリエーションが豊富なのも魅力ですね。
配線を隠す金属プレートや裏配線への配慮があることから、初心者でもきれいにまとめやすくなっているのもポイントです。
ミドルタワーで自作を検討している方は是非チェックしてみてください。
▼僕が初めて自作したPCのケースからH710iに換装する様子を動画にしましたので、購入を検討している方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。