どうもさっさんです^^
アーティストの方がよくライブ中に使っている「イヤモニ」という耳掛け式のイヤホンがありますよね。
どうやらそれをゲームに使うとかなり音が聞こえやすいらしいので、本記事で試してみたいと思います。
ゼンハイザー CX 300Sのレビュー記事はこちら↓
SENNHEISER IE 40 PROについて
IE 40 PROとは、2018年12月6日にゼンハイザーから発売されたモニターイヤホンで、価格は2019年9月22日現在Amazonで約12,000円で販売されています。
カラーはクリアとブラックの2色で、今回メーカー様よりクリアをレビュー用にご提供いただきました。
ゼンハイザーのモニターイヤホンとしてはエントリー機にあたるモデルですが、デザイン・付け心地・遮音性・音質のどれをとっても高級機にも劣らない性能を有しているようで、かなり評判はいいです。
冒頭でも記載した通りIE 40 PROはゲームにも適しているとのことなので、FPSやTPSでどんな風に音が聞こえるのかが楽しみです。
- 精密なモニタリングと力強さを兼ね備えた革新的なダイナミック10mm広帯域トランスデューサー
- ダイナミックドライバーシステムは均一で歪みのない再生を行い、音響ストレス要因を低減
- 快適な装着感と安定したフィット感。シングルドライバー設計はスリムで人間工学的な構造を実現
- 最適化されたイヤーピースと柔軟なシリコン・フォームチップによる優れた遮音性能
- 革新的な内部ケーブルダクトを備えた着脱可能ケーブル
スペック
製品名 | IE 40 PRO |
---|---|
製品画像 | |
型式 | ダイナミック |
周波数特性 | 20 Hz -18,000 Hz |
インピーダンス | 20 Ω |
音圧レベル(SPL) | 115 dB(1 kHz / 1 V rms) |
全高調波歪(THD) | < 0.1 %(1 kHz, 94 dB) |
ノイズ減衰 | < 26 dB |
磁場強度 | 3.5 mT |
ケーブル長 | 1.3 m |
重量 | 18 g |
発売日 | 2018年12月6日 |
価格(2019年9月22日現在Amazon出品価格) | 12,273円 |
IE 40 PRO 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- IE 40 PRO本体
- 交換用イヤーチップ
- メンテナンスツール
- キャリングポーチ
- クイックガイド等
▼IE 40 PRO本体を詳しく見ていきましょう。
クリアのプラスチック感がいい意味でゼンハイザーらしくないというか、カジュアルな感じでかっこいいです。
▼こちらはR側です。
ケーブルの接続部分に赤いラインが入っていてR側であることがわかりやすくなっています。
▼内側はこんな感じです。
IE 40 PROの文字がプリントされています。
▼ケーブルの接続部は独自規格らしく、リケーブルしようと考えている方は注意が必要です。
▼イヤーチップの差込口には内部に引っ掛かりが刻まれていて、イヤホン本体の取付位置を2段階から選べるようになっています。
▼左がイヤーチップを浅く差し込んだ場合、右が深く差し込んだ場合です。
ちなみに個人的には深く差し込んだ場合の方が付け心地が良かったです。
▼ケーブルの合流部分には左右の遊び(というかなんというか)を調整するホルダーのようなものが付いています。
▼接続端子はL型の3.5mmプラグでした。
▼続いて付属品を見ていきましょう。
交換用イヤーチップはシリコン製が2種類(S・Lサイズ)付属し、あらかじめ取り付けられているもの(Mサイズ)を合わせて3種類と、ウレタン製が1種類です。
個人的にはシリコン製のSサイズがジャストでした。
▼こちらはメンテナンスツールです。
▼こちらは持ち運び用のキャリングポーチです。
画像ではサイズ感が伝わりにくいかもしれませんが、かなり小さめです。
実際にゲームで使ってみた
▼装着するとこんな感じになりました。
耳掛け式のイヤホンを使うのが初めてで、「もしかしたら耳にかかる部分が当たっていたくなるかも」と心配していましたが、僕の杞憂に終わりました。
耳にフィットするようによく考えられた形状で、僕の耳にはまさにジャストサイズといった感じでした。
しかも耳にすっぽり入って前からみても出っ張り感がなくスマートな印象です。
これなら外で音楽鑑賞用に使っていても普通にかっこいいと思います。
また、予想していた以上に遮音性が素晴らしく、両耳付けていると外部からの音はほとんど聞こえなくなります。
IE 40 PROを付けてゲームをしていたところ、うちの奥さんが階段を上る音や部屋に入る音、僕に話かける声が全く聞こえず、肩をたたかれるまで反応できませんでした。
使う前は「普通のカナル型イヤホンと別にかわんないだろ」と思っていましたが、使った後はイヤモニおそるべしと感心してしまいました。
音に関してですが、「ゲームにも最適」とメーカーさんが言う通り、思った以上に低音が強いためFPSやTPSで足音や銃声を聞くのに適しているなと思いました。
もちろん中音域や高音域もよく聞こえ、全体的なバランスはいいです。
しかも定位が良く、ASTROのMixAmp Pro TRと組み合わせて使うと敵の方向がかなりわかりやすかったです。
また、音の解像度が高いというか、ゲーム内のそれぞれの音が混ざり合うことなく、一つ一つが分離して聞こえるようなイメージで、必要な情報を逃さず収集することが可能です。
プロゲーマーの中にもイヤモニを愛用している方がいて、「どうしてヘッドセットやヘッドホンを使わないんだろう」と疑問に思っていましたが、イヤホンでこれだけ音がいいのであれば納得です。
さらにイヤホンはヘッドホンに比べて軽くて長時間装着していても疲れにくかったり、髪型のくずれを気にしなくていいというメリットもあります。
顔出し配信者なんかは髪型も重要でしょうしね。
こうして考えてみるとイヤモニを使うのはメリットしかないようにも思えますが、ゲーム用途で考えるとマイクが付いていないのはデメリットといえるでしょう。
イヤホンについているようなインラインマイクは最低限会話できる程度の音質で、配信やマイク音質にこだわりのある方には向きませんが、それ以外の方にとってはあった方がうれしいものだと思います。
そのためIE 40 PROを使ってゲームをしながらフレンドとボイスチャットをしたり、配信をする場合は別途マイクを購入する必要があります。
しかし、すでにマイクを持っていたり、そもそもボイスチャットや配信をしない方には「ゲームにイヤモニ」という選択肢はかなりおすすめできると思います。
IE 40 PRO
AT2020 USB+(おすすめのUSBマイク)
▼IE 40 PROを動画でレビューしましたので、検討中の方は是非そちらもご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。