どうもさっさんです^^
「ゲームをするならヘッドセット」というイメージを持った方が多いのではないかと思いますが、僕は付け心地や軽さを重視してラフにゲームをするとき(集中してやりたいときはヘッドセットやヘッドホンを使いますが)はAppleのEarPodsを使うことが多いです。
ただ、EarPodsは内蔵マイクの音質が悪いため、マイクは別のものを用意して使っています。
しかし別のマイクを用意するにはもちろんお金がかかりますし、イヤホンの手軽さがなくなってしまいます。
そこでいい物はないかと探してみたところ、イヤホンなのにヘッドセットのようにマイクが付いている、MSIの『Immerse GH10』という製品を見つけました。
ということで今回はImmerse GH10をレビューしていきたいと思います。
1.MSI Immerse GH10について
MSI Immerse GH10とは、2018年9月14日にMSIから発売されたカナル型ゲーミングイヤホンで、ヘッドセットのようなマイクが付いているのが特徴です。
これなら僕が普段使っているEarPodsのようにラフに使えて、ある程度マイク音質には期待できるのではないかと思い購入しました。
ちなみにマイクは着脱式なので、ボイスチャットや配信などに使わない場合は取り外して普通のイヤホンとして使うこともできます。
また、ケーブルの途中にあるリモコン部分にも一応マイクを内蔵しているので、差し込み式のマイクを付けていなくてもボイスチャットなどをすることが可能です。(もちろん音質は劣化しますが)
イヤホン自体のサイズとしては大きめなものの、イヤーフックが付いているためしっかりと耳に固定することができるようです。
ドライバユニットは大型の13.5mmネオジウムドライバを搭載し、ゲームに適した深みのある低音、透明度の高い中音、洗練されたクリアな高音でバランスのとれた音を鳴らしてくれます。
- 着脱式マイクで通常のイヤホンとしても使用可能
- イヤーフックでがっちり固定が可能
- 3種類のイヤーチップが付属(最初から付いているものも含めて)
- バランスのいいサウンド
スペック
製品名 | Immerse GH10 |
---|---|
製品画像 | |
イヤホン部 | |
タイプ | カナル型 |
ドライバーユニット | 13.5mm |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
感度 | 95 ±3 dB(IEC-318 at 1KHz ) |
インピーダンス | 16 Ω ±15% @1K Hz |
入力電力 | 定格:3mW 最大:5mW |
コントローラー | インライン |
マイク部 | |
指向特性 | 無指向性 |
感度 | -42 ±4dB |
周波数特性 | " 100Hz-10kHz" |
その他 | |
接続インターフェース | 3.5mm4極ミニプラグ |
本体重量 | 25.4g |
価格(2019.4.21Amazon出品価格) | 4,506円 |
2.Immerse GH10 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- Immerse GH10本体
- 着脱式マイク
- 説明書
- 交換用イヤーチップ
- 3極変換ケーブル
- キャリングポーチ
▼イヤホン本体を詳しく見てみましょう
外側にMSIのロゴが入っています。
画像では伝わりにくいと思いますが、サイズは一般的なイヤホンに比べて大きめと言えるでしょう。
少なくとも僕が持っているEarPodsやHyperXのEarbudsよりはかなり大きいです。
▼EarPodsとの比較
▼左のイヤホンの底面にはマイクの接続端子があります。
▼マイクを接続してみました。
購入前にAmazonの画像で確認して時には気づきませんでしたが、意外とマイクの長さが短く、集音部分が口元まで届きません。
ただ、このマイクは無指向性なのである程度口元から離れていても声は拾ってくれると思います。
▼内側から見るとこんな感じです。
▼イヤホンの左側のケーブルの途中にリモコンが付いていて、音量の上げ下げ、曲の再生・停止などの操作が可能です。
▼リモコンの裏側にはマイクが付いているため、着脱式マイクを付けていなくてもボイスチャットなどが可能です。
ケーブルは左側が赤で右側が黒になっているため、どっちがどっちか一目でわかるようになっています。
▼接続端子は4極3.5mmプラグになっているため、PS4のコントローラーやNintendo Switchにそのまま接続が可能です。
▼PCで3極でなければならない場合には付属の変換ケーブルを使うといいでしょう。
▼交換用イヤーチップが2種類付属し、初めから付いているのも合わせて3サイズから選ぶことができるため、基本的にはほとんどの方にフィットするのではないかと思います。
▼説明書は日本語に対応していました。
3.Immerse GH10のマイク音質について
HyperXのゲーミングイヤホンであるCloud Earbudsと、LogicoolのG331というヘッドセットを使ってマイク音質の比較テストを行いました。
テスト方法ですが、全てYAMAHA AG03につないで、ソフトはCyberLinkを使って録音しました。
予想ではさすがにヘッドセットよりは劣るだろうと考えていましたが、意外にImmerse GH10が一番自然に声を拾ってくれていて、逆に最もマイクの音質が悪いのはCloud Earbudsでした。
おそらくですが、G331はノイズキャンセリング機能が働いて少し不自然な声になっていたのでImmerse GH10の方がきれいに聞こえたのだと思います。
ただ、声自体はきれいに拾っていたものの、若干ノイズも乗っていたのが残念でした。
それに対してG331は同じ条件ながらも全くノイズはありませんでした。
しかしあくまでもこれはAG03に接続した場合で、ASTROのMix Amp Pro TRにつないだ場合はノイズがありませんでした。(音質的にはAG03の方がきれいです)
最後に着脱式マイクを取り外した場合の音質についてもテストしたんですが、やはりマイクを付けている場合に比べて違いがはっきりわかるレベルで劣化していたので、ボイスチャットや配信に使う場合はマイクを付けて使うことをおすすめします。
4.PS4のフォートナイトで使ってみた感想
PS4のフォートナイトでImmerse GH10を使ってみました。
まず付け心地についてですが、使用前はマイクの重みで左側がグラグラしたり傾いたりと不安定になるのではと思っていましたが、イヤーフックが思いのほかいい働きをしていて、しっかりと固定されて特に問題はありませんでした。
ただ、やはりある程度本体の重さがあるため僕の場合はEarPodsの方が付け心地はいいと感じました。
また、EarPodsはインナーイヤー型(ヘッドホンいう開放型のようなもの)なので周囲の音が聞こえますが、Immerse GH10はカナル型なので耳が密閉され、周囲の音や話している自分の声が聞こえにくくなります。
次にゲーム音の聞こえ方についてですが、ゲーミングイヤホンでありながら低音が強すぎるということはなく、全体的にバランスのいい音を鳴らしている印象です。
EarPodsは低音域から高音域までのバランスが良く、Earbudsは低音が強めで、Immerse GH10はその中間といったところでしょう。
足音や銃声は十分聞き取り易く、さすがにヘッドホンやヘッドセットに比べると音の広がりに欠けて敵の位置などは若干わかりにくいと思いますが、イヤホンにしては十分すぎるほどのクオリティだと感じました。
フォートナイトのようなゲームでは低音強めの方が好まれるかもしれませんが、個人的にはImmerse GH10のようにそこまで低音が強すぎない方が使いやすいと思っています。
また、Immerse GH10の値段が安いというのも魅力の一つでしょう。
RazerのHammerhead Pro V2が約9,000円、HyperXのEarbudsが約5,500円(2019.4.21現在)に対し、Immerse GH10はマイク付きなのに約4,500円という良心的な価格設定です。
正直ドラゴンのデザインはいただけないと思っていますが、家でゲーム用に使うイヤホンとしてはかなりおすすめできる製品だと思います。
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。