どうもさっさんです^^
僕は普段PCでボイスチャットやゲーム配信を行う際にYAMAHAのAG03というオーディオインターフェースを使っています。
AG03は約15,000円という手ごろな価格で機能性に優れ、マイク音質も申し分ないです。
そのため数多くのYouTuberやゲーム実況者が使っています。
僕も実際に使ってみて非常に満足しているんですが、完璧すぎてなんだか面白みがないんですよね(笑)
強いて言えばAG03はPS4で使うことができないという欠点があるので(僕は全く気になりませんが)、PS4でも使えそうな他の機材を買って試してみることにしました。
色々調べてみたところ、Creativeの『Sound Blaster K3+』という製品がAG03に近い機能を有していそうなので、Amazonで購入しました。
1.Sound Blaster K3+について
Sound Blaster K3+(以下略:K3+)とは、Creativeから2018年4月に発売されたUSBオーディオデバイスで、2系統のファンタム電源対応マイク入力や、ギター入力を備えており、それぞれの入力音量を個別に調節してK3+上でミックスすることが可能です。
マイク入力にはAG03のようにリバーブ/エコーを掛けられるようになっていますが、K3+はAG03とは違って設定を本体で行うことができます。
また、声にエフェクトを掛けることも可能です。
そのほか拍手や笑い声などの効果音を入れたり、ライン/モバイル入力から音声を取り込むことができます。
K3+はOS標準のUSBオーディオドライバで動作するため、AG03のように使用前の面倒な設定が必要ないため、PC初心者の方でも安心して使えるようになっています。
しかもドライバが必要ないということはPS4でも使える可能性があります。
僕の場合はこれが購入の決め手になりました。(詳しくは後述します)
もちろんK3+は録音だけでなく音楽の再生にも特化していて、最大24bit/96kHzでのハイレゾ再生(録音は最大24bit/48kHz)に対応しているため高音質で音楽を楽しむことができます。
ただ、AG03は24bit/192kHzのハイレゾ再生に対応しているためその点は劣ります。
製品名 | Sound Blaster K3+ |
---|---|
製品画像 | |
接続インターフェース | microUSB |
アナログ出力 | 最大24bit/96kHz ステレオ |
アナログ入力 | 最大24bit/48kHz ステレオ/モノラル |
入力端子 | マイク入力1(6.3mm TRS/48V ファンタム電源対応XLR) マイク入力2(6.3mm TRS/48V ファンタム電源対応XLR) Hi-Zギター入力(6.3mm TRS) ライン入力 L/R(RCA) モバイル入力(3.5mm 4極 CTIA仕様) |
出力端子 | ヘッドホン出力1(6.3mm TRS) ヘッドホン出力2(6.3mm TRS) ライン出力 L/R(RCA) モバイル出力(3.5mm 4極CTIA仕様) |
寸法 | 約160×160×55mm |
重量 | 約520g |
価格(2019.5.15現在) | 14,904円 |
2.Sound Blaster K3+開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- Sound Blaster K3+本体
- microUSBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 説明書類
▼それではK3+本体を詳しく見ていきましょう。
▼真上から見ると本当に多くのダイヤルやボタンがあるのがわかります。
▼左上にはリバーブ/エコーの種類変更ダイヤルや、オートチューン(マイク入力に対してのエフェクト)コントロールダイヤル、ステータス表示モニターがあります。
▼右上にはミキシング・モニターのオンオフボタン、エフェクトを配信に適用するかを決めるボタンがあります。
▼左下にはBASS/TREBLEの調整ダイヤルやマイク入力ゲインの調整ダイヤルなどがあります。
▼右下にはヘッドホン出力の音量調整とラインアウトの音量調整ダイヤルがあります。
▼フロントにはファンタム電源対応の2系統のマイク入力や、ギター接続端子、ヘッドホン端子(6.3mm)があります。
マイク入力が2つというのはよくありますが、ヘッドホン端子が2つ付いているのはかなり珍しいと思います。
▼背面にはラインイン、モバイルイン、ラインアウト、USB端子、そしてアースが付いています。
▼底面は左右に滑り止めのゴムが取り付けられていました。
▼続いて付属品を見てみましょう。
接続用のUSBはmicro USB Type-Bです。
▼モバイル用の3.5mmオーディオケーブルも付属しています。
▼説明書はありがたいことに日本語にも対応しています。(というかこんなに高機能で説明書なしじゃ絶対使いこなせそうにないですね)
3.PS4に接続して使えるか試してみた!
僕は現在SHUREのSM58を同じくSHUREのX2uに接続してPS4で使っています。
PCに接続した場合とは違って100%の音質は発揮できませんが、悪くはないので満足はしています。
ただ、欲を言えばAG03のリバーブ機能をPS4のボイチャで使えたら楽しいんだけどなとは思っていました(笑)
そこでK3+の出番です。
▼PS4のUSBに差し込んでみたところ、USBヘッドセットとして認識されました。
「よっしゃPS4で使える!」と思ったのも束の間、K3+に接続しているヘッドホンからPS4のゲーム音と共にひどいノイズが...
実は今までもPS4に接続して使えるオーディオインターフェースはあったにはあったんです。
しかし今回と同じようなノイズが発生してしまい使い物になりませんでした。
K3+もPS4に認識はされるものの、実際は使えないと思った方がいいでしょう。
4.AG03とK3+を比較してみる
▼二つを並べてみます。
縦の長さはAG03の方がありますね。
横幅はK3+の方があります。
サイズなどを確認せずにK3+を購入したんですが、実機の大きさに少し驚きました(笑)
もう少しコンパクトだとよかったんですけどね。
▼高さはK3+のダイヤルを合わせるとほとんど一緒といった感じです。
質感については金属製のAG03が圧倒的に高いです。
K3+はプラスチック製にしてはいい方だと思いますが、デザイン性などを踏まえた上でAG03が圧勝だと言っていいでしょう。
機能性についてはK3+の方が高いと思いますが、「いらない機能が多い」という印象です。
効果音とか使う方っているんですかね(笑)
その辺の付加機能(実際に使いそうなもの)についてはあまり大差ないように感じますが、K3+はマイク入力が2系統で、どちらもファンタム電源対応というのが素晴らしいと思います。
AG03の上位モデル『AG06』ならマイク入力が2系統ありますが、ファンタム電源に対応しているのは1系統のみなので、コンデンサーマイクを2本使いたいのであればK3+の方が適しているでしょう。
また、K3+はヘッドホンを2つ同時に接続可能なので、二人が同じ場所で配信や撮影をするのにも最適です。
最後にマイク音質についてですが、K3+よりもAG03で録音した方が若干クリアでホワイトノイズが少なかったです。
というかK3+はダイナミックマイク(SM58)で録音すると入力レベルを最大にしても音が小さく、これだと配信ソフトや編集ソフトで音量を上げてやる必要がありそうです。
個人的には音質を重視したいと思っているので、どちらを選ぶかと聞かれたらAG03を選びます。
5.まとめ
K3+を買おうか迷っている方はゲーム配信・実況動画の作成に使おうと思っている方が大半ではないかと思います。
機能性だけ見るとAG03と同等だと思うので、購入前は「音質次第では乗り換えもあり」と思っていましたが、先ほども記載した通り音質はそこまで高くないですし、音量が低いという欠点(編集やソフトの設定で改善できますが)があるため、個人的にはナシだと思います。
ただ、K3+のマイク入力2系統がどちらもファンタム電源に対応している点や、ヘッドホン端子が2つあることはかなり魅力的だと思います。
確実に一人でしか動画投稿や配信をしないのであれば必要ない機能ではありますが、二人でゲーム実況や雑談動画を作りたいのであればK3+を選ぶのもありだと思います。
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。