どうもさっさんです^^
先日Kingstonから発売されたばかりのNVMe M.2 SSD「Kingston KC2000」の1TBモデルをご提供いただいたので本記事でレビューしていきたいと思います。
Kingston KC2000 について
KC2000とは、Kingstonから新たに発売された製品で、TLC型96層3D NANDメモリチップを搭載したNVMe M.2 SSDです。
容量は250GB・500GB・1TB・2TBの4種類で、5年間の保証とテクニカルサポートが付属しています。
アクセススピードは容量ごとに違いはあるものの、シーケンシャルリードが最大3200MB/s、シーケンシャルライトが最大2200MB/sと非常に高速です。
僕は昨年Kingstonから発売された低価格が魅力のM.2 SSD「A1000」も持っていますが、KC2000のシーケンシャルリード・ライトはA1000の2倍以上の数値です。
しかもKC2000は発売されたばかりながらも容量によってはA1000を下回るほど安価で販売されている非常にコスパに優れた製品です。
A1000は「ある程度のスペックでいいから安く抑えたい」という方向けの製品でしたが、KC2000なら低コストでトップクラスの性能が手に入ります。
- 高速な読み書き速度
- 4種類のラインナップ
- 安価な価格設定
- 5年間の長期保証
スペック
製品名 | KC2000 250GB | KC2000 500GB | KC2000 1TB | KC2000 2TB |
---|---|---|---|---|
製品画像 | ||||
コントローラー | Silicon Motion SM2262EN | |||
メモリー | TLC型96層3D NANDメモリチップ | |||
シーケンシャルリード | 3000MB/s | 3200MB/s | ||
シーケンシャルライト | 1000MB/s | 2000MB/s | 2200MB/s | |
4Kランダムリード | 350,000 IOPS/s | 250,000 IOPS | ||
4Kランダムライト | 200,000 IOPS | 250,000 IOPS | 275,000 IOPS | 250,000 IOPS |
消費電力 | 3mW(アイドル)/2.1W(読み出し最大)/7W(書き込み最大) | |||
動作温度範囲 | 0°C~70°C | |||
MTBF | 200万時間 | |||
耐久性評価 | 150TBW | 300TBW | 600TBW | 1200TBW |
保証期間 | 5年 | |||
価格(2019.7.3現在Amazon出品価格) | 6,580円 | 19,267円 | 21,200円 | 43,000円 |
KC2000 開封&外観チェック
▼パッケージは割と簡易的ですが本体はプラスチック製のスペーサーにしっかりと固定されていて安心感があります。
▼本体を取り出しました。
KC2000は一般的な2280サイズのM-key型です。
▼裏側にはメモリチップとキャッシュメモリが実装されています。
▼本体の他にはストレージクローンアプリのシリアルキーが書いた紙が入っていました。(裏面にシリアルキーが書いています)
自作PCに取り付けてみる
▼今回は僕が2018年1月に自作したPCにKC2000を取り付けたいと思います。
配線が汚くてすいません(笑)
この自作でPC電源はやっぱりモジュラー式が神だと学びました。
▼マザーボードはMSI Z370 GAMING PRO CARBON ACで、M.2 SSDを2つ取り付けることができるのでOSインストール用としてSamsung 960 EVOを、データ保存用としてA1000を使っていました。
▼今回はA1000を取り外して代わりにKC2000を取り付けます。
写真を撮りながらなので少し時間はかかりましたが、取付自体は3分程度でできました。
簡単なので自作未経験者でも気軽にPCの容量アップができると思いますよ。
CrystalDiskMark6.0.2でベンチマークを測定
▼A1000を取り外す前に測定したベンチマークがこちらです。
シーケンシャルリードとライトは公称値以上の数値が出てはいるものの、やはり速度にこだわる方には物足りない値です。
▼次にKC2000を測定してみます。
こちらもシーケンシャルリードとライトは1TBモデルの公称値以上の数値が出ました。
A1000と同等の価格でありながらこの結果はすごいです...
KC2000なら速度重視の方でも十分満足できるのではないでしょうか。
まとめ
個人的には多少価格が高くてもOSインストール用としてはできるだけ高速なSSDを使いたいと思っていたのでA1000はデータ保存用としていましたが、KC2000であればOSインストール用としても十二分に使える製品だと思いました。
スペック上ではSamsungの970 EVO Plusやintel 760pシリーズに劣るものの、体感的にはほとんど差がないと思いますので、それでいてKC2000の方が数千円安いのはかなり魅力的だと思います。
また、Kingstonがメモリ製品において世界最大のメーカーであることや、保証期間が5年と長期間という安心感もあります。
現在M.2 SSDの購入を検討している方は是非チェックしてみてください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。