どうもさっさんです^^
10年ほど前からHDDに代わるPCのデータ記憶装置として普及しだしたのがSSD(Solid State Drive)です。
データを記憶するという役割は全く同じですが、円盤に磁気で記憶するHDDに対し、SSDはNANDフラッシュメモリーという半導体へデータを記憶する仕組みで、駆動する部品がないため振動に強く、消費電力が低いという特徴があります。
また、読み込み・書き込みともにHDDよりも圧倒的に速いため、OSやソフトのインストール用として使うことにより、PC全体の動作が非常に軽快になります。
一口にSSDと言っても実はSATA接続の2.5インチタイプと、PCI Explessで接続するM.2タイプがあるのをご存知でしょうか。
値段はM.2タイプの方が割高ですが、読み込み・書き込み共に2.5インチタイプよりも数倍高速なため、性能を重視するのであればM.2タイプがおすすめです。
先日Intel Core i9 9900KとRTX2080を使って新しいPCを自作したんですが、その際にCORSAIRから販売されている『MP510』というM.2 SSDの960GBをソフトのインストール用として組み込んだので、そちらをレビューしていきたいと思います。
1.CORSAIR MP510とは?
MP510とは、CORSAIRから2018年10月に発売されたM.2タイプのSSDです。
冒頭でも記載した通り、HDDはもちろん2.5インチSSDよりも数倍高速なのが特徴で、OSやソフトのインストール用として使うことにより、PCの起動や全体的な動作を高速化することが可能です。
ラインナップは240GB/480GB/960GB/1920GBで、容量別のスペックは以下の通りです。
容量 | 240GB | 480GB | 960GB | 1920GB |
---|---|---|---|---|
フラッシュメモリー | 3D TLC NAND | |||
SSDコントローラー | Phison PS5012-E12 | |||
連続読出 | 3100MB/s | 3480MB/s | ||
連続書込 | 1050MB/s | 2000MB/s | 3000MB/s | 2700MB/s |
4Kランダム読出 | 180,000 IOPS | 360,000 IOPS | 610,000 IOPS | 485,000 IOPS |
4Kランダム書込 | 240,000 IOPS | 440,000 IOPS | 570,000 IOPS | 530,000 IOPS |
消費電力 | 30mW(アイドル) 6.1W(リード) 3.5W(ライト) |
30mW(アイドル) 6.7W(リード) 4.8W(ライト) |
30mW(アイドル) 6.9W(リード) 5.6W(ライト) |
30mW(アイドル) 7.1W(リード) 6.2W(ライト) |
動作温度範囲 | 0°C~65°C | |||
MTBF | 180万時間 | |||
耐久性評価 | 400TBW | 800TBW | 1700TBW | 3120TBW |
保証期間 | 5年 | |||
価格(2019.2.1現在Amazon出品ページ) | 9,116円 | 14,850円 | 28,546円 | 55,890円 |
240GBモデル
Corsair M.2 SSD 240GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】 HD2393 CSSD-F240GBMP510
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: Personal Computers
480GBモデル
Corsair M.2 SSD 480GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】 HD2394 CSSD-F480GBMP510
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: Personal Computers
960GBモデル
Corsair M.2 SSD 960GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】 HD2395 CSSD-F960GBMP510
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: Personal Computers
1920GBモデル
CSSD-F1920GBMP510 [1920GB SSD Force Series MP510 M.2(2280) NVMe 1.1 PCIe Gen 3.0 x4 3DTLC]
- メディア: Personal Computers
表を見てわかるように、容量によってアクセススピードが異なりますが、最大で、シーケンシャルリードが3480MB/s、シーケンシャルライトが3000MB/sとなっています。
2.MP510の開封&外観チェック
▼今回自作に使用したのは960GBモデルです。
外箱はこんな感じです。
▼箱から取り出しました。
本体は透明なプラスチックのケースに収納されていました。
▼MP510のフォームファクタは2280です。(22×80mm)
CORSAIRのロゴと製品のロゴをプリントしたシンプルなステッカーが前面に貼られています。
▼背面には型番などが記載されたステッカーがメモリチップの上に貼られていました。
3.MP510のベンチマークについて
今回MP510を取り付けたPCの構成は以下の通りです。(価格は2019.1.31現在)
パーツ名 | 製品名 | 価格 |
---|---|---|
OS | windows10 | 14,956円 |
マザーボード | GIGABYTE AORUS MASTER | 35,960円 |
CPU | Core i9 9900K | 69,800円 |
CPUクーラー | CORSAIR H100i RGB Platinum | 21,682円 |
メモリ | HyperX FURY DDR-2666 16GB×2 | 38,250円 |
SSD① | Samsung 970 EVO(リンクは1TBモデル) | 79,898円 |
SSD② | CORSAIR MP510 960GB | 28,546円 |
HDD | Western Digital 4TB | 10,613円 |
グラフィックボード | MSI GeForce RTX 2080 GAMING X TRIO | 114,540円 |
キャプチャーボード | AVerMedia GC573 | 36,720円 |
電源 | CORSAIR RM750x | 17,053円 |
ケース | CORAIR SPEC-OMEGA Tempered Glass | 14,815円 |
▼CrystalDiskMark 6.0.2でのベンチマーク結果です。
シーケンシャルリード・ライト共にほぼスペック通りの性能を発揮しています。
▼OSインストール用のSamsung 970 EVOも測定してみました。
結果はシーケンシャルリード以外は全てMP510が上回る結果になりました。
MP510は960GBで約28,000円、1920GBモデルでも約55,000円と非常にコスパに優れているため大容量モデルを購入するのもありだと思います。
▼参考までにデータ保存用として取り付けたWestern Digitalの4TB HDDも測定してみました。
さすがにM.2 SSDとは比較になりませんね。
倍以上の値がついていた1、2年前ならともかく、ここまで値下がりした現在であれば少し容量が少なくてもOSのインストール用としてSSDの取り付けをおすすめします。
240GBモデル
Corsair M.2 SSD 240GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】 HD2393 CSSD-F240GBMP510
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: Personal Computers
480GBモデル
Corsair M.2 SSD 480GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】 HD2394 CSSD-F480GBMP510
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: Personal Computers
960GBモデル
Corsair M.2 SSD 960GB Force MP510 series 【Type2280 / PCIe3.0×4 NVMe1.3】 HD2395 CSSD-F960GBMP510
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/10/20
- メディア: Personal Computers
1920GBモデル
CSSD-F1920GBMP510 [1920GB SSD Force Series MP510 M.2(2280) NVMe 1.1 PCIe Gen 3.0 x4 3DTLC]
- メディア: Personal Computers
▼自作動画はこちら
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございまいた。
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