どうもさっさんです^^
以前DXRACERのフォーミュラシリーズ『DXR-BKN』をレビューしたんですが、今回はレーシングシリーズ『RV-131』をレビューしたいと思います。
- 1.『DXRACER RV-131』について
- 2.『DXRACER RV-131OR』開封の儀&組立て
- 3.『DXRACER RV-131』のリクライニングとアームレストについて
- 4.DXRACER DXRとの比較
- 5.実際に仕事とゲームで使ってみた感想
1.『DXRACER RV-131』について
日本で人気の高いゲーミングチェアと言えばやはり『DXRACER』ですね!
実は一口でDXRACERと言ってもグレードがいくつもあるのをご存じでしょうか。
▼公式サイトを見てみると左側にグレードが記載されていて、今回は上から3番目のレーシングシリーズをレビューします。
レーシングシリーズはDXRACERの中でも背もたれが高く、標準体型の比較的背の高い方にフィットしたモデルです。(身長170~185cmの方推奨)
座面部は左右両端がフラットな形状により、包み込み感が少なく、フォーミュラシリーズに比べ、緩やかなホールド感が特徴です。
レーシングシリーズの中でも『RV-131』『RW-106』『RW-0』の3つのモデルがあり、主な違いについては下記のとおりです。
RV131(今回レビュー)
- 4Dアームレスト...高さ調整+前後スライド+左右幅調節+アームパッド首振り機能付き。
- PUソフトレザー
- アルミ製キャスターベース
- 7.5cmキャスター
- 49,800円
RW-106
- 3Dアームレスト...高さ調整+前後スライド+アームパッド首振り機能付き。
- ファブリック生地・PUソフトレザー・PVCハードレザー
- ナイロン樹脂製キャスターベース
- 5cmキャスター
- 39,800円
RW-0
- 3Dアームレスト...高さ調整+前後スライド+アームパッド首振り機能付き。
- PUソフトレザー
- ナイロン樹脂製キャスターベース
- 5cmキャスター
- 45,800円
※2018.6.20現在RV-131とRW-106は楽天のみの取り扱いになります。
DXRACERプロモーション動画
東京ゲームショー2017出展動画
2.『DXRACER RV-131OR』開封の儀&組立て
▼こちらがRV-131が入っている箱で、写真だとサイズ感が伝わりにくいかもしれませんがゲーミングチェアが入っているわけですからかなり大きいです。
▼開封して中身を取り出し全て並べてみました。
内容物一覧
- 背もたれ部
- 座部
- ランバーサポート
- ヘッドレスト
- シリンダー固定台
- 五本足ベース
- 五本足ベースカバー
- キャスター
- 説明書、工具
- サイドカバー
- シリンダー
- シリンダーカバー
- 昇降レバー、ロッキングレバー
▼説明書は日本語で解説されているため特に問題なく組立てを行えると思います。
使用する工具は付属の六角レンチのみです。
▼まず背もたれ部にあらかじめついているネジを外し、座部の取付部分に合わせて改めてネジ止めします。
▼続いてサイドカバーを取り付けます。
DXRではサイドカバーもネジ止めが必要だったんですが、RV-131では穴にはめるだけで簡単に取付できるように改善されていました。
▼次に裏返して座部の下にシリンダー固定台を取り付けます。
▼まず赤いフレーム部分にあらかじめついているネジを取り外すんですが、落とすと隙間に入り込む可能性があるのでしっかり押さえながら取り外すことをおすすめします。
▼取り外したネジでシリンダー固定台を改めてネジ止めすれば取付完了です。
次に昇降レバーとロッキングレバーを取り付けます。
シルバーの棒に角度を合わせてはめるだけなので簡単でした。
これで座部より上側の組立ては完了です。
続いて座部より下側の組立てに入ります。
▼まず五本足ベースにキャスターを取り付けます。
ちなみに、一般的なオフィスチェアは五本足ベースが丸みを帯びたデザインのものが多いんですがDXRACERは平らなデザインを採用しています。
これはなぜかというと、平らな方が耐久性に優れているためで、長期間安心して使用できるようにこのデザインを採用しています。
少しかたいですが、穴に向かって体重をかけるとしっかり入りました。
▼キャスターを取り付けたら、五本足ベースのカバーも取り付けます。
これははめ込むだけなので簡単です。
▼続いて五本足ベースにシリンダーとシリンダーカバーを取り付けます。
こちらもはめ込むだけです。
▼ここまで来たら先ほどのシリンダーとシリンダー固定台を合わせれば完成です。
いいですねー!
Twitterに画像をアップしたら「BO3の色合いで好き」というリプを頂きました。
言われてみると確かにそう見えますね。
▼このままでももちろん使用できますが、せっかくなので付属のランバーサポートとヘッドレストも取り付けてみたいと思います。
▼まずヘッドレストですが、クリップで固定することもできますし、上から被せるだけでも大丈夫です。
クリップは低め、被せると高めにできるので自分の頭の高さに合うように取付しましょう。
ちなみに僕の場合はクリップの方が高さ的に丁度良かったです。
▼続いてランバーサポートも付けてみます。
背面でバックル?のようなもので簡単に取付できました。
▼ランバーサポートとヘッドレストを取り付けるとこうなります。
この方がゲーミングチェアっぽくてカッコいいですね。
次の章でRV-131の機能性を確認したいと思います。
3.『DXRACER RV-131』のリクライニングとアームレストについて
まずはリクライニングについてです。
DXRACERは全てのモデルがリクライニング角度135度になっていて、座った状態で後ろに体重をかけると+15度傾斜して合計150度傾きます。
また、RV-131などの一部モデルでは座面角度調整機能がついており、後ろに座面を15度傾けて(もっと少なくても可能)左側のレバーを回すと、座面を傾いた状態に固定することができます。
座って仮眠をとりたい方には非常に便利な機能です。
※座面角度調整機能搭載モデルは現在レーシングシリーズ RV-131、キングシリーズDXK-06、クラシックシリーズCA-120FTのみです。
他のメーカーのゲーミングチェアは180度くらいリクライニングできるものもあるので、この点がDXRACERと他のゲーミングチェアとの違いの一つです。
安全基準の厳しいヨーロッパの一部地域では、万が一の転倒に備えて高い傾斜のリクライニングが制限されているため、それに合わせた仕様になっているようです。
続いてアームレストを見てみます。
RV-131のアームレストは4Dアームレストというもので、DXRACERに搭載されている中で最上位グレードのものになります。
以前レビューしたDXRは1Dスタンダードというアームレストで、上下の高さ調節機能のみでしたが、4Dアームレストは高さ調節・前後スライド・左右幅調節・アームパッド首振り機能を搭載しています。
文章ではわかりにくいので写真でどのように使用できるか解説していきたいと思います。
高さ調節
高さの調整は結構な範囲で行えるので「高さが合わない」ということにはならないでしょう。
個人的にはデスクとフラットな高さにしてアームレストに肘を置いてキーボードやマウスを操作するのがおすすめです。
前後スライド
僕はよくFPSなどのシューティングゲームをプレイしているため、最前部までスライドすることが多いんですが、背もたれに寄りかかってラフな体制でRPGなどをプレイするときは最後部まで下げ、肘を置きながらプレイすると楽です。
左右幅調節
4Dアームレストは幅も調節することができます。
細身の方や女性は内側へ、体格のいい方は外側へというような使い分けができます。
アームパッド首振り
肘が当たるパッド部分の角度を変えることができます。
僕は真ん中で使用していますが、体格やプレイする体勢に合わせて変更できるため便利です。
「アームレストなんて別にどうでもいいよ」なんて思っている方もいるかもしれませんが、実際に使ってみると結構便利なものですよ。
もしDXRACERでこうしてアームレストを調整できるモデルを購入したら色々試してみてくださいね。
4.DXRACER DXRとの比較
背もたれ部の高さ比較
座面の高さをだいたい同じくらいにしているんですが、RV-131の方がやや背もたれの高さがあります。
これはフォーミュラシリーズが身長155~175cm推奨としているのに対し、レーシングシリーズは170~185cmと長身の方におすすめのモデルとなっているからです。
座面の最低位置と最高位置の高さ比較
製品仕様を確認してみると、RV-131が49cm~56cm、DXRが42cm~52cmとなっており、画像でもわかる通りRV-131は最小でも結構な高さになります。
僕は身長172cmで、高さが70.5cmのデスクを使用していて、DXRは丁度いい高さに調整できたんですが、RV-131は最低にしても「もう少し下げたいな」と感じました。
人それぞれ好みは違いますが低めのデスクを使用している方は注意が必要です。
※RW-106は43cm~53cm、RW-0は44cm~54cmとなっているため、高さが気になる方はこちらの方が適しているかもしれません。
生地の比較
DXRがファブリック生地(布地)を採用しているのに対し、RV-131は質感の高いPUソフトレザーを採用しています。
ファブリック生地は通気性がいいため暑い時期でも快適に使用することができます。
PUソフトレザーは暑い時期にエアコンのない部屋だと蒸れやすいというデメリットがありますが、見た目の高級感が高く、汚れても拭き取ればいいだけなのでメンテナンス性は高いです。
個人的にはPUソフトレザーの方が好きですね。
また、座面両端の跳ね上がりがフォーミュラシリーズよりもややフラットになっていて、座った時のホールド感が緩めになっています。
アームレスト比較
写真で分かる通り大きさが全然違いますね。
RV-131の方は幅が広いためゆったり肘を置くことができます。
また、先ほどアームレストの機能を紹介した通り4Dアームレストなので様々な位置への調整が可能です。
対してDXRに搭載されているのは1Dアームレストというもので、機能は高さ調整のみになります。
キャスター比較
DXRに比べてRV-131はより強度の高い大型キャスターになっています。
性能的にはあまり変わらないのかもしれませんが、強度が増しているのはありがたいですね。
どちらも静音性が高く、床を傷つけにくい樹脂製です。
5.実際に仕事とゲームで使ってみた感想
僕が普段実際に仕事やゲームをしている部屋で数日間使用してみました。
座面の広さは丁度良く、適度な反発力で座り心地はかなりいいです。
また、アームレストの使い勝手がよく、1Dより幅が広いのがいいですね。
ただ、背もたれの幅がDXRよりも少し狭めになっているため、僕の場合寄りかかると少し窮屈感があります。
座面の高さについてですが、先ほども言った通り最低にしてもやや高めなので、慣れるまでは違和感を感じました。
前提として少し高めのデスクを使用している方に向いているゲーミングチェアではないかと思います。
また、背もたれが高く、幅が狭いことから長身で細身の方に特に適していますね。
デスクの高さが不安であれば無難にフォーミュラシリーズを選ぶか、レーシングシリーズのRW-106とRW-0をおすすめします。
DXRACER RV-131の総評
DXRよりも2万円ほど価格は上がりますが、細かい所から目に見えるところまでグレードアップされていました。
PUソフトレザーの質感が良く、見た目の高級感がありかっこいいです。
4Dアームレストが便利で、PCゲームをプレイしている方(キーボードとマウスを使用して)には特におすすめです。
約5万円となるとDXRACERの他のモデルや他社のゲーミングチェアとも迷うかもしれませんが、条件が合う方には非常にいいゲーミングチェアだと思いました。
- やや高めのデスク・高さ調整のできるデスクを使用している
- 長身で細身
- キーボードとマウスでゲームをしている
※2018.6.20現在RV-131とRW-106は楽天のみの取り扱いになります。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^
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