どうもさっさんです^^
僕は普段YouTubeの撮影にPanasonicのGH5とGH5Sの2台をメインに使っていて、どちらも『LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.』を装着していました。
LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.は12-60mm(35mm換算24-120mm)と、広角から望遠域まで幅広くカバーしつつ、本体重量が210gと軽量で扱いやすいためこれはこれで満足しているんですが、ズーム時にF値が上がり暗くなってしまう点だけが不満でした。
そこで先日オリンパスの標準ズームレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO』を買いました。
結果は大満足で、ズームしても暗くならず(F2.8通し)常にきれいな映像を撮影することができますし、最大撮影倍率が0.3倍(35mm換算0.6倍)なので非常に物を大きく映すことができます。
ただ、残念ながらM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは手振れ補正が付いていないため、手持ち撮影ではブレが目立ってしまいます。
普段動画を撮影するときは基本的に三脚にカメラを据えているため、手振れ補正は関係ないのですが、たまに手持ちで撮影することがあるので欲を言えば手振れ補正は欲しい機能です。
冒頭でも記載した通り僕はGH5とGH5Sの2台体制で撮影をしているため、できればF2.8通しのレンズがもう一つ欲しいと思っていました。
というわけで、オリンパスに続きPanasonicのF2.8通しの標準ズームレンズ『LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.』も買ったので本記事で簡単に開封レビューしていきたいと思います。(お財布には大ダメージ泣)
- 1.LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.
- 2.LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.
- 3.GH5に取り付けてみる
- 4.LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.を使って撮影した感想
1.LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.
LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.とは、2017年3月にPanasonicから発売されて標準ズームレンズです。
製品名に『Ⅱ』とありますが、実はこのレンズは2012年6月に発売されたLUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.の後継モデルで、主な変更点はLUMIX G8より搭載したボディ/レンズ両方の手ブレ補正を最適に制御する「Dual I.S.2」に対応したことと、色がブラックに近いパープルからブラックに変更されたことでしょう。
また、この製品のようにPanasonicから発売されているレンズで名前に「X」が入っているものはラインナップの中でも上位のモデルで、単純に他のレンズよりもいいうつりを追求したモデルらしいです。
今まで撮影に使っていたLUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.は望遠端が60mmとかなりズームできましたが、このレンズは望遠端が35mmまでとなっているためその点で使い勝手は劣りますが、今まで物撮り以外ではほぼ広角側を使っていたため僕にとっては全く問題ありません。
そんなことよりもやはりF2.8通しというのが魅力的です。
- 12-35mm(35mm換算24-70mm)と使いやすい画角をカバー
- 強力な手振れ補正「Dual I.S.2」に対応
- Xレンズならではの高い描写力
- ズーム全域でF2.8通し
- 防塵・防滴仕様
スペック
製品名 | "LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S." |
---|---|
製品画像 | |
レンズ構成 | 9群14枚(非球面レンズ:4枚、UEDレンズ:1枚、UHRレンズ1枚) |
ナノサーフェスコーティング | ○ |
マウント | マイクロフォーサーズマウント |
画角 | W(f=12mm):84°~T(f=35mm):34° |
光学式手ブレ補正 | ○(POWER O.I.S.、Gシリーズ本体に準じたMODE切換えが可能) |
Dual I.S. 対応 | ○(Dual I.S.2) |
焦点距離 | f=12-35mm(35mm判換算:24-70mm) |
最小絞り値 | F22 |
開放絞り | F2.8(全域) |
絞り形式 | 7枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | ズーム全域で0.25m~∞(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.17倍(35mm判換算:0.34倍) |
フィルター径 | Φ58mm |
防塵防滴 | ○ |
最大径×長さ | Φ67.6mm×約73.8mm |
質量 | 約305g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず) |
動作環境(使用可能温度 / 湿度) | -10~40 ℃ / 10~80 % |
付属品 | レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズ収納袋 |
価格(2019.3.16Amazon出品価格) | パナソニック 標準ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G X VARIO 12-35mm/F2.8 II ASPH./POWER O.I.S. H-HSA1203580,353円 |
パナソニック 標準ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G X VARIO 12-35mm/F2.8 II ASPH./POWER O.I.S. H-HSA12035
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: エレクトロニクス
2.LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.本体
- レンズフード
- レンズポーチ
- 説明書
- 保証書
▼それではレンズ本体を見ていきます。
サイズはに大きくもなく小さくもなく、ちょうどいいくらいではないかと思います。
約8万円とマイクロフォーサーズ用レンズとしては高い部類に入ると思いますが、見た目はオリンパスのレンズほど高級感がないのがちょっと残念です。
後日オリンパスのレンズとの比較もしてみたいと思います。
▼カメラに装着したときに左側になる方にレンズ内手振れ補正のスイッチが付いています。
▼カメラに装着する前にレンズフィルターを取り付けたいと思います。
いつもはKenkoの一番安いフィルターを使っているんですが、ちょっといいレンズなのでフィルターもワンランク上の物を買いました。
こちらはKenkoのPRO1 Digitalというレンズフィルターで、58mm径で約2,000円で販売されています。
安いモデルに比べると面反射が抑えられているようです。
といっても今まで面反射が気になったことなんてないんですけどね(笑)
▼フィルターを取り付けてみました。
▼続いて付属品を見てみましょう。
こちらはレンズフードです。
他の方のレビューを見ると、フードの先端が丸みを帯びた形状になっているため、フードを付けてレンズを下向きに置くことができないのが欠点と言われていました。
僕は特に気にしませんが下向きに並べたい方は注意した方がいいでしょう。
▼レンズフードを付けるとこんな感じです。
やっぱりフードが付いているとなんとなくかっこよく見えますね。
▼こちらはレンズポーチです。
なんかレンズポーチって使っている人が少ないイメージなんですけど、実際どうなんですかね?
屋外で何本も使い分ける方ならレンズポーチを使っているんですかね?
(面倒なので)ズームレンズ1本で済ましたい僕にはちょっとわからないですね。
3.GH5に取り付けてみる
▼僕が普段撮影に使っているGH5に取り付けてみたいと思います。
やっぱりPanasonicのボディにはPanasonicのレンズがしっくりきますね。
手振れ補正のスイッチがアクセントになっていてこれまたかっこいい。
▼僕が今まで使っていたLUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.を付けた場合と比較してみます。
左:LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.
右:LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.
はじめは「おーかっこいい!」と思ってたんですけど、比べてみると手振れ補正のスイッチ以外はほとんど見た目の違いはありませんね(笑)
ちなみに重さはLUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.の方が約95g重いです。
また、値段はLUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.が約8万円なのに対し、LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.は約3万円とかなりリーズナブルです。
今回僕はどうしてもF2.8通しのレンズが欲しかったので買いましたが、あまりF値にこだわらないのであればLUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.の方がコスパやスペック的に(焦点距離・軽さ・最大撮影倍率など)満足できるかもしれません。
4.LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.を使って撮影した感想
引用:Panasonic公式サイトより
LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 Ⅱ ASPH. POWER O.I.S.を普段の撮影に使ってみました。
結果は大満足で、やはりズームしても明るさが変わらないというのは非常に便利です。
いままでは広角端でもF3.5、ズームすると最大F5.6まで上がっていたのでかなり暗くなっていましたので。
しかしこのレンズを使ってからは明るさを気にすることがなくなり、気軽にズームできるようになりました。
また、今まで使っていたレンズは手振れ補正をオフにすることができませんでしたが、このレンズはスイッチで簡単にオン・オフを切り替えることができます。
動画撮影では場合によって手振れ補正の振動音が入ってしまうことがあるようなので、それを簡単にオフにできるのはいい機能だと思います。(僕は手振れ補正の振動音が気になった事はありませんが)
ただ、やはり今まで使っていたLUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.と比べるとそれほどズームできませんし、最大撮影倍率が低いので今までよりも物を大きく写すことができなくなります。
そう考えると一概に「高いレンズだからいい製品だ」とは言えないなと思いました。
ということで結果をまとめると「僕の使い方では満足できたが、万人に適した製品とは言い難い」という感じです。
今回僕はとにかく明るさと、ズームしても明るさが変わらないことを重視していましたが、暗くてもいいからもっと望遠が欲しかったり、物撮りしたいから最大撮影倍率は大きい方がいいなど、重視するポイントが違う場合には他の製品とよく比べて検討した方がいいと思います。
パナソニック 標準ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G X VARIO 12-35mm/F2.8 II ASPH./POWER O.I.S. H-HSA12035
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: エレクトロニクス
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。