どうもさっさんです^^
今回は先日CORSAIR様にお送りいただいた『VOID PRO RGB Wireless SE』をレビューしていきます。
- 1.CORSAIR VOID PRO RGB Wirelessについて
- 2.CORSAIR VOID PRO RGB Wireless SE開封&外観チェック
- 3.CORSAIRデバイス専用ソフト『iCUE』で設定してみる
- 4.フォートナイトで使ってみた感想
1.CORSAIR VOID PRO RGB Wirelessについて
VOID PRO RGB Wirelessとは、2017年9月にCORSAIRから発売された7.1chバーチャルサラウンドに対応したワイヤレスゲーミングヘッドセットで、今回レビューする『SE』の付いたイエローモデルのみ、専用のUSB延長ドックが付属しています。
また、CORSAIRは同日にUSB接続の有線モデルである『VOID PRO RGB USB』と、3.5mmプラグのアナログ接続とUSBサウンドアダプターを用いたUSB接続に対応した『VOID PRO Surround』も発売しています。
始めに言っておくと、VOID PRO RGB Wirelessのサラウンド機能はPCにiCUEとうCORSAIRデバイス専用ソフトをインストールした場合にのみ使用可能で、PS4などに接続した場合はサラウンド機能やイコライザー変更などをすることはできません。
CS機での使用を考えているのであればアナログ接続のVOID PRO Surroundをおすすめします。
VOID PRO RGB Wirelessは50mmネオジウムドライバを採用したワイヤレスヘッドセットです。
イヤーパッドは蒸れにくいメッシュ素材を採用しているため、夏場でも快適なゲームプレイを実現しています。
マイクは単一指向性で、ノイズキャンセイリング機能を搭載しているため、外部からの邪魔な音をシャットアウトすることができます。
左側のイヤーカップに配置されているボタンでマイクミュートが可能ですが、マイクを跳ね上げることでもミュートが可能になっています。
バッテリーは最大で16時間稼働するため、それほど頻繁に充電が必要になるということはないでしょう。
- 50mmネオジウムドライバ採用のワイヤレスゲーミングヘッドセット
- 最大12mの無線通信距離を実現する強力な2.4GHzワイヤレス
- 『SE(イエロー)』には専用のUSB延長ドックが付属
- Dolby 7.1chサラウンドシステム対応(PCのみ)
- 単一指向性ノイズキャンセリングマイク
- 快適な装着性を実現する形状記憶イヤーカップ(メッシュ素材)
スペック
製品名 | VOID PRO RGB Wireless |
---|---|
製品画像 | |
ヘッドホン部 | |
ドライバユニット | 50mmネオジウムドライバ |
感度 | 107dB (+/-3dB) |
周波数特性 | 20Hz-20kHz |
インピーダンス | 32Ohms@1kHz |
マイク部 | |
感度 | ‐38dB (±3dB) |
周波数特性 | 100Hz-10kHz |
インピーダンス | 2.0kOhms |
その他 | |
インターフェース | 2.4GHzワイヤレス |
無線通信距離 | 最大12m |
バッテリー | 最大16時間 |
本体サイズ | 205mm x 100mm x 191mm |
本体重量 | 約390g |
価格(2019.5.4現在Amazon出品価格) | 15,156円(SE) |
2.CORSAIR VOID PRO RGB Wireless SE開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- ヘッドセット本体
- 説明書等
- USB延長ドック
- USBレシーバー
- マイク用風防
- 充電用USBケーブル
▼ヘッドセット本体を詳しく見ていきましょう。
SEが付くイエローモデルはとても珍しい配色でなかなかおしゃれです。
ヘッドセットの形状は洗練されていて見た目はかなりかっこいいと思います。
▼イヤーカップとヘッドバンドはメッシュ素材を採用していて夏場でも快適にゲームをプレイできそうです。
押してみると適度な反発力で耳や頭によくなじんでくれそうです。
▼左側のイヤーカップには電源ボタンとマイクミュートボタンが配置されています。
▼同じく左側イヤーカップの底面には充電用のUSB端子と操作用のダイヤルのようなものが配置されています。
ダイヤルは「回る」というよりも上下にスライドさせて操作を行うイメージで、360度回転するわけではありません。
このダイヤル一つでボリュームの調整、イコライザーの切り替え、サラウンドの有効化・無効化の操作ができます。
▼イエローの部分は単純な黄色ではなく、ラメが入ったようなキラキラした黄色で、画像では伝わりにくいかもしれませんが非常に美しい色をしています。
▼右側のイヤーカップにはボタン類の配置はありません。
▼横から見るとこんな感じになります。
マイクはこのように跳ね上げるとミュートになります。
個人的にはボタンでミュートするよりも使いやすいと思います。
▼マイクは先端以外全て柔らかい素材でできていて、かなり自由に角度を調整することができます。
▼続いて付属品も見ていきましょう。
USBレシーバーもヘッドセットと同じようにブラックとイエローのデザインです。
大きさは一般的なUSBフラッシュメモリと同等です。
▼USBケーブルもヘッドセットと同じ配色になっています。
▼マイクに取り付ける風防が付いているのは地味に嬉しいポイントです。
▼風防を取り付けるとこんな感じです。
これによってマイクに吹きかかる息を軽減することができるので、基本的には付けて使うのがいいでしょう。
▼マネキンを使って装着時の外観を見てみましょう。
配色や形状、どれをとってもバランスが良く、見た目はかなりかっこいいと思います。
ただ、側圧が弱いのかヘッドセットを装着したマネキンを強めに振ると外れてしまいそうでした。
マネキンは人間で言うとかなり小顔な部類に入ると思うので、同じく小顔の方は注意した方がいいかもしれません。
3.CORSAIRデバイス専用ソフト『iCUE』で設定してみる
iCUEは下記のリンク先でダウンロードすることができます。
iCUE ダウンロードページ
▼インストールが済んだらUSBレシーバーをPCに接続してiCUEを起動してみましょう。
iCUEのホーム画面にVOID PRO RGB Wirelessが表示されているのでクリックします。
▼VOID PRO RGB Wirelessの設定画面が開きました。
▼画面右側の「ステレオ」をクリックするとサラウンドが有効になります。
「マイク音量」を上げ下げすることで入力レベルを調整することができます。
「側音」とはサイドトーンのことで、自分の声がリアルタイムで自分の耳にも聞こえるようになります。
密閉型ヘッドセットはどうしても自分の声を確認しにくくなってしまうため、知らず知らずのうちに声が大きくなってしまったり、いつもより活舌が悪くなることもあるので、それらが気になる方は有効にするといいでしょう。
▼続いて「照明効果」をクリックします。
イヤーカップのCORSAIRのロゴの光り方を調整することができます。
好きな色1色にしたり、レインボーに変わっていくようにもできるのですが、ワイヤレスヘッドセットはイルミネーションを有効にするとバッテリー消費が増えてしまうため、個人的にはオフにするのがいいと思います。
▼次に「EQプリセット」をクリックします。
ここではイコライザーの変更や、有効・無効の切り替え、新しいイコライザーの作成ができます。
▼デフォルトでは5つのイコライザーが用意されていて、イコライザー名の左型をクリックすると有効化・無効化の切り替えができます。
▼イコライザーの追加は「EQプリセット」の右側にある「+」マークをクリックします。
▼これで新しいイコライザーが追加され、自由にカスタマイズできるようになりました。
始めはデフォルトのものを使うのがいいと思いますが、物足りなければこのように自分で作ると楽しめるかもしれませんね。
▼最後に「設定」タブをクリックしてみましょう。
ここではバッテリー残量の確認や、自動停止時間の変更などができます。
4.フォートナイトで使ってみた感想
VOID PRO RGB Wirelessを使ってPC版のフォートナイトをプレイしてみました。
まず装着感についてですが、側圧が非常にソフトで耳に負担は全くかからないです。
本体重量は約390gとゲーミングヘッドセットの中でも重い部類に入るとは思いますが、あまりストレスを感じることはないと思います。
ただ、先ほどマネキンに装着した際にも記載したように、実際自分で装着してみても側圧がかなり弱いため、頭を強く振るとヘッドセットがズレてしまいます。
まあそんなにゲームをしながら頭を強く振るということはないと思いますが、一応小顔の方は注意した方がいいでしょう。(僕は頭が大きめですがかなり側圧が弱いと感じました)
次に音についてですが、ゲームの音がクリアに聞こえて敵の銃声や足音が非常に聞き取り易かったです。
定位についてですが、僕はサラウンドが好きで普段はサラウンドを有効化してゲームをプレイしているんですが、このヘッドセットはステレオでも定位が良く、敵の位置はかなり分かり易いと感じました。
その反面サラウンドを有効にすると音の広がりや臨場感は増しますが、定位はステレオの方がいいように感じました。
そもそもサラウンドというのは賛否両論あるものですし、僕がこのヘッドセットはステレオの方がいいと感じたからと言って、他の方も全員全く同じ意見を持つかと言えばもちろんそうではないと思います。
ただ、この点については参考にしていただければと思います。
最後にマイク音質についてですが、僕が持っているLogicoolのG933s、HyperXのCloud Stinger Wirelessの2つと比べてみたところ、ほぼ全く同じような音質でした。
音質の良し悪しについてですが、ボイスチャットをする分には全く問題ないレベルだと思います。
しかし有線ヘッドセットや、オーディオインターフェースとコンデンサーマイクやダイナミックの組み合わせにはどうしても劣ってしまうため、ゲーム実況動画の作成や配信で使いたい場合は他の製品も視野にいれるといいでしょう。
価格については本記事でレビューした『SE(イエロー)』が少し割高なので、USB延長ドックが不要であれば安いカラーを選ぶのがいいと思います。
欠点についても色々と記載しましたが、見た目と音がいいためPC用ワイヤレスヘッドセットの中では自信を持っておすすめできる製品です。
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。