どうもさっさんです^^
いままでYouTube撮影用にゼンハイザーのMKE 600というショットガンマイクをメインで使っていたんですが、今回新たに同じくゼンハイザーのワイヤレスマイク「XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET」を導入したので本記事でレビューしていきます。
MKE 600のレビュー記事はこちら↓
- XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET について
- XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET 開封&付属品チェック
- 使用前の準備
- XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET の音質について
XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET について
XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETとは、2019年6月20日にゼンハイザーから発売されたXS Wireless Digitalシリーズの一つで、ワイヤレスマイク用の送信機・受信機に加えてラべリアマイク(ピンマイク)やカメラに固定するためのアダプター、ベルトに送信機を固定するためのクリップなどがセットになったモデルで、まさに1人で撮影を行うYouTuberのためのマイクセットというような製品です。
2019年10月24日現在Amazonで38,472円で販売されており、趣味用途でも比較的買いやすい価格設定となっています。
また、付属のラべリアマイク「ME 2-2」は単品で約18,000円と高価なので、実質ワイヤレスシステムだけで約2万円と思うとかなりリーズナブルですね。
送信機と受信機は全く同じ形状で、軽量小型設計なので屋外で使う場合にも最適です。
送受信可能範囲は遮蔽物のない環境で最大75mとなっているため、普通に使う分には音声が途切れたりといった心配はなさそうです。
- 動作時間はフル充電から最大5時間となっています。
- ボタン1つだけの簡単操作(送受信機どちら側からでもワンボタンでミュート可能)
- 高い安定性と世界中での運用が可能な2.4GHz接続
- 最大75mの送受信範囲
スペック
製品名 | Sennheiser XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET |
---|---|
製品画像 | |
電源 | リチウムイオン 3.7 V DC |
コーデック | aptX® Live |
周波数特性 | 80 - 18,000 Hz 3.5mm-XLR |
オーディオ出力 | 最大 0 dBu |
信号雑音比 | ≥ 106 dB |
THD | < 0.1% |
レイテンシー | < 4 ms |
周波数帯域 | 2,400 - 2,483.5MHz |
RF出力パワー | 最大 10mW |
変調方式 | GFSK with TDMA |
動作環境 | -10 °C - +55 °C |
充電時間 | 約3時間 |
動作時間 | 最大5時間 |
寸法 | XSW-D 3.5 mm 送受信機 約86 x 24 x 28 mm |
発売日 | 2019年6月20日 |
価格(2019年10月23日現在Amazon出品価格) | 38,472円 |
XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET 開封&付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- 送信機・受信機
- ベルトクリップ
- ホットシューアダプター
- 充電用USB Type-Cケーブル
- ラべリアマイク(ME 2-2)
- カメラケーブル
- マイククリップ
- カラーシール
- 説明書等
▼こちらが送信機と受信機です。
形状は全く一緒です。
▼ボタンは電源ボタン(ミュートボタン)一つだけというシンプルな設計で、そのすぐ横にバッテリー残量表示(ペアリング状態表示)ランプが配置されています。
▼送信機には3.5mmプラグのラべリアマイクを接続可能で、受信機には付属のカメラケーブルを使用してカメラと接続します。
▼充電用端子はUSB Type-Cを採用しています。
▼裏側に貼られているシールを見るとカメラマークとマイクマークが付いています。
送信機と受信機はこのシール以外見た目の違いはないので間違えないようにしましょう。
▼こちらはベルトに送信機を取り付けるためのクリップです。
▼こちらはカメラのホットシューに受信機を取り付けるためのアダプターです。
▼充電用のUSBケーブルは1mくらいあるので短すぎて困るということはなさそうです。
▼付属のラべリアマイク(ME 2-2)です。
約18,000円のマイクが付いてくるのはお得感があります。
▼受信機とカメラを接続するケーブルはカールタイプなので邪魔にはなりにくそうです。
▼こちらはラべリアマイクを服などに固定するためのクリップです。
▼送信機や受信機を複数台使用する方用のカラーシールも付属しています。
▼取り扱い説明書は日本語に対応していました。


使用前の準備
▼まずは受信機側の準備です。
ホットシューアダプターに受信機を取り付けます。
▼それをカメラのホットシューに取り付けます。


▼受信機にカメラケーブルを差し込みます。
▼カメラケーブルの受信機接続側はネジのようになっていて、受信機から抜けないようにがっちりと固定することができます。


▼カメラケーブルの反対側をカメラ本体のマイク端子に差し込みます。
▼これで受信機側の準備は完了です。
▼続いて送信機側です。
送信機をベルトクリップに取り付けます。
▼次にラべリアマイクを送信機に差し込みます。
カメラケーブルと同様にラべリアマイクの接続端子はネジ式になっていて抜けないように固定可能です。
▼送信機をズボンのベルト(写真を撮影したときたまたまベルトしてませんでした)に挟んで固定します。
▼ケーブルは服の中を通してマイクを首元に固定してみました。
これで電源を入れればすぐに使用できます。
▼YouTube撮影に使ってみましたが、小さいので意識しなけらばマイクを付けているのはかなり気づきにくいと思います。
▼ちなみに重量は送信機側が82g、受信機側が78gなので重さはほとんど気にならないと思います。


XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SET の音質について
冒頭でも記載した通り僕は普段YouTubeの撮影にゼンハイザーのMKE 600を使用しています。
MKE 600は非常にクリアな音質で、しかもホワイトノイズがほとんど入らないため個人的にはかなり満足しています。
ただ、指向性が鋭いため自分が向いている角度やカメラの位置によって録音される声が部分的に小さくなることがあります。
そこでマイクをXS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETにすることで常に均一な音量で声を録音できるのではないかと考えました。
結果はマイクの位置を気にせずに話しても音量が小さくならず、僕が予想していた結果になりました。
ただし音質についてはMKE 600に比べてややこもっている感じ(というか低音が少し強い?)で、個人的にはもう少しクリアに録音されれば良かったのになぁと感じました。
とは言ってもカメラの内蔵マイクよりは確実にきれいに録音できますし、ホワイトノイズもほとんど気にならないため、YouTubeで使う分には十分だと思います。
「安い!」と言い切れるような価格ではないかもしれませんが、業務用マイクに比べると買いやすいのではないかと思います。
YouTubeをやっている方なら一つ持っていて損はない製品だと思いますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
▼ XS Wireless Digital PORTABLE LAVALIER SETを動画でレビューしました。
音質比較も行っていますので、購入を検討している方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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