どうもさっさんです^^
最近本当にゲーム配信をする方が多いですよね。
中には顔出しゲーム実況をしている方もいて、自分の体の周りを透過してゲーム映像と合成している方もいます。
▼こんな感じです。
有名どころでいうとヒカキンさんなんかがやっているやつです。
ゲーム実況をしている方なら「これってどうやってるの?」と気になったことはないでしょうか。
そこで今回は人気配信・録画ソフト『OBS Studio』を使ってゲーム映像に自分の姿を重ねて背景を透過する方法を解説します。
1.クロマキー用の布を準備しよう
背景を透過するにはOBS Studioのクロマキーという機能を使います。
ソフトの設定はとても簡単なんですが、背景を透過するには緑や青の布を自分の後ろに配置する必要があります。
と言っても自分の体を覆う程大きい緑の布なんて誰も持ってないと思います。
僕も持ってないです。
なのでAmazonで布とスタンドがセットになった製品を購入しました。
それがこちら↓
こちらは横幅2.8m 縦1.8mの緑・黒・白の布と、スタンドがセットになった製品で購入時5,675円でした。
布だけ単体のものも売っていたんですが、単純にスタンドも欲しかったのと、白と黒の布も付属するのでこちらを選びました。
「安く済ませたい」「スタンドは要らない(なんとかできる)」という方なら布だけで安く売っている製品を選ぶのもありだと思います。
2.購入した背景セット開封&組立て
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
背景セット内容物一覧
- 三脚入りバック
- 緑色背景布
- 黒色背景布
- 白色背景布
- 背景布固定用クリップ(2個)
- メッセージカード?
- 説明書(日本語非対応)
▼三脚入りバックも開封してみます。
三脚入りバック内容物一覧
- 三脚
- 横幅延長ポール(2本)
- 端部用ポール(2本)
説明書は日本語に対応していませんが、特に見なくても組立てはできると思います。
▼三脚はリビングで組み立てて設置する部屋に持っていきました。
背景布は縦でも横でも使うことができるんですが、ゲーム実況ならイスに座った状態の上半身くらいしか映らないので横で使うのがいいと思います。
ちなみに背景布は結構薄い素材で、緑1枚だと透けてしまっていたので黒も後ろに重ねることにしました。
▼設置するとこんな感じです。
ただ、これでは画角が広すぎて背景布の周りが透過されないので少しカメラをズームしてやります。
▼自分の後ろに背景布以外映らないくらいまでズームします。
これで準備は整いました。
いよいよOBS Studioで設定をしていきます。
3.OBS Studioのクロマキー設定
▼OBS Studioを起動します。
ご存知の方が多いとは思いますが、PCにPS4やNintendo Switchの映像を取り込むにはキャプチャーボードが必要になります。
「キャプチャーボードを持っていない」「キャプチャーボードって何?」って方は下の記事をどうぞ。
▼OBS StudioにWEBカメラなどで自分の姿が映った映像を取り込みます。(ソースで右クリック→映像キャプチャデバイスを左クリックし、使用するWEBカメラを選択します)
するとカメラ映像が全体に表示されました。
上の画像の矢印の部分(四隅ならどこでもOK)をドラッグすると取り込んだ映像のサイズを変えることができます。
また、映像の四隅以外をドラッグすると好きな場所に移動することができます。
▼とりあえず左下に配置してみました。
▼下の画像で矢印のある歯車(WEBカメラ用設定)を左クリックし、フィルタを選びます。
▼するとWEBカメラのフィルタ設定が開きました。
エフェクトフィルタで右クリックし、クロマキーを選択します。
▼すると背景が透過されました。
上手く透過されない場合は『類似性(1-1000)』を上げたり下げたりして調整します。
最後に右下の閉じるを左クリックします。
▼これで背景が透過され、自分の姿とゲーム映像が合成されました。
これで配信(録画)を行うと透過された映像がそのままストリーミングサイトに流れます。
いかがでしたでしょうか。
ゲーム映像取り込み用キャプチャーボードやWEBカメラを持っている方なら簡単にクロマキー合成を行うことができますよ。
4.背景布をカーテン化してみた
前の章でクロマキーを使うところまでは終わったんですが、配信のたびにいちいち三脚を設置して、終わったら片付けるというのは非常に面倒です。
というわけで背景布をカーテン化して設置と片づけを簡略化することにしました。
▼まず背景布を設置する箇所に突っ張り棒を設置します。
こちらはニトリで800円くらいで買いました。
▼突っ張り棒にひも付き洗濯ばさみを付けて背景布を挟みます。
こちらもニトリで150円ほどで販売されているものを買いました。
▼これで簡単に背景布を設置したり片付けたりできるようになりました。
僕は頻繁に使うことはないと思いますが、これなら使っていない間も邪魔になりません。
簡単にできるので試してみてはどうでしょう。
5.配信おすすめ機材紹介
既に配信機材を持っている方なら必要ないかもしれませんが、参考までに僕が使用している機材を紹介したいと思います。
AVerMedia Live Gamer 4K GC573
こちらはAVerMediaのソフトウェアエンコードタイプの内蔵型キャプチャーボードです。
2018年7月に発売された製品で、4K/HDR/60fps又は1080p/240fpsでの録画に対応しています。
価格は約38,000円とやや高いですが、PCIeに空きがあるデスクトップPCを使っていて「とにかくハイスペックなキャプチャーボードが欲しい」「この先何年もゲーム配信をする」という方にはいい製品だと思います。
また、録画・配信ソフトのRECentralや、人気動画編集ソフトのPowerDirectorも付属します。
AVerMedia Live Gamer Ultra GC553
こちらも同じくAVerMediaの製品でGC573と同日に発売されたソフトウェアエンコードタイプの外付け型キャプチャーボードです。
GC573は内蔵型のためPCIeに空きがあるデスクトップPCを使っている方しか使うことができませんが、GC553はUSBで接続できるため拡張性のないデスクトップPCやノートPCで使用することができます。
4K/30fps又は1080p/120fpsでの録画が可能になっていて、(2018.9.17)現在発売されている外付け型キャプチャーボードではおそらく最もスペックが高い製品です。
約31,000円と中々高めですが、「内蔵型は取付できないがスペックには妥協したくない」という方にはおすすめの製品です。
Elgato Cam Link
こちらはElgatoから発売されたビデオカメラ・一眼レフ向けのキャプチャーボードです。
ゲーム実況での顔出し配信程度であれば安いWEBカメラでも十分だと思いますが、画質にもこだわりたいと思っているならビデオカメラなどとキャプチャーボードを繋ぐことでWEBカメラと比べてかなり高画質で配信することが可能になります。
価格は約15,000円と手頃なので、既にビデオカメラなどを持っているなら検討してみてはどうでしょう。
Logicool プロ ストリーミング ウェブカム C922
こちらはLogicoolのハイエンドWEBカメラです。
1080p/30fps又は720p/60fpsでの録画・配信が可能で、価格は約8,600円とお手頃です。
僕も実際に使用しましたが、なかなか高画質に撮れているなぁと感じました。
ただ、やはりビデオカメラとキャプチャーボードを合わせて使う場合の画質には及びませんね。(当たり前ですが)
ビデオカメラなどを持っていない人がとりあえず入門用として購入するのに丁度いい製品かなと思います。
SONY ビデオカメラ FDR-AX45
僕がメインで使っているSONYのビデオカメラです。
4k/30fps又は1080p/60fpsでの録画が可能で、画質はかなりいいと思います。
ゲーム実況のためだけであればちょっとオーバースペックですが、実写動画も撮影するなら使い勝手が良くおすすめです。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス G8
こちらは僕がサブ機として使っているPanasonicのミラーレス一眼です。
他社の一眼系カメラは動画を30分しか撮影できないようになっていますが、最近のPanasonicのカメラは動画を連続30分以上撮影できる(全てのカメラではない)ようになっているので、実写動画を撮影する方には非常に便利です。
もちろん写真もきれいに撮ることができますよ。
6.まとめ
顔出し配信をしている方は少ないですが、出していないよりもインパクトは強いですし、背景透過をすると配信クオリティは格段に向上します。
カメラや背景布などを用意する費用はかかりますが、「顔出ししてもいい」という方は挑戦してみてはどうでしょう。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^