どうもさっさんです^^
つい先日、海外でASTROの新型『A40 TR + Mix Amp Pro TR』が発売されました。
日本ではまだ公式販売されていませんが、輸入販売業者がAmazonで販売しているため、そちらであれば既に購入が可能になっています。
日本では2019年6月27日に発売が発表されています。
僕は海外版をいち早く入手することができましたので、本記事でレビューしていきたいと思います。
- 1.新型A40 TR + Mix Amp Pro TRについて
- 2.新型A40 TR + Mix Amp Pro TR開封&外観チェック
- 3.旧型と新型の比較
- 4.専用ソフトで設定してみる
- 5.PS4で使ってみた感想
1.新型A40 TR + Mix Amp Pro TRについて
冒頭でも記載した通り、新型A40 TR + Mix Amp Pro TRは海外で発売されたばかりで、日本国内では旧モデルが最新製品として販売されています。(記事執筆時点)
実はASTRO製品が日本国内で公式販売されるようになったのは割と最近の話で、ASTRO Gamingを買収したロジテックが2018年9月にようやく旧型A40 TR + Mix Amp Pro TRを販売しています。
発売後、多くのゲーム配信者を起用して旧型A40 TR + Mix Amp Pro TRを宣伝していますが、海外では旧型A40 TR + Mix Amp Pro TRは2015年に発売されているため、決して新しい製品とは言えません。
というか個人的にはかなり古いと思います。
僕はてっきり「このタイミングで2015年モデルを日本で発売したんだから新型なんてのは当分先かな」と思っていたんですが、意外に新型の発売が早く、海外ではすでに発売されています。
Mix Amp Pro TRはデザインが刷新され、縦型から横型になりました。
また、ゲーム音とボイスチャット音声のバランスダイヤルは大きくなり操作性が向上しています。
A40 TRは写真で見る限り「イヤーカップなどのデザインが変更されたのかな?」という程度で、あまり違いはないように見えますが、もしかしたらドライバユニットの変更で音が変わっているという可能性はあります。
おそらく日本で公式販売されるのはまだ先の話なので、すぐに欲しい方は日本のAmazonで販売されている製品を少し割高で買うか、アメリカから個人輸入するしかないでしょう。(個人輸入は輸入代理業者を使うことになるため、若干敷居が高いと思います)
新型A40 TR + MixAmp Pro TRは2019年6月27日発売で、すでに予約が開始されています。
欲しい方は品薄になる前に予約することをおすすめします。
新型A40 TR + Mix Amp Pro TR
新型MixAmp Pro TR
Astro アストロ MixAmp Pro TR ミックスアンプ MAPTR-002 ブラック Dolby Audio 国内正規品 2年間メーカー保証
- 出版社/メーカー: Logicool(ロジクール)
- 発売日: 2019/06/27
- メディア: Personal Computers
2.新型A40 TR + Mix Amp Pro TR開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
いやめっちゃかっこいいんですが。
A40 TRはマイナーチェンジかもしれませんが、とにかくMix Amp Pro TRがかっこよすぎます。
▼内箱と取り出してみました。
画像では伝わりにくいかもしれませんが、表面がテカテカした素材で色々な柄がプリントされていて、この時点でASTROのこだわりを感じます。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- A40 TR
- A40 TR用マイク
- Mix Amp Pro TR
- デイジーチェーン用ケーブル
- 説明書類
- 光デジタルケーブル
- USBケーブル
- ヘッドセットケーブル
▼まずは新型A40 TRから見ていきましょう。
▼こちらが左側のイヤーカップです。
旧型同様にカバーが取り外し可能になっていて、別売りのMod Kitと交換が可能です。
▼こちらが右側です。
シンプルなネイビーのデザインがおしゃれです。
▼カバーを外してみると右側にもマイク用端子が付いているので、旧型同様左右どちらでも取り付けが可能になっています。
▼ヘッドバンドのクッションはメッシュ素材でかなり柔らかめです。
個人的にはもう少し弾力があった方が好みでした。
▼イヤーパッドはフカフカのメッシュ素材で、付け心地は良さそうです。
ゲーミングヘッドセットは密閉型の製品がほとんどですが、A40 TRは開放型です。
しかし、僕が今までに使ってきた開放型とは違って若干音を遮断するような感じで、イメージ的には開放型と密閉型の中間と考えていいのではと思います。
▼イヤーパッドも取り外しが可能で、Mod Kitを使うことで密閉型にすることもできます。
▼マイクを取り付けるとこんな感じになります。
旧型同様形が洗練されていてかっこいいと思います。
▼続いて新型Mix Amp Pro TRを見ていきましょう。
▼真上から見た画像です。
- 全体のボリューム調整ダイヤル
- ゲーム音とボイスチャット音量のバランス調整ダイヤル
- サラウンド・ステレオ切替ボタン
- イコライザー切替ボタン
▼旧型はテカテカしたプラスチックでしたが、新型はマットで高級感のあるプラスチックになっています。
▼ダイヤルはメタリックで質感は高いです。
▼手前から見た画像です。
- 4極ヘッドセット端子
- モード表示ランプ
▼背面から見た画像です。
- デイジーチェーン端子
- 光デジタル端子
- USB端子
- モード切替スイッチ
- AUX端子
- ストリームポート
- デイジーチェーン端子
ヘッドセット接続端子以外は全て背面にまとめられています
個人的にはこれでいいのですが、よくAUX端子を使うという方だと手前にあった方が便利だったかもしれません。
▼底面にはゴム製の滑り止めが付いています。
3.旧型と新型の比較
▼まずはヘッドセットから比較
左が旧型で右が新型です。
形は本当に全く同じで、色以外見た目の違いはありません。
▼マイクも集音部分の色が違うだけでした。
(左が旧型で右が新型です)
▼ヘッドバンド調整部分の色が黒からメッキに変更されていて、メモリの幅が広くなっています。
▼イヤーパッドは素材も形状も一緒で、旧型と新型を付け替えることもできます。(意味ないですが)
▼ヘッドバンドはこんな感じです。
(左が旧型で右が新型です)
▼左側のイヤーカップカバーを並べてみました。
旧型はブラックとグレーで、新型はネイビーとホワイトが使われています。
▼イヤーカップカバーの下は旧型がテカテカしていて、新型はマットな質感です。
重さはマイク付きケーブル無しの状態で旧型が371g、新型が372gでした。(実測値ですので公式のスペックとは違いがあるかもしれません)
▼続いてMix Amp Pro TRを比べてみます。
まずこの段階でわかるのが、旧型が縦型なのに対して新型は横型になっていることです。
これによる操作性の違いはほぼなさそうですが、個人的には横型の方がデスクの幅を取らなそうなのでこれでよかったと思います。
また、旧型がテカテカしているのに対して新型はマットな素材です。
これは好みが分かれそうですが、旧型はテカテカしているのが原因なのか、ちょっと汚れを布で拭いただけで小傷がついてしまうほどデリケートなので、それが改善されているなら新型の方がいいでしょう。(これについては長い期間使ってみなければわからなそうです)
▼新型を縦にして並べるとこんな感じです。
若干新型の方が大きくなっているのがわかります。
▼旧型は左上にモード切替ボタンが配置されていましたが、新型は背面に移動されています。
モード切替をすること自体少ないとは思いますが、これについては旧型の方が操作しやすかったと思います。
背面にスイッチがあっても前から見えないので。
▼新型は正面にヘッドホン接続端子しかありませんが、旧型はAUXやデイジーチェーン端子が配置されています。
使用頻度が高い方であれば正面についている方が使いやすいのかもしれませんが、僕はあまり使わない(使っても差しっぱなし)ので背面にあった方が見た目がすっきりしていて好きです。
旧型と新型の音の違い
音質テストとして、旧型・新型Mix Amp Pro TRのどちらにも全く同じイコライザーを設定して、フォートナイトで音を聞き比べてみました。
4年ぶりのフルモデルチェンジ(Mix Ampは)ということでかなり期待していたんですが、はっきり言ってそれほど大きな違いはないなと思いました。
「クリアになっていると言われればそんな気がする」という感じです。
それもそのはず旧型のMix Amp Pro TRでも音はかなりいいんですよ。
おそらく旧型でも音に関して不満を持つ方はすくないのではないでしょうか。
おそらく内部構造的にはグレードアップされているんでしょうが、人間の耳で違いに気づくのが難しいのではないかと思いました。
ただ、マイク音質についてはかなり改善されていました。
僕が旧型Mix Amp Pro TRで唯一不満だったのがマイク音質で、「この音質だと配信するなら別のマイクを使った方がいいな」と思っていました。
しかし新型は聞いてすぐに気づけるほど改善されていて、配信でも十分使えるレベルになっていると思います。
マイク音質重視の方にはかなりおすすめできると思いますよ。
次にA40 TRに関してですが、形やイヤーパッドが同じなので付け心地も全く同じです。
また、マイクも同じものを使っているのか音の変化を感じられませんでした。
ゲーム音の聞こえ方についてですが、若干音が良くなっているような気もします。
ただ、「気もする」程度なので、もしかしたら全く同じ仕様なのに僕が新型という先入観で良く感じているという可能性もあります(笑)
まぁどちらにしても旧型から乗り換えたからといってめちゃくちゃ銃声や足音が聞こえやすくなるということはないと思います。
旧型A40 TR + Mix Amp Pro TR
新型A40 TR + Mix Amp Pro TR
4.専用ソフトで設定してみる
新型Mix Amp Pro TRをPCに接続し、ASTROの設定ソフトを起動しましたが、なぜか認識されませんでした。
ASTRO Gamingの公式サイトで調べて見ると、「ソフトが新しくなったからMicrosoftストアからダウンロードして」というような記載があったため、早速インストールしてみました。
Astro Command Centerダウンロードページ
▼インストール後にMix Amp Pro TRをPCモードにして接続すると無事認識されました。
ホーム画面ではイコライザの設定を変更できます。
旧型同様本体に4つのイコライザプリセットを保存でき、Mix Amp Pro TR本体のボタンで簡単に切り替えができます。
また、自分でオリジナルのイコライザーを作ったりネットで配布されているものを使うこともできます。
▼次に「マイク」タブを開きます。
ここではノイズゲートの選択やマイク入力とサイドトーンのボリューム調整が可能です。
ノイズゲートとは自分の声以外の雑音などをカットしてくれる機能です。
4つのうち右側に行くにつれてノイズゲートが強くかかるようになっていて、ホーム・トーナメントでは普通にしゃべる声すらカットされてしまうこともあります。
個人的にはストリーミングにして使うのがいいと思います。
マイクレベルとサイドトーンは好みに合わせて設定しましょう。
僕の場合はマイクレベルを最大にし、サイドトーンを無効にしています。
5.PS4で使ってみた感想
▼電源を入れるとダイヤルなどが白く点灯しました。(PCモードで撮影してしまいましたがプレイ時にはPS4モードに切り替えています)
▼ヘッドセットのマイクをミュートするとダイヤルが赤い点灯に変わり、ミュートしていることが一目でわかるようになっています。
▼新型A40 TR + Mix Amp Pro TRを使ってPS4でゲームをプレイしてみました。
先ほど旧型と比較した際にも記載した通り、聞こえる音に関してはそれほど違いはないように感じました。
Astro公式の発表によると、新型は音の遅延やノイズの低減に力を入れたらしいので、聞こえ方についてはそもそもあまり変わっていないということかもしれません。
とはいっても旧型のときから素晴らしい音質と定位を実現していたため、現在Mix Amp Pro TRを持っていない方に「Mix Amp Pro TRは買った方がいいか」と聞かれると答えは間違いなくYESです。
特に新型は見た目がかなりかっこいいですしマイク音質も良くなっているので、これから購入するのであれば新型をおすすめします。
旧型A40 TR + Mix Amp Pro TR
新型A40 TR + Mix Amp Pro TR
新型MixAmp Pro TR
Astro アストロ MixAmp Pro TR ミックスアンプ MAPTR-002 ブラック Dolby Audio 国内正規品 2年間メーカー保証
- 出版社/メーカー: Logicool(ロジクール)
- 発売日: 2019/06/27
- メディア: Personal Computers
▼新型A40 TR + MixAmp Pro TRのレビュー動画はこちら↓
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。