どうもさっさんです^^
今回は約2年ぶりのモデルチェンジとなるRazerのキーパッド「Tartarus Pro」をレビューしていきます。
Razer Viper Ultimateのレビュー記事はこちら↓
Tartarus Pro について
Tartarus Proとは、2019年10月31日にRazerから発売された新型キーパッドで、2017年12月に発売されたTartarus V2の後継モデルです。
本製品はUSBでPCと接続して使用し、左手人差し指から小指で1~19までのキーとホイールを操作し、親指で8方向のサムパッドや周辺のボタンを操作します。
キーボードでPCゲームをプレイする際、キャラクターの移動をWASDで行うのが一般的で、それがTartarus Proだと8・12・13・14に置き換わります。
Tartarus Proが旧モデルと異なる点は採用しているキースイッチです。
Tartarus V2はメカ・メンブレンという「カチッ」という指先へのフィードバックと、メンブレンキーのような軽いタイプ感を両立させたスイッチを採用していましたが、Tartarus Proでは新たにアナログオプティカルスイッチが採用されました。
アナログオプティカルスイッチは「カチッ」というフィードバックのない、例えるならCherry MXの赤軸に近い使用感です。
また、アナログオプティカルスイッチは専用ソフトを使用することでアクチュエーションポイントの変更や、二次機能を割り当てることが可能です。
従来のキースイッチでは「押したか押してないか」しか判別できませんでしたが、この二次機能を使うことで例えば「半分押し込んだときにゆっくり移動し、奥まで押し込んだ時に普通に移動する」というようなことが可能になります。
これはTartarus Proを使う大きなメリットになりそうです。
しかし中には「そもそも移動をキーで操作するのが難しい」と感じている方も少なくないでしょう。
そうした場合には8方向のサムパッドに移動を割り当てるのがいいでしょう。
サムパッドはPS4に付属するコントローラーのアナログスティックと違い、少し傾けてゆっくり移動したり、進む角度を細かく調整することはできませんが、それでもコントローラーからいきなりキーボード操作に移行するよりは簡単だと思います。
- アクチュエーションポイントの変更や二次機能の割り当てが可能なアナログオプティカルスイッチ
- 32個のプログラム可能なキー(ホイールやサムパッド含む)
- 文字数制限のない高度なマクロに対応
- 8方向サムパッドによる移動に対応
Tartarus Pro
Tartarus V2(旧モデル)
Tartarus Pro 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- Tartarus Pro
- クイックガイド等
▼それではTartarus Pro本体を詳しく見ていきましょう。
画像では伝わりにくいかもしれませんが本体サイズはなかなかコンパクトです。
▼手のひらの下部が当たる部分にはPUレザー製のクッションが配置されていて、長時間ゲームをプレイしても手が痛くならないようになっています。
▼また、手を置く部分は取り外して位置を2段階で調整可能になっています。
▼こちらは人差し指から小指で操作する19個のキーです。
押しやすいように少しずつ位置をずらして配置されていて、程よく傾斜も付いています。
▼キースイッチを外してみました。
アナログオプティカルスイッチの色は黒で、シルバーのバネ(?)のようなものが付いています。
▼親指では20キー・サムパッド・サムパッド上部のボタンを操作します。
▼サムパッドの丸形の物体は取り外して十字キーのような感じで使うこともできます。
▼裏側には滑り止めが5つ配置されていて、使用中にキーパッド本体が動いてしまうのを防いでくれます。
▼手を置いてみるとこんな感じです。
一般男性の手の二回りくらい大きなサイズですが、個人的にはそこまで邪魔にはならなそうだなぁという印象です。
Razer Synapseで設定できる項目をチェック
▼SynapseはRazer公式サイトから無料でダウンロード可能です。
▼Tartarus Proのアイコンをクリックすると「キーパッド」→「カスタマイズ」のタブが表示されました。
ここでは各キーに割り当てるキーボードキーの変更や、マクロの設定などが可能です。
また、二次機能の有効化やアクチュエーションポイントの変更も可能です。
▼続いて「ライティング」タブを開きました。
ここではバックライトの明るさや色、光り方などを変更できます。
今回Synapseを使ってみたところ、割と直感的な操作が可能だったので、初めての方でもそれほど迷わずに設定できるのではないかと感じました。
Tartarus Proを実際にゲームで使ってみた感想


僕は普段ゲームをPCゲームをする際に左手はキーボード操作なので、やはり初めてキーパッドでの操作に違和感を感じました。
しかしゲームプレイのために作られた製品であり、最適なキーとボタン配置になっているためか、30分ほど練習するとほとんど普段と変わらない動きが可能になりました。
また、キーの押し心地についてはCherry MXの赤軸とほぼ同じ感覚で、Synapseの設定次第では普段と同じように操作することが可能です。
個人的に一番良かったのがサムパッドや20キーが親指で操作しやすく、キーボードに比べて多くのコマンドを操作しやすい点です。
試しにPC版シージのリーンをサムパッドに割り当てて見たんですが、キーボードキーに比べても遜色ないというか、こちらの方がゲームには適していると感じました。
ゲーミングキーボードはテンキーレスだとしてもある程度大きさがあるためデスクの場所をとりますが、Tartarus Proならデスクの場所を占領しないのもメリットですね。
ただ、Synapseで二次機能を設定してみたところ、ソフトのバグなのか僕のPCとの相性問題なのか原因はよくわかりませんが、いまいち上手く動作してくれず、僕が当初やろうと思っていた半押しでゆっくり移動し、全押しで通常の移動といった使い分けができませんでした。
二次機能はTartarus Proの看板機能ともいえるものなので、早くアップデートで改善して欲しいですね。
また、Tartarus Proはキーボードと全く同じ、もしくはそれ以上の操作性を実現できますが、どうしてもゲーム内チャットはキーボードが必要になることには注意が必要です。
Tartarus Proは「完璧な製品」とまでは言えませんが、ゲーマーにとっては自信をもっておすすめできる左手用デバイスだと思います。
- アクチュエーションポイントの変更や二次機能の割り当てが可能なアナログオプティカルスイッチ
- 32個のプログラム可能なキー(ホイールやサムパッド含む)
- 文字数制限のない高度なマクロに対応
- 8方向サムパッドによる移動に対応
Tartarus Pro
Tartarus V2(旧モデル)
▼Tartarus Proを動画でレビューしました。
購入を検討中の方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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