どうもさっさんです^^
近年のYouTuberブームと、PS4やXbox本体にブロードキャスト機能(生配信機能)が搭載されていることにより、ゲーム実況を行う方がものすごく増えています。
しかし一昔前とは違って同じくゲーム実況を行うライバルが多い中、今から生配信だけで人気を獲得するのは不可能に近いでしょう。
やはりメインは動画投稿で、配信は+αとして行うのがいいでしょう。
ただし画面をそのまま録画できるPCゲームとは違い、PS4やNintendo SwitchなどのCS機ではPCにゲーム画面を取り込むためにキャプチャーボードという機材が必須です。
しかしキャプチャーボードは多くのメーカーから色んな種類の製品が販売されているため、どれを選べばいいのかわからないという方も少なくないでしょう。
そこで今回はキャプチャーボードの選び方とおすすめの製品をいくつか紹介したいと思います。
- 内蔵型と外付け型
- ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコード
- ゲーム実況であればパススルー機能は必須
- 対応している解像度とフレームレートに注意する
- PS4 Pro・Xbox One Xユーザーであれば4K対応も検討しよう
- 外付け型キャプチャーボードのおすすめ製品紹介
- 7.内蔵型キャプチャーボードのおすすめ製品紹介
- 最後に
内蔵型と外付け型
キャプチャーボードにはPCケースの中に取り付けて使う内蔵型と、USBでPCと接続する外付け型の2種類があります。
両方とも長所・短所がありますので個別にまとめてみます。
内蔵型キャプチャーボード
- PC内部に取り付けるため見た目がスッキリする
- USBケーブル不要(その分ケーブルの絡みがない)
- 外付け型と比較して安定性が高い
- 取付にある程度知識がいる
- 拡張性のあるデスクトップPCでなければ取付不可(拡張性のないデスクトップやノートPCでは使えません)
- 外付け型と比較して種類が少ない
外付け型キャプチャーボード
- USB接続のため簡単に使える
- ノートPCでも使用可能
- 内蔵型と比較して種類が豊富
- キャプチャーボード本体を設置するためスペースが必要になる
- USBケーブルが邪魔になる
- 内蔵型と比較して安定性が低い
内蔵型と外付け型は正反対の特徴を持っています。
知識がなくても簡単に使えるのは外付け型ですが、取付できるPCを使用している場合は基本的に内蔵型をおすすめします。
どうしても外付けでなければならない理由がある場合は外付けを選びましょう。
(ノートPCを使用していたり持ち運びしたい場合など)
ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコード
キャプチャーボードにはソフトウェアエンコード方式とハードウェアエンコード方式の2種類があります。
用途やPC環境によってどちらが必要になるかが違ってきますので、それぞれの特徴について把握しておきましょう。
ソフトウェアエンコード方式
ゲーム機から出力される映像をキャプチャーボードを通してPCに送り、PC側で圧縮・変換を行うのがソフトウェアエンコード方式です。
PCスペックにもよりますが、PC上に表示されるゲーム画面の遅延が少ないのが特徴です。
- PC上に表示されるゲーム画面の遅延が少ない
- PCにかかる負荷が大きい
- 外付け型は「Intel製USB3.0ホストコントローラーのもの」などの指定がある
ハードウェアエンコード方式
ゲーム機から出力される映像をキャプチャーボード側で圧縮・変換を行ってからPCにデータとして転送するのがハードウェアエンコード方式です。
PCにかかる負荷が少ないため低スペックのPCでも使用できるのが特徴です。
- PCにかかる負荷が少ない
- 外付け型はUSB2.0で使えるものが多いのでPC環境に左右されにくい
- PC上に表示されるゲーム画面にやや遅延が見られる
PCへの負荷が少ないのは魅力ですが、生配信も行いたいのであればソフトウェアエンコード方式をおすすめします。
ソフトウェアエンコード方式はPCスペックに問題なければPC上に表示される映像にほとんど遅延がないため(ほんの少しはあります)、オンライン対戦型ゲームでなければPC画面を見ながらゲームをプレイできます。
また、グラボを搭載しているPCであればグラボにエンコードさせることができ、その場合CPUでエンコードを行うよりもかなり負荷を軽減できます。
ハードウェアエンコード方式は録画時にPCへの負荷は少ないですが、その後動画編集をするのであれば結局PCに負荷がかかってしまうため、生配信や無編集で動画投稿をする場合を除くとメリットがほとんど無くなってしまいます。
本気で動画投稿をやっていきたいのであればある程度スペックの高いPCを用意し、ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードの使用をおすすめします。
ゲーム実況であればパススルー機能は必須
ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードであればPC上に表示されるゲーム画面の遅延は少ないと言いましたが、FPSなどのコンマ1秒を争うようなゲームでは少しの遅延も命取りになります。
そこでおすすめなのがパススルー機能付きのキャプチャーボードです。
パススルーというのはキャプチャーボードに接続したゲーム機の映像をPCに送ると同時にモニターにも出力する機能です。
パススルーでモニターに表示されるゲーム映像は遅延がないため普段と同じようにゲームをプレイすることができます。
用途がビデオカメラのキャプチャーなどであればパススルーは不要ですが、ゲーム配信のためにキャプチャーボードの購入を検討しているのであれば必ずパススルー機能搭載製品を選びましょう。
対応している解像度とフレームレートに注意する
これからキャプチャーボードを購入するのであれば必ずHDMI端子が付いているかどうかを確認しましょう。
HDMI端子が付いているものだとほとんど1080pに対応していると思うので、PS4やNintendo Switchで問題なく使用することができます。
次に、対応しているフレームレートも確認が必要です。
PS4やNintendo SwitchといったCS機は最大60fpsに対応しているんですが、キャプチャーボードの中には30fpsまでしか対応していないものもあります。
30fpsだと録画した映像が少しカクカクしてしまうため60fpsの方がいいです。
ただその分値段は高くなります。
PS4 Pro・Xbox One Xユーザーであれば4K対応も検討しよう
まだまだ数は少ないですが4K録画に対応したキャプチャーボードや、パススルーのみ4Kに対応し録画はフルHDでできるものなどがあります。
これまでのようにフルHDにしか対応していないキャプチャーボードであれば、たとえPS4 Proと4Kモニターを使っていたとしても、配信や録画時はフルHDでしかゲームをプレイできません。
しかし、4K録画やパススルーに対応しているキャプチャーボードであれば、4Kでゲームをプレイしながら配信や録画を行うことができます。
キャプチャーボードは頻繁に買い替えるようなものではないので、今現在PS4 Proや4Kモニターを持っていなくても、次世代のゲーム機など将来的なことを考えるとできれば4K対応のものを選んでおくといいでしょう。
外付け型キャプチャーボードのおすすめ製品紹介
AVerMedia LIVE GAMER ULTRA GC553
2018年7月20日にAVerMediaから発売されたソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
AVerMediaの外付けキャプチャーボードでは初となる4K録画と高フレーム録画に対応しています。
僕も使ってみましたがPCで表示した映像の遅延が非常に少なく、オンライン対戦ゲームでなければパススルーを使わなくてもプレイ可能でした。(PCスペックにもよりますが)
また、本来であれば有料の動画編集ソフトであるPowerDirectorが付属するのもGC553の魅力で、自分好みに編集してから動画投稿サイトにアップロードすることができます。
価格は約32,000円と外付け型にしては高価ですが、「とにかくハイスペックなキャプチャーボードが欲しい」という方にはおすすめです。
- ソフトウェアエンコード方式
- 4K/30fps・1080p/120fps録画可能
- 4K/HDR/60fps・1080p/240fpsパススルー可能
- 動画編集ソフトPowerDirector for AVerMedia(4K編集対応版)が付属
- 付属の配信、録画ソフトが優秀
- パススルー機能付き
AVerMedia Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS
2018年6月にAVerMediaから発売されたソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
2015年に発売したGC550の後継機にあたるモデルで、4Kパススルー(HDR非対応)機能を搭載しているためPS4 ProやXbox One Xユーザー、次世代機を見越した方におすすめです。
僕も実際に使用してみましたが、安定性が高く、遅延が非常に少ないため使いやすいです。
また、付属の動画編集ソフトであるPowerDirector 15 for AVerMediaが非常に優秀で、ゲーム実況に使用するのであればほぼやりたい編集が可能になっていると思います。
本来であれば有料ソフトなので、それがただで使用できるのもこの製品を選ぶメリットの一つです。
価格は約27,000円ほどとやや高価ですが、本気でゲーム実況をやりたい人には是非使ってもらいたい1台です。
4K録画や高フレーム録画をし
たいのであれば先ほど紹介したGC553を選びましょう。
- ソフトウェアエンコード方式
- 4Kパススルー対応
- 動画編集ソフトPowerDirector 15 for AVerMediaが付属
- 付属の配信、録画ソフトが優秀
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
AVerMedia Live Gamer EXTREME GC550
こちらもAverMediaのソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードで、先ほど紹介したGC550 PLUSの旧機種です。
新機種が発売したなら必要ないと思うかもしれませんが、こちらはHDMIの他にコンポーネント端子が搭載されているため、PS3やPS2、Wiiなどといった古いゲーム機のキャプチャーも可能になっています。
※PS3はHDMI端子が付いていますが、HDCPの関係でHDMIからキャプチャーすることができません。
また、値段が約22,000円とGC550より割安なため、とりあえず「安く済ませたい」「古いゲーム機もキャプチャー出来た方がいい」という方には選択肢になります。
しかしこちらは動画編集ソフトが付属していません。
- ソフトウェアエンコード方式
- コンポーネント端子搭載
- GC550 PLUSと比較すると安い
- 付属の配信・録画ソフトが優秀
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
I-O DATA GV-USB3
こちらはI-O DATAのHDMIに対応したソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
I-O DATAのキャプチャーボードと言えば、コンポジットケーブルに対応したGV-USB2という製品が人気だったんですが(というか未だに人気があるようです)、このGV-USB3はその後継機です。
値段が約17,000円ほどと、HDMI対応で新し目のキャプチャーボードとしては比較的安いと思います。
先ほど紹介したGC550 PLUSのように動画編集ソフトが付属するんですが、残念ながらバージョンが1つ前のPowerDirector 14 for I-O DATAが付いています。
また、4Kに対応していないため、とりあえずHDMI対応で動画編集ソフトが付いた安い製品が欲しいという方にはいい製品かと思います。
- ソフトウェアエンコード方式
- 値段が安い
- 動画編集ソフトPowerDirector 14 for I-O DATAが付属
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
SKNET MonsterX U3.0R
こちらはSKNETのHDMIに対応したキャプチャーボードです。
外付け型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードでは国内でおそらく最も普及しているのではないでしょうか。
2013年に発売された製品でありながら未だに人気が高い非常に息の長い製品です。
僕もHDMIに対応したものではこちらを初めて購入しました。
僕が購入した頃は20,000円ほどで販売されていましたが、現在では新品でも約16,000円ほどとかなり安くなっています。
また、Amazonの中古製品を見てみると11,000円台から販売されているので、とにかく安く済ませたいという方には中古製品も視野に入れてみてはどうでしょうか。
ただ注意点として、こちらは付属の録画ソフトのクオリティがいまいちなので社外製ソフトが必須になることと、動画編集ソフトが付属しないことを覚えておきましょう。
- ソフトウェアエンコード方式
- 値段が安い
- 中古品が多数(11,000円台から購入可能)
- レビューが多い
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
Elgato Game Capture HD60 S
こちらはElgatoの外付け型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
他の製品とは違い丸みを帯びたデザインになっています。
値段は約20,000円ほどと、HDMI対応キャプチャーボードとしては一般的ですが、動画編集ソフトが付いていないことを考えると、「Elgatoが大好きで他のメーカーのは使いたくない」という方でなければ他の製品の方がいいかもしれません。
- ソフトウェアエンコード方式
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
Elgato HD60S+
先ほど紹介したHD60Sの後継モデルで、4K30fps(1080pなら60fps)での録画に対応しています。
いままでは外付けキャプチャーボード最強といえばAVerMediaのGC553でしたが、ようやくElgatoからもGC553とほぼ同等のスペックを有する製品が出ましたね。
AVerMedia製品とは違い動画編集ソフトは付属していませんが、その分GC553に比べて2,000円以上安いため、既に編集ソフトを持っていたり、別で購入予定というのであればHD60S+がおすすめです。
- ソフトウェアエンコード方式
- 4K/30fps(1080pなら60fps対応)
- 4Kパススルー機能搭載
- ドライバ不要
AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS
こちらはAVerMediaの外付け型ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードで人気の高いAVT-C878の後継機で、4Kパススルーに対応し、動画編集ソフトのPowerDirector 15 for AVerMediaが付属します。
ハードウェアエンコード方式のためPCへの負荷が低く、PCスペックに自信がない場合でも使用可能です。
また、キャプチャーボード単体録画に対応しており、SDカードを挿入することでPCレスでゲームを録画することができます。
値段は約24,000円ほどと少し高価ですが、4K対応で動画編集ソフトが付いてくることを考えるとかなり優秀な製品だと思います。
- ハードウェアエンコード方式
- 4Kパススルー対応
- 動画編集ソフトPowerDirector 15 for AVerMediaが付属
- 付属の配信・録画ソフトが優秀
- 単体録画機能付き
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
AVerMedia Live Gamer Portable 2 AVT-C878
こちらもAverMediaの外付け型ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードで、先ほど紹介したAVT-878 PLUSの旧機種です。
AVT-878 PLUSと比較すると、4Kパススルーに非対応で動画編集ソフトが付いていません。
ただその分値段は安く、約18,000円ほどで購入できます。
これから購入するのであればもちろんAVT-878 PLUSをおすすめしますが、とりあえず安いハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードが欲しいのであれば選択肢にはなるでしょう。
- ハードウェアエンコード方式
- AVT-878 PLUSと比べて値段が安い
- 付属の配信・録画ソフトが優秀
- 単体録画機能付き
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
j5 create JVA04
こちらは台湾のPC周辺機器メーカーであるj5 createから発売された外付け型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
ドライバが不要なのでUSB接続するだけですぐに使い始めることができます。
キャプチャーソフトは付属していないので無料ソフトのOBS Studioなどと組み合わせて使うのがいいでしょう。
4Kパススルー(HDR非対応)対応で、録画は1080p/60fpsまでとなっています。
同等のスペックを有する他社製品に比べて値段が安く、それでいて安定性が高いのが魅力です。
ただ、僕が使ってみたところほんの僅かですが画面がクロップされたので、その点は注意しましょう。
- ソフトウェアエンコード方式
- 4Kパススルー対応
- 同等スペックの他社製品よりも安い
- ドライバや専用ソフトが不要
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
ShuOne キャプチャーボード HSV3212
有名メーカーが販売するキャプチャーボードはどれも値段が高いです。
その分安心感はありますが、中には「そんなにお金をかけられない」という方もいるはず...
そこでおすすめしたいのがShuOneのキャプチャーボード HSV3212です。
このキャプチャーボードは1080p/60fpsまでの入力・録画に対応し、パススルー機能まで搭載しながらも値段はなんと約6,000円という激安価格です。
僕がこの製品を買ったきっかけは「YouTubeのネタにいいかも」という安易な理由でしたが、実際に使ってみたら全く問題なく普通に使えました。
もしかしたら有名メーカーの製品に比べて耐久性が低かったり、個体差による不具合が起きやすいという可能性もありますが、「とりあえずキャプチャーボードがどんなものか試してみたい」「4Kや高フレームレートには対応していなくても十分」というなら試す価値はあると思います。
- ソフトウェアエンコード方式
- 激安価格
- ドライバや専用ソフトが不要
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
7.内蔵型キャプチャーボードのおすすめ製品紹介
AVerMedia Live Gamer HD 2 C988
こちらはAverMediaの内蔵型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
2017年4月に発売されたモデルで、値段は約22,000円ほどです。
内蔵型なので取付には若干知識が必要になりますが、一度取り付けてしまえば見た目がスッキリし、外付け型に比べて配線が少なくて済みます。
僕も実際に使用していますが安定性が高く、遅延が少ないため非常に使いやすいです。
- ソフトウェアエンコード方式
- 付属の配信・録画ソフトが優秀
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
AVerMedia LIVE GAMER 4K GC573
こちらは2018年7月20日に発売されたAVerMediaの製品で、内蔵型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
名前にもある通り4K/HDR/60fps録画に対応し、1080pであれば240fpsという超高フレーム録画もできます。
また、付属の動画編集ソフトであるPowerDirector 15 for AVerMedia(4K対応)が非常に使いやすく、ゲーム実況に使用するのであればほぼやりたい編集が可能になっていると思います。
本来であれば有料ソフトなので、それがただで使用できるのもこの製品を選ぶメリットの一つです。
価格は約40,000円と高めですが、この先何年もゲーム実況をしていきたいと考えている方にはおすすめの製品です。
- ソフトウェアエンコード方式
- 2160p/HDR/60fps録画対応(1080pなら最大240fps)
- 動画編集ソフトPowerDirector 15 for AVerMediaが付属
- 付属の配信・録画ソフトが優秀
- パススルー機能付き
AVerMedia LIVE GAMER DUO GC570D
こちらは2020年9月18日に発売されたAVerMediaの最新製品で、内蔵型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
録画解像度は最大1080p/60fpsと先ほど紹介したGC573には劣るものの、入力とパススルーは4K/60fpsや1080p/240fpsに対応しています。(HDMI IN 1のみ)
「ゲームは高解像度(または高fps)でプレイしたいけど録画は1080pで十分」という方にはGC570Dでも十分でしょう。
また、この製品の最大の特徴はHDMI入力を2系統備えている点で、今まではビデオカメラやミラーレスなどを使った高画質な顔出しゲーム実況や配信をする場合にキャプチャーボードが2つ必要でしたが、GC570DであればHDMI IN 1にゲーム機を、HDMI IN 2にカメラを接続し、これ1つで完結できます。
価格は新製品でありながら約30,000円と比較的購入しやすいと思います。
キャプチャーボードを2台買おうと思っていた方はこちらを選んでみてもいいかもしれません。
- ソフトウェアエンコード方式
- 1080p/60fps録画対応(HDMI IN 1のみ入力は4K/60fps、1080p/240fps対応)
- HDMI入力が2系統
- 付属の配信・録画ソフトが優秀
- パススルー機能付き(HDMI IN 1のみ)
Elgato Game Capture 4K60 Pro MK.2
こちらはElgatoの内蔵型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボード4K60 Proの後継機です。
フルHD録画に対応した製品が多い中、こちらは4K60fpsでの録画に対応した製品です。
4K対応となると要求されるスペックも高めになりますが、自分のゲームプレイをキレイな映像で残したいという方には魅力的な製品です。
フルHD240fps録画が可能なAVerMediaの内蔵型キャプチャーボードGC573が人気ですが、こちらも同等のスペックを搭載し、さらに数千円安く購入できるのがポイントです。
また、4K60 Pro MK.2は面倒なドライバのインストールが不要で、PCに取り付けるだけですぐに使い始めることができます。
Elgatoはかなり人気のメーカーですし、プロゲーマーや人気ストリーマーの使用者はかなり多いです。
そういった方々と同じメーカーの製品を使ってみたいという方は試してみてもいいと思います。
- ソフトウェアエンコード方式
- 2160p/HDR/60fps録画対応(1080pなら最大240fps)
- パススルー機能付き
- ドライバや専用ソフトが不要
Elgato Game Capture HD60 Pro
こちらはElgatoの内蔵型ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。
同じく内蔵型ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードであるC985Lとの違いとして、こちらは60fpsでの録画に対応しています。
「PCの負担を抑えて1080p/60fpsで録画をしたい」という方におすすめの製品です。
ただ、ハードウェアエンコード方式のためソフトウェアエンコード方式と比べると遅延が起こるということを覚えておきましょう。
- ハードウェアエンコード方式
- 1080p/60fps録画対応
- パススルー機能付き
最後に
キャプチャーボードは本当に数多くの製品が販売されているため選ぶのに苦労するかもしれませんが、自分の用途や将来的なことも視野に入れ、後で後悔しないように選びましょう。
個人的にはゲーミングデスクトップPCなど、拡張性のあるPCであれば内蔵型、それ以外は外付け型を選ぶようにし、PS4 Proや次世代機で使う可能性があるなら4K録画、または4Kパススルーに対応した製品をおすすめします。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^