どうもさっさんです^^
2019年1月に発売され、画期的な機能とコンパクトなサイズで人気製品となったZHIYUNのWEEBILL LABですが、先日早くもマイナーチェンジモデル「WEEBILL S」が発売されました。
ということで今回はその二つを比較レビューしていきます。
WEEBILL LABのレビュー記事はこちら↓
WEEBILL Sについて
WEEBILL Sとは、2019年11月にZHIYUNから発売されたミラーレス用のジンバルで、冒頭でも記載した通り1月に発売されたWEEBILL LABの後継モデルです。
後継モデルといっても今回はマイナーアップデートといった感じで、WEEBILL LABで「ここはちょっと微妙だな」というような点がいくつか改善されています。
その中でも最も大きな変更点はモーターのトルクが上がったこと、WEEBILL LABでは対応できなかった大きなカメラとレンズの組み合わせでも対応可能になったことでしょう。(ZHIYUN公式サイトで使用可能なカメラとレンズの組み合わせが記載されているので購入を検討されている方は一度確認することをおすすめします)
WEEBILL LABのコンパクトボディとローアングル撮影対応ハンドル付け替え機構はそのままで、価格はWEEBILL LABに比べてもそれほど高くないのでこれから買うならWEEBILL S一択と考えていいと思います。
- 折り畳むとA4用紙に収まるほどコンパクトなサイズ
- 1kgを切る軽量設計
- 最大3.5kgのペイロード
- WEEBILL LABでは対応できなかった組み合わせにも対応
- 瞬時にローアングル撮影に移行可能
スペック
製品名 | ZHIYUN WEEBILL S |
---|---|
製品画像 | |
製品重量 | 926g(三脚、バッテリー除く) |
搭載荷重 | 最大:3.5kg 最小:300g |
本体サイズ | 355*275*104mm |
稼働時間 | 最長約14時間 |
バッテリー | リチウムイオン 18650*2 |
バッテリーのフル充電時間 | 標準:2.5h |
動作電圧 | 最大:8.4V~最小:6.4V |
動作温度 | 最大:45℃ 標準:25℃ 最小:-10℃ |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
価格(2019年11月28日現在Amazon出品価格) | 52,800円 |
WEEBILL S 開封&付属品チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼箱を開けると発泡スチロールのケースが出てきます。
このケースはWEEBILL LABの方が良かったですね。
コスト削減で簡易的なものに変更したんでしょう。
▼発砲スチロールの中身を取り出し並べて見ます。
内容物一覧
- WEEBILL S本体
- クイックリリーズプレート
- カメラバッキングベース
- 充電器
- クイックガイド等
- 1/4-20 ネジ
- 各種ケーブル
- ミニ三脚
- バッテリー
内容物はほぼWEEBILL LABのベーシックパッケージと同じですね。
スマートフォンホルダーなどは付属していないので、必要であれば別売りのものを別途購入しなければなりません。
ちなみにこのセットだけでも普通に使う分には全く問題ないです。
WEEBILL LABとの変更点
▼それではWEEBILL LABとの変更点を見ていきましょう。(下の画像はWEEBILL S)
▼その前にまずカメラをジンバル本体に取り付けるために、クイックシューをカメラ底面に取り付けます。
▼次にカメラをジンバルの正面から取り付け部分にスライドさせます。
▼WEEBILL Sの場合は前後位置を定めてからレバーでカメラを固定します。
▼これがWEEBILL LABはネジ式でした。
実際に使ってみるとレバー式の方が使いやすかったです。(ネジ式でも固定は全く問題ないです)
▼また、ロール軸調整のためにカメラを横方向に動かして、固定する際にもWEEBILL Sはレバー式で使いやすいです。
▼それに対してWEEBILL LABはこちらもネジ式でした。
▼また、WEEBILL SとWEEBILL LABには各軸のロックスイッチが付いているんですが、チルト軸とロール軸の形状や位置が変わっています。
ただ、こちらについては正直どちらでもいいと思います。
次に最も大きな変更点についてですが、カメラの取り付け位置からロール軸のモーターまでの距離が長くなったことにより、大き目のカメラとレンズの組み合わせにも対応できるようになりました。
▼ちなみにWEEBILL LABだと大き目のカメラとレンズの組み合わせで、バランスを取るためにカメラをギリギリまで後ろに下げるとこんな感じです。
▼この状態で上向きにチルトするとカメラ本体がWEEBILL LABのアーム部分にぶつかってしまいます。
▼しかしWEEBILL Sではカメラをギリギリまで下げて上向きにチルトしてもぶつからなくなりました。(対応できない組み合わせもあるようなので公式サイトでしっかりと確認しましょう)
WEEBILL Sを実際に使ってみた感想
WEEBILL Sを使ってみた感想というか、正直僕はWEEBILL LABを使っている段階でその機能性や使い勝手、手振れ補正の性能には満足していました。
また、僕が使っているGH5やGH5S、α6600と手持ちのレンズの組み合わせでは全てWEEBILL LABでも使用可能だったので、あまり不便は感じていません。
しかしWEEBILL Sを使ってみると、各モーターのトルクの向上によって応答速度も50%上がったらしく、自分がジンバルの向きを変えるのにきびきびとついてきてくれるような印象を受けました。
おそらく手振れ補正の性能も向上しているのではないかとは思います。(本記事下部のYouTube埋め込み動画内で手振れ補正テストをしていますのでそちらをご覧ください)
その他の機能についてはほぼWEEBILL LABと変わっていないため、基本的には「WEEBILL LABを使っていて対応できないレンズがある」という方なら買い替える価値はあると思いますが、WEEBILL LABに不満の無い方なら買い替えてもあまり大きなメリットはないでしょう。
ただ、これからジンバルの購入を考えているのであれば、WEEBILL LABとWEEBILL Sの価格差がほとんどないため、WEEBILL Sの購入をおすすめします。
▼WEEBILL Sのレビュー動画はこちら↓
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。
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