どうもさっさんです^^
ゲーミングデバイスで人気のメーカーと言えばやはりRazerは外せませんよね!
ただ、個人的にはRazerの製品は同様の他社製品に比べてやや値段が高いという印象を持っています。
そのため「本当はRazer製品が欲しいけど仕方なく他のを買った」という方も少なくないと思います。
しかし先日そのRazerから遂に低価格帯のゲーミングヘッドセットが発売されました。
性能次第とはなりますが、これなら今まで価格が理由で見送っていた方にもおすすめできるかもしれません。
ということで今回はRazerの低価格帯ヘッドセット「Kraken X for Console」をレビューしていきます。
- Razer Kraken X for Consoleについて
- Kraken X for Console開封&外観チェック
- マネキン君を使って外観をチェック
- 上位モデルのKraken for Consoleと外観を比較
- 実際にゲームで使ってみた感想
Razer Kraken X for Consoleについて
Kraken X for Consoleとは、2019年7月26日にRazerから発売されたPS4やNintendo SwitchといったCS機向けのゲーミングヘッドセットで、5月に発売されたKraken for Consoleの廉価版モデルです。
価格を抑えるためにKraken for Consoleに比べて質感は落ちますが、基本的にはそれほど仕様は変わっていないようです。(こちらはスピーカードライバーが50mmではなく40mmを採用しているのが最も大きな違いです)
ただし、その分本体重量が非常に軽くなっているため、長時間ゲームをプレイしても頭や首に負担がかかりにくくなっているのは大きなメリットと言えるでしょう。
マイクについては既存のRazer製品がイヤーカップに押し込んで収納する方式を採用していたことに対し、Kraken X for Consoleはマイクの収納や取り外しには対応していません。
あまりボイチャを使わない方にとってマイクは邪魔なだけなので、せめて取り外しはできるようにして欲しかったですね。
いくつか不満点はあるものの、Razerが約6,500円という低価格帯製品を発売したのは初めてなので、それについては今後発売されるモデルで改善されるのを期待しましょう。
- 約6,500円の低価格モデル
- 約250gの軽量設計
- PS4を意識したブラックとブルーのデザイン
- PC用3極変換ケーブル付属
- カスタムチューニングされた40mmスピーカードライバー
スペック
製品名 | Kraken X for Console |
---|---|
製品画像 | |
ヘッドホン部 | |
周波数特性 | 12 Hz ~ 28 kHz |
インピーダンス | 32 Ω @ 1 kHz |
感度 (@ 1kHz) | 109 dB |
スピーカードライバー | 40 mm、ネオジム磁性体使用 |
イヤーカップの内径 | 65 x 44 mm |
マイク部 | |
周波数特性 | 100 Hz ~ 10 kHz |
S/N比 | ≥ 60 dB |
感度(@1 kHz) | -45 ± 3 dB |
集音パターン | 単一指向性 ECM ブームマイク |
その他 | |
ケーブル長 | 1.3m |
重量 | 約250g |
発売日 | 2019年7月26日 |
価格(2019.8.5現在Amazon出品価格) | 6,418円 |
Kraken X for Console開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- Kraken X for Console本体
- 3極変換ケーブル
- 説明書
- Razerステッカー
- Razer製品カスタマイズソフトプロダクトキー
▼それではヘッドセット本体を詳しく見ていきましょう。
▼ヘッドバンド外側はプラスチック製で、RAZERの文字が入っています。
▼内側には青のPUレザー製クッションが付いています。
それほど厚みはありませんが、プニプニとなかなかいい感触です。
▼ヘッドバンドの長さ調整は一般的な引っ張って伸縮させるタイプです。
▼イヤーカップのデザインはこんな感じ。
画像でどれだけ伝わるかわかりませんが、プラスチックであまり質感は高くありません。
▼こちらがマイクです。
角度はかなり自由に調整することができます。
これで取り外し可能なら便利だったんですが、今後のモデルに期待しましょう。
▼左側イヤーカップの背面にはボリューム調整ダイヤルとマイクミュートボタンが配置されています。
▼イヤーパッドはPUレザー製で厚みは十分です。
かなりフカフカしていてイヤーパッド単体で見るとよさげなんですが、若干側圧が強いので慣れるまで耳の周りが痛くなるかもしれません。
これについてはティッシュの箱などにヘッドセットをしばらく付けておいて側圧を弱めるのがいいでしょう。
▼ヘッドセットの接続は4極3.5mmプラグで行います。
PS4のコントローラーやNintendo Switchにそのまま接続が可能です。
▼PCで使いたい場合は付属の3極変換ケーブルを使って接続します。
▼説明書は一応日本語に対応していますが、アナログ接続の製品なので特に見る必要はないと思います。
▼こちらはPC用RAZER製品カスタマイズソフトのプロダクトキーでしょうか。
今回はPS4での使用なのでスルーします。
マネキン君を使って外観をチェック
▼正面
▼斜め
▼横
既存のヘッドセットは大型ドライバーを採用していたためかイヤーカップ部分がかなり厚く、装着時のフォルムがあまりかっこよくありませんでした。
しかしKraken X for Consoleはドライバーが一回り小さくなり、厚みが少なくなったことによって装着時のフォルムがすっきりバランスが良くなっています。
冒頭でも記載した通りヘッドセットの質感はあまり高くありませんが、装着するとそれほど気になりませんでした。
まぁ値段相応と考えていいのではと思います。
個人的にはサイズ感やフォルムはKraken X for Consoleで、質感を高めてくれるとかなりいい製品ができるのではないかと思います。
上位モデルのKraken for Consoleと外観を比較
▼上が上位モデルのKraken for Consoleです。
ヘッドバンド外側もPUレザー製なのでやはり質感は高いですね。
▼イヤーカップはKraken X for Consoleの方が一回り小さいです。
また、こうして見るとKraken X for Consoleは見た目のチープ感が強いです。
▼イヤーパッドはどちらもPUレザー製ですが、Kraken for Consoleは耳が当たる部分だけ布製になっていて肌触りが良く、内部に冷却ジェルが注入されているため装着するとひんやりして気持ちいいです。
ただし、冷却ジェルは冬に寒い部屋でゲームをする場合はデメリットになりそうなので、個人的にはなくてもいいと思います。
▼イヤーカップの背面でマイクミュートやボリューム調整を行うKraken X for Consoleに対し、Kraken for Consoleはインラインリモコンで操作をします。
これについては好みがわかれそうですが、目で見て確認できるため個人的にはインラインリモコンの方が使いやすいと感じました。
▼重量を計ってみるとKraken X for Consoleの方が100g以上軽かったです。
これはかなりのメリットになりますね。
こうして比較してみると結構な違いがありますね。
質感については価格が倍近く違うため仕方がなさそうですが、今後のモデルについては全体的にもう少し改善してくれるとありがたいのになぁという印象は受けました。(例えばマイクを取り外せるようにするなど)
ただ、安いし軽いのであまりお金をかけられない方には他社製品と合わせて考えても十分候補に入ると思います。
実際にゲームで使ってみた感想
しばらくゲームで使ってみましたが、本当に軽くて長時間でもストレスなく使い続けることができます。
使い始めは側圧が少し強いと感じましたが、段ボールに付けて少し広げてやるとかなり快適に使えるようになりました。
そしてこのヘッドセットを使って最も驚かされたのが「音の良さ」です。
実は以前Kraken for Consoleを使ったときは音がこもり気味であまり良い印象がなかったんです。
このKraken X for Consoleも廉価版なので同様に音がこもっていそうというか、むしろスピーカードライバーが小型化した分さらに悪くなっているんだろうなと予想していたんですが、実際に使ってみると全体的にクリアでフォートナイトの足音がかなり聞き取りやすかったです。
おそらくスピーカードライバーは単純に小型化しただけではなく、全く新しくしたのかカスタムチューニングしなおしたのではないかと思います。
ここまでいい音に仕上がっているなら他社製品を合わせても低価格帯ではトップレベルのヘッドセットだと言えるかもしれません。
質感がチープでマイクの取り外しができないという欠点はありますが、それを差し引いてもおすすめできるヘッドセットだと思いました。
Razerのヘッドセットが欲しいけど値段が高くて困っていた方は是非チェックしてみてください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。