どうもさっさんです^^
今回はPS4のプロコンである『SCUF IMPACT』(以下略:スカフ)と『nacon REVOLUTION Pro Controller 2』(以下略:nacon2)の違いについてまとめてみたいと思います。
- 1.SCUF IMPACTとnacon REVOLUTION Pro Controller 2ってそもそも何?
- 2.背面パドル・ボタン比較
- 3.十字キー・スティックの形状が異なっている
- 4.L1R1/L2R2トリガー比較
- 5.PS4との接続方法について比較
- 6.スカフとnacon2の長所・短所について
- 7.購入方法について
1.SCUF IMPACTとnacon REVOLUTION Pro Controller 2ってそもそも何?
スカフとnacon2は、PS4でより快適にゲームをプレイするために開発された、通称『プロコン』です。
PS4付属のデュアルショックと最も違う点は、背面にそれぞれパドルやボタンが配置されていて、自分の好きなボタンを割り当ててゲーム内で使用できることです。(スカフはEMR搭載時のみ)
FPSなどをプレイする際、デュアルショック4では通常の持ち方だとエイムを右手の親指で行い、ジャンプするには一度スティックから親指を離すことになるため、丁度その時に敵と出会ってしまうとエイムがワンテンポ遅れてしまうため不利になります。
しかしスカフやnacon2なら、背面のパドルやボタンでジャンプやしゃがみを使えるため、親指がスティックから離れることが少なくなります。
モンハン持ちで対応する方もいるようですが、通常持ちをする方であればスカフやnacon2を使用するメリットは大きいです。
2.背面パドル・ボタン比較
▼どちらも背面に4つのボタンを割り当てできるんですが、スカフはパドル状になっており、nacon2はボタンになっています。
僕の場合はスカフの外側2つのパドルと、nacon2の外側2つのボタンが自然と中指の位置に来る感じで押しやすかったです。
内側2つに関しては両方ともやや押し辛いかな?という印象でした。
慣れもあるかとは思いますが、手の大きい人の方が扱いやすいと思います。(僕の手は普通くらいだと思います)
背面パドル・ボタンの設定方法についてですが、スカフはEMRという機能を搭載したものでなければボタン割り当てを変更できません。
注文する際には必ずEMRを搭載しましょう。
▼EMRを搭載すると付属品としてEMRトークンが付いてくるので、それを背面にあてるとマグネットでくっつきます。
例えば画像で一番左のパドルに×ボタンを割り当てするのであれば、EMRトークンをくっつけている状態で一番左のパドルを押しっぱなしにし、×ボタンを押し、パドルを離せば割り当てが完了します。
慣れればすぐに割り当てできるんですが、プロファイル機能がないのは少し残念です。
上の写真でコントローラーを握ったときに指のあたる部分がボコボコしていますが、これは滑り止めグリップになっています。
注文時に選択することで付けることができます。
▼nacon2はPCに接続してボタン割り当てを変更します。
公式サイトから専用ソフトをダウンロードしなければならないため、PCが必要となります。(nacon2もスカフのようにコントローラーだけで割り当てが可能?のようなんですが、僕はPCのカスタムしか試してないですし、PC無しでは使える機能が少ないです)
専用ソフトのダウンロードはnaconのアカウントを作成しなければならないためやや面倒でした。
▼専用ソフトのカスタム画面です。
背面のボタンに割り当てできるほか、nacon2は通常のボタンの割り当ても変更することができます。(例えば〇と×を入れ替えるなど)
▼また、プロファイル機能を搭載するため変更した設定を4つまで保存し、ワンボタンで切り替えることができます。
ゲームタイトルごとに割り当てを変更しておくと便利です。
ボタン配置等のカスタマイズ性はnacon2の方が高いと思いますが、PCを持っていない方には向かない製品とも言えますね。
背面パドル・ボタン比較結果
背面の使いやすさではスカフに軍配が上がりますが、カスタム性ではnacon2の方が優秀です。
使いやすさは慣れの問題もあると思うので個人的に背面の機能はnacon2の方が優れていると思います。
プロファイル機能だけでもかなり便利です。
3.十字キー・スティックの形状が異なっている
▼スカフの十字キーとスティックはこんな感じです。
十字キーはデュアルショック4と同じ形状で、スティックの長さと形状が異なります。
スカフは注文時にスティックを純正タイプ・凹んでいるタイプのミディアム/ロング・出っ張りのあるタイプのミディアム/ロングから選ぶことができます。
僕が使用しているスカフのスティックは凹んでいるタイプのミディアムです。
出っ張りのあるタイプは使用したことがありませんが、凹んだタイプはとても指にフィットし、滑りにくい材質になっているため手汗をかきやすい人でも安心だと思います。
▼nacon2の十字キーとスティックはこんな感じです。
配置がデュアルショック4とは逆になっています。
また、十字キー・スティック共に形状が異なります。
配置については好みの問題ですが、FPSなどでは一般的にXboxと同じこの配置が有利と言われているようです。
しかしデュアルショック4に慣れている方だと最初は違和感を感じるかもしれません。
左スティックは凹んだ形状で指にフィットしますが、材質はやや滑りやすいかもしれません。
▼スカフ右側の配置
ボタンの形状や配置は同じですが、色を変更しているため〇や×などのプリントはないです。
プリントがないとわかりにくいという方は純正と同じものを選択することも可能です。
スティックは左右異なるものを選ぶこともできますが、僕のは左右同じものになっています。
▼nacon2右側の配置
スティックは左側と違って少し出っ張りのある形状ですね。
材質はゴムのようなものでできていますが、スカフのスティックに比べるとやや滑りやすいです。
スティックの軸部分が金属製で横から見ると高級感があります。
▼デュアルショック4とのボタンサイズ比較
ボタンは純正と比べるとやや大きめになっていますが、使用した感じ特に違和感はありませんでした。
十字キー・スティックの形状比較結果
nacon2はXboxのような配置なので好みが分かれそうです。
Xboxをプレイしたことがない方だとスカフの方が合っているでしょうね。
ボタンに関しては両方とも大差ありませんがスティックを使いやすいのはスカフだと思いました。
4.L1R1/L2R2トリガー比較
▼スカフのトリガー
L1R1についてはデュアルショック4と同じです。
L2R2は注文時にトリガーコントロールシステムを搭載すると、長めのトリガーが付属し、そちらへの交換が可能になるほか、トリガー押し込みの深さと硬さを物理的に調整することが可能になります。
▼nacon2のトリガー
デュアルショック4とは全く違う形状です。
L1R1は押すとはっきりカチカチという感触があり、「ボタンを押している」という感覚が強いです。
L2R2トリガーはデュアルショック4より気持ち固めです。
個人的にはトリガーの押し心地は程よい反発力で好きですね。
スカフのように物理的に硬さや深さを調整することはできませんが、専用ソフトで遊びを調整することが可能で、浅めに設定しておけば反応をはやめることも可能です。
▼専用ソフトでの設定画面
L1R1/L2R2トリガー比較結果
デュアルショック4になれていて普段と同じ感覚でプレイしたい方であればスカフの方がいいと思います。
また、個人的にトリガーコントロールシステムは特に必要ないかな?とも思いました。
デュアルショック4のトリガーでも十分使いやすいので。
nacon2はデュアルショック4とは使用感がかなり違います。
僕は割と好きですが反発力が強いことや、普段と大幅に感覚が違ってしまうためやや人を選ぶかもしれません。
個人的にはスカフの方がいいかなと。(というかデュアルショック4のトリガーが好きです)
5.PS4との接続方法について比較
スカフは内蔵バッテリーを搭載しているため、デュアルショック4と同じように無線で使用でき、ホームボタンでPS4の起動にも対応しています。
また、PS4にはデュアルショック4と同じように認識されるらしく、僕が使用しているマウスコンバーター『XIM APEX』の常時接続認証用コントローラーとしても使用可能です。
対するnacon2は内蔵バッテリーを搭載していないため、使用する場合は有線のみとなります。
有線で使用することは特に気になりませんが、ホームボタンでPS4を起動することができない点は若干不便です。
すぐ手の届く位置にPS4を置いている方ならいいと思いますが、少し離れた位置に置いている方は注意した方がいいと思います。
また、バッテリーが内蔵されていないため本体はやや軽いので、重い方がいい方のために調整用のおもりが付属しています。
好みに応じて付けてみてもいいでしょう。
▼nacon2付属のおもり
PS4との接続方法について比較結果
無線接続に対応するスカフに軍配ですね。
nacon2は次のモデルが出るなら是非対応してほしいと思いました。
6.スカフとnacon2の長所・短所について
SCUF IMPACT
- 見た目がかっこいい
- 背面パドルが便利
- デュアルショック4とほぼ同じ感覚でプレイできる
- 無線で使用可能
- PS4の起動が可能
- プロゲーマーの9割以上が使用(らしい)
- 値段が高い(nacon2と比べると)
- プロファイル機能がないためゲームごとに毎回背面パドルの割り当てを変更する必要がある
- パドル以外のボタン割り当てが不可
nacon REVOLUTION Pro Controller 2
- 背面ボタンが便利
- 背面ボタン以外の割り当てが可能
- Xbox配置でFPSなどに有利(と言われている)
- スティックやトリガーの遊びを調整可能
- 値段が安い(スカフと比べると)
- SONY公認ライセンス製品
- 無線での使用が不可
- PS4の起動が不可
- 形状がデュアルショック4と大きく異なるため慣れるまで時間がかかる
- 実質PC必須
まとめ
2つともいわゆる『プロコン』というものですが、機能面ではかなりの違いがありました。
それぞれ良い面も悪い面もあるため、一概にどちらがいいとは言い難いので、自分が欲しい機能をよく考えて購入することをおすすめします。
例えば「絶対無線がいい!」というような方ならスカフが向いていますし、「トリガーやスティックの遊びを専用ソフトでカスタムしてみたい!」というような方であればnacon2がいいでしょう。
7.購入方法について
スカフの購入は海外からの輸入になるためやや複雑で、個人では少し難しいので輸入代行業者の利用をおすすめします。
スカフを専門に輸入代行している業者はいくつかあるんですが、フルカスタムでも約30,000円ほどで購入できる『レッドウイングス』がおすすめです。
(他の業者はフルカスタムで40,000円ほどする店もあります)
レッドウイングス公式ホームページ
既に輸入した在庫品をAmazonで販売する業者もいるので、自分が希望するカラーやカスタムがされているのであればそちらでも問題ないと思いますが、レッドウイングスで輸入代行するよりも高くつく場合もあるかもしれません。
続いてnacon2ですが、こちらはスカフとは違い注文時にカスタム内容を選ぶことがないため、Amazonなどで購入できます。
最近Amazon公式が取り合扱いを開始したため基本的は注文後すぐに手元に届くでしょう。
PS4用のプロコンは金額が高いので後で後悔しないよう、よく考えて購入しましょう。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました。
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