どうもさっさんです^^
USBマイクで非常に人気の高いBlueの「Yeti」。
僕も以前から持っていて、音質はもちろんデザイン性の高さから非常に気に入っているんですが、本体サイズが大きいというのがネックでした。
それもYetiの個性の一つと割り切っていましたが、なんとYetiの小型版「Yeti Nano」が2020年1月に発売されているではありませんか!
ということで今回はBlueのYeti Nanoを詳しくレビューしていきます。
Blue Yeti Nanoについて
Yeti Nanoとは、2020年1月23日にロジクール(Blue MicrophonesはLogicoolに買収されたためLogicoolの新ブランド「Blue Microphones」という位置付けとなりました)から発売されたコンパクトなUSBコンデンサーマイクです。
上位モデルのYetiよりかなりコンパクトになっているのが特徴で、さらに価格も安くなっています。
その分省略された機能もありますが、ゲームをしながらのボイスチャットや配信、テレワーク用のマイクとしては十分すぎる品質といっていいでしょう。
- USB接続で手軽に使用可能な高音質コンデンサーマイク
- 単一指向性と無指向性の切り替えが可能
- コンパクトで高品質なボディ
スペック
製品名 | Yeti Nano |
---|---|
製品画像 | |
マイク性能 | |
サンプリングレート | 48kHz |
ビットレート | 24-bit |
カプセル | Blue独自開発の14ミリコンデンサーカプセル2基 |
極性 | 単一指向性、無指向性 |
周波数特性 | 20Hz—20kHz |
感度 | 4.5mV/Pa(1 kHz) |
寸法−スタンド装着時 | 縦:10.9cm、横:9.6cm、高さ:21.1cm |
アンプ性能 | |
インピーダンス | 16Ω |
出力電力(RMS) | 58mWrms per channel (R Load = 16 ohms) |
歪み率 | 0.01% |
周波数特性 | 15Hz – 22kHz |
S/N比率 | 100dB |
価格(2020年8月25日現在Amazon出品価格) | 13,959円 |
Blue Yeti Nano
▼外箱はこんな感じです。(開封のとき破れちゃいましたごめんなさい)
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- Yeti Nano本体
- 接続用USBケーブル(Micro USB)
- 3/8→5/8インチ変換アダプター
- クイックガイド等
▼それではマイク本体を詳しく見ていきましょう。
今回レビューしているYeti Nanoのカラーはシャドーグレーで、上質で落ち着いたかっこいカラーだと思います。
▼本体正面にはBlueのロゴとボリューム調整ダイヤルが配置されています。
ボリューム調整はWindowsの音量の上下ではなく、Yeti Nano側で出力音量を調整するものです。
また、このダイヤルはマイクミュート機能も備えていて、押し込みで操作が可能です。
▼横から見るとこんな感じです。
個人的にはかなり好みのデザインです。
角度調整も簡単にできます。
▼こちらは背面です。
後ろから見てもかっこいいですね。
▼背面のボタンで単一指向性と無指向性の切り替えができます。
自分一人で使うなら単一指向性で、二人以上で使うなら無指向性が適していると思います。
▼マイク底面の左にはヘッドホンジャック、真ん中はマイクスタンドへの固定穴、右は接続用USB端子となっています。
YetiとYeti Nanoを比較してみる
▼二つのマイクを並べると大人と子供といった感じで全然大きさが違います。
もちろんその大きさもYetiの魅力の一つだとは思いますが、僕としてはコンパクトな方がありがたい...
▼本体正面を見ると、Yetiには専用のマイクミュートボタンがあり、Yeti Nanoはボリュームダイヤルと兼用になっています。
▼Yetiはミュートしても赤いランプが点灯から点滅に変わるだけですが、Yeti Nanoは通常が緑ランプでミュートすると赤に変わるのでこちらの方が圧倒的にわかりやすいと思います。
▼背面の指向性切替についてですが、Yeti Nanoは単一指向性と無指向性のみですが、Yetiはそれに加えて双指向性(前後の音を拾いやすい)とステレオの二つも使用可能です。
一人で使う場合は単一指向性で使う場合がほとんどだと思いますが、少し特殊な使い方をしたいならYetiの方がいいかもしれません。
(例えばマイクを間に挟んで二人で対談などという場合には双指向性に切り替え可能なYetiが適しているでしょう)
専用ソフトについて
▼BlueのUSBマイク専用ソフト(無料)をインストールし、起動してみました。
▼Yeti Nanoのアイコンをクリックし、設定画面を開きます。
こちらが設定画面です。
まずマイク入力ゲイン、ヘッドホンジャック出力レベルを変更できます。
ただ、これはどちらもWindowsのシステム側の設定と連動していますので、このソフトから変更する必要は特にないですね。
画面左下の指向性切替もマイク本体背面に配置されているボタンで操作できるので必要ありません。
結果をいうと、Yeti Nanoでこのソフトを使うメリットは今のところないといっていいでしょう。
もし今後新しいファームウェアが配信された場合はその更新に必要になるかもしれませんが。
ちなみにYetiで専用ソフトを使った場合は音声のリアルタイムモニタリングのボリュームの調整やミュートができます。(Yeti Nanoではリアルタイムモニタリングのボリューム調整やミュートができません)
まとめ
まず音質についてですが、さすがYetiシリーズというだけあって期待通りむちゃくちゃ高音質でした。
現在販売されているUSBマイクでは間違いなくトップレベルの音質といっていいでしょう。
それに加えて複数人で使うのに嬉しい無指向性への切り替え機能、ボイスチャットや配信に重宝するミュート機能など、かゆいところに手が届きながらもこのコンパクトさを実現しているのは素晴らしいと思います。
デザイン・質感も満足度が高く、所有欲も満たしてくれます。
ただ一つ残念なのは先ほども記載したマイク入力音声のリアルタイムモニタリングの調整やミュートができない点です。
Yetiは専用ソフトで調整可能なので、なんとかYeti Nanoもファームウェアアップデートで対応して欲しいですね。
値段もそこまで高くありませんし、手軽に使える高音質なマイクが欲しいという方にはおすすめです。
▼Yeti NanoをYouTubeでもレビューしました。
音質比較も行っていますので、検討中の方は是非そちらもご覧ください。
【Blue強すぎん?】最高レベルのUSBマイク3つの機能と音質を比較してみた! | Yeti・Yeti Nano・Snowball iCE