どうもさっさんです^^
2020年8月にRazerから発売され、その洗練されたルックスと機能性により人気となったBlackShark V2。
なんとそのBlackShark V2の発売から2か月を待たずしてワイヤレスモデルのBlackShark V2 Proが発表されました。
ということで本記事ではBlackShark V2 Proを有線モデルのBlackShark V2と比較しながらレビューしていきます。
BlackShark V2のレビュー記事はこちら↓
- Razer BlackShark V2 Proについて
- Razer BlackShark V2 Pro 開封&外観チェック
- BlackShark V2と見比べてみる
- 専用ソフトで設定可能な項目をチェック
- BlackShark V2 Proを実際に使ってみた感想
Razer BlackShark V2 Proについて
BlackShark V2 Proとは、Razerから2020年10月7日に発売されるゲーミングヘッドセットで、同年8月に発売されたBlackShark V2をワイヤレス化した製品です。
接続は高速通信と超低レイテンシーを実現したRazer HyperSpeed Wireless(2.4GHz接続)で、遅延や途切れなどは全く気にせず集中してゲームをプレイすることができます。
見た目は航空機用ヘッドセットをイメージしたようなデザインで、BlackShark V2では緑色だったロゴやイヤーカップ上部の色が黒に変更され、全体的にクールで落ち着いた印象になりました。
採用されているスピーカードライバーはBlackShark V2で好評だったRazer Triforce チタン50mmドライバーで、これはゲーム内の細かな音を正確に再現してくれるためFPSなどで近づいてくる敵にいち早く気付くことができ、アドバンテージを取ることができます。
さらに高精度の立体音響とリアルな音質を実現する次世代のサラウンドサウンド「THX SPATIAL AUDIO」に対応したタイトルではゲーム内の状況をより的確に認識できるため、相手より優位に立つことができます。
FPSやTPSなどでより音にこだわりたい、ワイヤレスで快適にゲームをプレイしたいという方におすすめのゲーミングヘッドセットです。
- 高速通信と超低レイテンシーを実現したRazer HyperSpeed Wireless(2.4GHz接続)
- 高精度の再現性を実現したRazer Triforce チタン50mmドライバー
- 取り外し可能な9.9mmスーパーカーディオイドマイク
スペック
製品名 | Razer BlackShark V2 Pro |
---|---|
製品画像 | |
ヘッドホン | |
周波数特性 | 12 Hz ~ 28 kHz |
インピーダンス | 32 Ω @ 1 kHz |
感度 (1 kHz) | 100dBSPL/mW、1KHz |
ドライバー | カスタムダイナミック 50mm ドライバー |
イヤーカップ内径 | 65 x 40 mm / 2.56 x 1.57 in |
マイク | |
周波数特性 | 100 Hz ~10 kHz |
S/N 比 | ≥ 60 dB |
感度 (1 kHz) | -42 ± 3 dB |
集音パターン | 単一指向性 |
その他 | |
接続タイプ | 2.4GHZ ワイヤレスおよび 3.5mm |
ケーブル長 | 1.3 m |
重量 | 320g |
発売日 | 2020年10月7日 |
価格(2020年10月5日現在Amazon予約価格) | 22,980円 |
BlackShark V2 Pro
BlackShark V2(有線モデル)
BlackShark V2 X(廉価モデル)
Razer BlackShark V2 Pro 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- BlackShark V2 Pro本体
- 着脱式マイク
- USBレシーバー
- キャリングポーチ
- クイックガイド、ステッカー等
▼それではヘッドセット本体を詳しく見てみましょう。
▼ヘッドバンド外側はPUレザー製で、Razerのロゴが入っています。
▼内側はメッシュ製で通気性はかなり良さそうです。
クッション性も十分。
▼ヘッドバンドの長さ調整は引っ張って行うタイプで、細い金属の部分が伸縮するようになっています。
▼こちらがヘッドバンド左側です。
BlackShark V2では緑色だったロゴやイヤーカップ上部のケーブルが黒に変更されました。
個人的にはこちらの方がかっこいいと思います。
▼イヤーカップ左側の下部には右から電源ボタン、マイクミュートボタン、充電用Micro USB端子、有線接続用端子、マイク端子と並んでいます。
▼イヤーカップ右側には特に何もついていません。
▼マイクを取り付けるとこんな感じになります。
同じくRazerのKrakenシリーズとは見た目がかなり違いますね。
BlackShark V2と見比べてみる
▼先ほども記載した通りイヤーカップのロゴとその上部のケーブルの色が緑から黒になりました。
▼また、マイク先端に付いている風防のサイズが大きくなっています。(上がBlackShark V2 Proです)
▼風防を外すとマイク自体も大きくなっていました。
これは音質にも期待できるかもしれません。
▼重量(実測値)はマイク付きでBlackShark V2 Proが325g、BlackShark V2が263gなので約60g重くなりました。
バッテリーを搭載したため仕方ないことですが、「軽いヘッドセット」というイメージはなくなりました。
まぁこれはワイヤレスの快適さとトレードオフということで仕方がないですね。
専用ソフトで設定可能な項目をチェック
▼PCに接続してRazer Synapseを起動しました。
デバイス欄に表示されているBlackShark V2 Proをクリックして設定画面を開きます。
▼こちらはサウンドタブです。
ここでは音量調整などができます。
▼次にミキサータブを開きました。
デフォルトではTHX SPATIAL AUDIOがオンでソフトごとの設定が自動となっているため、例えば対応したゲームを起動するとそれに応じた立体音響モードに自動的に切り替わります。
手動にしてソフトごとに設定することも可能です。
▼続いて強化タブです。
ここでは聞こえる音を細かく調整可能です。
今回はオーディオイコライザーをゲームに変更して使ってみます。
▼こちらはマイクタブです。
BlackShark V2やBlackShark V2 Proは聞こえる音だけでなく、マイクの音も細かく調整できます。
個人的にはマイクはデフォルトで問題ないと思いますが、ゲーム実況などをする方は色々試して自分にあった設定を探すのも面白いかもしれませんね。
▼最後にパワータブです。
BlackShark V2 Proはバッテリーを内蔵したワイヤレス製品なので、操作をしなかった際に自動で電源が切れるように設定しておくことができます。
ちなみに有線モデルのBlackShark V2とはRazer Synapseの中でこの項目がある点だけが異なっていて、他は全て同じでした。
僕はこのソフトを使い慣れていますが、初めての方でもわかりやすいインターフェースで直感的に操作できると思います。
BlackShark V2 Proを実際に使ってみた感想
まずは付け心地についてです。
BlackShark V2 ProのヘッドバンドとイヤーパッドはBlackShark V2に採用されているものと全く同じで、肌触りがよくクッション性も申し分ありません。
側圧も普通くらいで耳の周りが圧迫されて痛くなるようなことはありませんでした。
ただし重量が約60gほど増えたため、長時間使用すると中には疲れるという方もいるかもしれません。
個人的には320gくらいであれば全然許容範囲だと思いますが、とことん軽さを重視するなら有線モデルを選ぶのもありだと思います。
続いて音質についてです。
PC版APEX LEGENDSをプレイしてみたんですが、BlackShark V2と同様にTriforce チタン50mmドライバーを採用しているため非常に高音質でした。
ゲーム内の細かな音まで聞き取ることができ、敵の小さな足音が聞こえて裏取りに気づけたり、他社のヘッドセット以上に正確に位置を把握することができます。
また、BlackShark V2はやや高音寄りで耳に刺さるような場面もありましたが、BlackShark V2 Proではそれが調整されたのか低音域から高音域までバランスがよくなった感じです。
しかしその調整のせいかBlackShark V2に比べてほんの少しだけ音がこもったような聞こえ方になっているので、それが嫌ならBlackShark V2にするかソフトウェアで設定を詰めてみるのがいいでしょう。
最後にマイク音質です。
やはりワイヤレス化したことが大きく、比べると有線モデルのBlackShark V2の方がクリアで高音質だと感じました。
しかしBlackShark V2 Proは有線でも使うことができるため、どちらもYAMAHA AG03に接続して試したところ、BlackShark V2 Proの方が自然な音になっていると感じました。
マイク自体は良くなっているのかもしれませんが、ワイヤレスだとやはり性能を活かしきるのは難しそうですね。
BlackShark V2 Proはマイクの着脱に対応しているため、配信などでより音質にこだわりたい方は別で用意するのもいいかもしれません。
個人的にはBlackShark V2とBlackShark V2 Proを使い比べると、やや本体重量が重くなるのを差し引いてもBlackShark V2 Proの方が快適で、音やデザインも好みでした。
どちらがおすすめかと聞かれればBlackShark V2 Proと答えますが、価格差が1万円程あるため予算で選んでもいいでしょう。
YouTubeでBlackShark V2とBlackShark V2 Proの比較をしながらレビューしていますので、検討中の方は是非そちらもご覧ください。
BlackShark V2 Pro
BlackShark V2(有線モデル)
BlackShark V2 X(廉価モデル)