どうもさっさんです^^
以前までゲーム中のボイスチャットや配信にゲーミングヘッドセットを使っていたんですが、最近はYAMAHAのAG03というオーディオインターフェースと、SHUREのSM58というダイナミックマイクを使い、音はAppleのEar Podsで聴いています。
これが非常に快適で、マイク音質はもちろん良いですしイヤホンは軽くて付け心地がいいため、長時間付けていても全く疲れません。
ただ、この組み合わせにも欠点があり、普通の姿勢で座っていれば問題ないのですが、椅子に寄りかかってしまうとマイクが口元から遠くなるため、マイクに入力される音量が小さくなってしまいます。
▼普通の姿勢
▼寄りかかった場合(バトロワ系のゲームで味方より先にやられるとよくこうなります)
このせいでフレンドから「なんか急に声小さくなったんだけど」などと言われることがよくあり、それを改善するために、前のようにゲーミングヘッドセットを使いたと思うようになりました。
しかし、ヘッドセットにすると今よりもマイク音質が悪くなることが予想されるため、できるだけ性能の高いヘッドセットを使いたいです。
そこで先日ゼンハイザーのGSP 500というゲーミングヘッドセットを購入したので、本記事でレビューしていきたいと思います。
1.ゼンハイザー GSP 500について
GSP 500とは、2018年4月にゼンハイザーから発売されたゲーミングヘッドセットです。
一般的なゲーミングヘッドセットは密閉型のイヤーパッドを採用していることがほとんどですが、こちらは開放型のイヤーパッドを採用しているため、周囲の音や自分の声を遮断しないようになっています。
価格は2019年4月9日現在Amazonで約24,000円と、ゲーミングヘッドセットとしてはかなり高価な製品ですが、僕が以前使っていた同じくゼンハイザーのPC363D(現在は生産終了しています)という製品の音質や付け心地が素晴らしかったため、値段は高くてもまたゼンハイザーにしようと思い、GSP 500の購入に至りました。
ちなみに密閉型のGSP 600という製品も発売されていますが、僕は家で猫を2匹飼っていて、鳴き声や物音が聞こえないと何かあった際に困るのと、家族に呼ばれたり宅急便が来た際に気づけない可能性があるので開放型を選びました。
PCやゲーム機との接続は4極、または3極のステレオミニプラグで行うようになっていて、USBサウンドカードなどは付属しないため、例えばサラウンドでゲームをしたいなら別途ASTROのMix Amp Pro TRやSteelSeriesのGameDACなどを用意するのがいいでしょう。
- 現在ゼンハイザーから販売されているゲーミングヘッドセットの上位モデル
- 開放型
- マイクの跳ね上げでミュートが可能
- イヤーカップ左側のダイヤルでボリュームコントロールが可能
- 3極・4極と2本のケーブルが付属しているため様々なプラットフォームでの使用が可能
スペック
製品名 | GSP 500 |
---|---|
製品画像 | |
ヘッドホン部 | |
ヘッドホン構造 | 開放型 |
ドライバーユニット | ダイナミック型 |
周波数特性 | 10Hz~30kHz |
インピーダンス | 28Ω |
音圧レベル | 107dBSPL/mW(1kHz時) |
マイク部 | |
マイクタイプ | エレクトレットコンデンサーマイク |
指向特性 | 双方向 |
マイク感度 | -47 dBV/PA |
周波数特性 | 10Hz~18kHz |
その他 | |
接続インターフェース | 3極3.5mmミニプラグ、4極3.5mmミニプラグ |
ケーブル長 | 3極ケーブル:2.5m 4極ケーブル:1.5m |
重量 | 約363g |
価格(2019.4.9現在Amazon出品価格) | 23,947円 |
2.GSP 500 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
白を基調としたゲーミングデバイスらしからぬシンプルなデザインです。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- GSP 500本体
- 説明書・安全ガイド
- 3極ケーブル
- 4極ケーブル
他のメーカーだと4極ケーブルがメインで、3極に変換する短いケーブルが付属していたりしますが、GSP 500はケーブル自体を交換する方式です。
う~んこれってどっちがいいんでしょう。
個人的には短い変換ケーブルを付けてくれた方が使い勝手はいいような気がするんですが。
▼ヘッドセット本体を詳しく見てみましょう。
プラスチック製ですが質感は高く、高級感があります。
デザインは「ゲーミング」って感じはありますが、必要以上にゴテゴテした感じはなく個人的には好きです。
ちなみに密閉型のGSP 600の方がデザインはゴテゴテしています。
▼ヘッドバンドの長さは手動で切り替えるタイプです。
最近は頭に装着するだけで勝手にちょうどいいサイズになる「セルフアジャスター方式」を採用している製品もちらほら出てきましたが、自分だけで使うならこちらの方が使いやすいような気がします。
▼ヘッドバンドを上から見るとこんなかんじです。
ちょっと変わった形をしていますね。
▼イヤーパッドは一応メッシュ素材と言うんでしょうか。
触ってみると肌触りが非常にいいです。
▼ヘッドバンドのクッションは一般的なメッシュ素材といった感じで、イヤーパッドに採用されている素材とは異なります。
▼マイクは音質にこだわっているためか他のメーカーよりも大きくてゴツい印象です。
長さは必要十分でしょう。
画像のようにマイクを下ろしたり跳ね上げたりすると、途中で「カチッ」という音がししてミュートにしたり解除したりできます。
▼赤いラインで囲まれた部分は柔らかい素材で、曲げることができます。
▼イヤーカップ左側の底面にはヘッドホンケーブルの接続端子が配置されています。
▼イヤーカップ右側は聞こえるボリュームをコントロールするダイヤルになっているため、PCやゲーム機側で設定を変更しなくても即座にボリューム調整が行えます。
こうしてみ見てみると、マイクミュートやボリュームコントロールダイヤルは以前使っていたPC363Dと同じです。(ケーブルは取り外しできませんでしたが)
機能的にあまり進化していないとは思いますが、だからこそ以前と同じ感覚で使えるのがうれしい所でもあります。
デザイン面に関しては主張しすぎないほどにゲーミング感を出していて、個人的にはかっこいいと思いますが、ちょっと人を選ぶかなとも思います。
3.マネキン君に装着して付けたときの見た目をチェック
▼正面
▼斜め
▼横
う~んこれどうです?(笑)
ヘッドセット単体で見るとデザインはかっこいいと思ったんですが、装着して正面から見たときにちょっとイマイチ感が...
多分ヘッドバンドの伸縮部分が邪魔なんじゃないかなと思うんですよね。
これがなかったらもっとスマートでかっこよくなったんじゃないかなと思います。
しかも軽量化もできそうですし。
ここはちょっと残念ポイントですね。
4.実際にゲームで使ってみた感想
最近はApex Legendsが流行していますが、僕はまだまだフォートナイト派です。
以前から欲しかったヘッドセットということもあり、ウキウキでPS4を起動しました。
まず付け心地に関してですが、悪くはないんですが側圧が若干強く、痛くはありませんが正直PC363Dの方が良かったですね。
最近レビューしたLogicoolのG431やG933s、HyperXのCloud Mixなどにも付け心地は劣ると思います。
重量に関してですが、PC363Dは約280gでしたがこちらは363gと80g以上重くなっているためちょっと重いと感じますね。
他のメーカーの製品でも軽さというのは重要視されているようで、300g以下の製品がほとんどになってきました。
GSP 500の見た目は好きですが、次期モデルでは軽さも意識してほしいところです。
音質に関してですが、フォートナイトをプレイした第一印象はものすごく音がクリアということです。
他のヘッドセットでも音がいい製品はたくさんありますが、このヘッドセットは音楽鑑賞用かと思わせるほどに美しくクリアな音を鳴らしてくれます。
さすが老舗音響メーカーだけあります。
ただ、使っているうちにわかったんですが、このヘッドセットは低音が弱く、他の製品に比べるとフォートナイトやFPSにおいて非常に重要な「足音や銃声」があまり目立ちません。
イコライザーをカスタムできるようなUSBデバイス(Mix Amp Pro TRやGameDACなど)を使っている方なら設定で解決できますが、PS4のコントローラーに挿して使う場合はちょっと物足りないと感じるかもしれません。
使ってみて問題なければいいですが、僕のように「低音が弱い」と感じるのであればそれらの導入も検討してみるといいでしょう。
最後にマイク音質についてです。
PC363Dのマイク音質が良かったので、GSP 500の音質にも期待できるだろうと予想していましたが、結果はその通りで音質がいいためボイスチャットやゲーム配信にかなり適したヘッドセットだと言えるでしょう。
ただ、最近はゼンハイザーだけではなく、他のメーカーのヘッドセットのマイク音質もいいものは多いので、そこまで極端な差はないなと感じました。
GSP 500の性能は全体的に非常に高く、本気でゲームを頑張っている方には是非使ってほしいと思いますが、いかんせん値段が高いためかなり金銭的に余裕がない限りは無理してこれを買う必要もないような気がします。(最近は1万円くらいで高性能な製品はたくさんありますので)
僕の場合はこうしてレビューしたいがために買っているところもあるのでいいのですが、現在すでに有名メーカーのちょっとグレード高めの製品を持っているのであれば、本当に買い替えるメリットがあるのかをよく考えた方がいいでしょう。
【国内正規品 2年間メーカー保証] アストロ ASTRO ミックスアンプ MixAmp Pro TR MAPTR ブラック PS4
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2018/09/20
- メディア: Personal Computers
▼YouTubeでもレビューしたので検討中の方は是非ご覧ください。
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。