どうもさっさんです^^
今回はPS4用のプロコンとして人気の高いSCUFシリーズの最新モデル、『SCUF VANTAGE』をレビューしていきます。
- 1.『SCUF VANTAGE』とは?
- 2.SCUF VANTAGE 開封&外観チェック
- 3.SCUF VANTAGEをカスタマイズしてみる
- 4.SCUF VANTAGEの機能をチェック
- 5.SCUF IMPACTとの比較
- 6.SCUF VANTAGEを実際に使ってみた感想
1.『SCUF VANTAGE』とは?
PS4用のプロコンとして最も人気の高い製品といえば、やはりSCUF GAMINGから販売されているSCUF IMPACTでしょう。
SCUF IMPACTは2017年に発売され、いまだに高い人気を誇っています。
そのSCUFシリーズの最新モデルとして2018年夏に発売されたのがSCUF VANTAGEで、SCUF IMPACTで好評だった機能に加え、新たな機能が追加されています。
また、SCUF VANTAGEはPlayStation公認ライセンスを取得しています。
SCUFシリーズの特徴
- 着脱可能なパドル
- コントローラーのリマッピング
- スティック交換機能
- トリガーの遊び調節
- トリガーカバー交換機能
SCUF VANTAGEの新機能
- 側面に新たに追加されたSAXボタン(背面パドルのようにリマッピングが可能)
- 振動ユニット取り外し機能
- 前面プレート取り外し機能
- スティック、十字キーがXbox配置
日本国内ではレッドウイングスの公式HPかAmazonから購入が可能になっています。
SCUF IMPACTより価格は上がりますが、新機能やスティックと十字キーの配置に魅力を感じるのであればSCUF VANTAGEの方がおすすめです。
2.SCUF VANTAGE 開封&外観チェック
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- SCUF VANTAGE本体
- カスタマイズパーツ
- 持ち運び用ケース
- パーツ収納ケース?
- USBケーブル
- 説明書関連・ステッカー
▼SCUF VANTAGE本体を詳しく見ていきましょう。
▼スティックと十字キーが従来モデルとは逆になっています。
実はFPSやTPSの操作はXboxコントローラーのようにスティックが左上、十字キーが右下に配置されている方が操作しやすいといわれています。
同じくPlayStation公認ライセンスを取得しているREVOLUTION Pro Controller 2のようにSCUF VANTAGEもスティックの配置を入れ替えてきました。
▼右側の配置はデュアルショック4やSCUF IMPACTと同じです。
ボタンはやや光沢があります。
▼L1の左側とR1の右側に新たに追加されたSAXボタンです。
背面のパドルと合わせるとカスタマイズ可能な数が6つになりました。
▼コントローラー下部にはヘッドセット接続端子の他に、有線・無線接続の切り替えスイッチや、ボタンリマッピングモードへの切り替えスイッチが配置されています。
▼続いて背面を見ていきます。
▼SCUF IMPACTと同様に取り外し可能なパドルが4つ配置されています。
▼グリップ部分にはゴム製の滑り止めが付いているため、手汗をかいても滑りにくくなっています。
3.SCUF VANTAGEをカスタマイズしてみる
▼付属のパーツを使ってSCUF VANTAGEをカスタマイズしてみたいと思います。
▼まずSCUF VANTAGE前面のパネルを取り外します。
グリップ部分にくぼみがあるので爪をひっかけると簡単に外れます。
▼パネルを外すとこんな感じです。
▼グリップ部分にL・Rと書いたパーツが入っているんですが、こちらは振動ユニットで取り外しが可能です。
結構な重さがあるため、振動が不要で軽い方がいいなら取り外した方が使いやすいかもしれません。
逆に振動不要で重い方がしっくりくるならゲーム側で無効にするのがいいでしょう。
▼スティックを交換してみます。
▼前面パネルが付いていない状態でスティックを上に引っ張ると簡単に外れます。
▼交換用のスティックを取り付けてみました。
取り付けは向きを合わせて押し込むだけなので簡単です。
▼元々のスティックと比較してみます。
高さは結構違いがありますね。
FPSやTPSではスティックの高さがあった方が思い通りに視点移動しやすいとされているため、純正コントローラーを使っている方はスティックの高さを延長するフリークを取り付ける方が多いですが、SCUF VANTAGEならこのように交換用スティックを取り付けるだけで済みます。
▼摩耗抵抗用リングを交換してみます。
▼初めは黄色のリングがついているので裏側から外します。
▼付属の黒いリングを取り付けました。
好みにもよるとは思いますが、個人的には黄色の方があっているように感じました。
▼十字キーを交換してみます。
十字キーの交換は前面のパネルを付けた状態で行います。
▼十字キーはマグネットでくっついているので引っ張ると簡単に外れました。
▼外した部分にコントロールディスク(という名称です)を取り付けます。
▼こちらも裏側がマグネットになっているため簡単にくっつきました。
十字キーに比べると少し高さが出ましたが、操作に違和感などは感じませんでした。
コントロールディスクは格闘ゲームなどに適しているらしいんですが、個人的にはその他の用途でも十字キーより操作性がいいと思います。
▼L2・R2トリガーの硬さを調整し、ロングタイプに交換してみます。
▼元々付いているL2・R2の先端を上に持ち上げると簡単に外すことができます。
外すと小さい穴が開いていて、その穴に付属のスカフキーという調整用工具を差し込んで右に回すとトリガーが硬くなります。
調整しない状態ではデュアルショック4とほぼ同じ硬さなので、特に問題がなければそのままでもいいと思います。
▼それでは交換用のトリガーを付けてみます。
奥からはめ込んで最後に先端を押すと簡単に付きます。
▼元々のトリガーと比較するとこんな感じです。
交換用トリガーの方が倍近い長さがあります。
十字キー同様、個人的には交換した方が使いやすくなったと感じました。
▼また、トリガーは押し込みの深さ(遊び)も調整することができます。
トリガー背面の突起を下向きに回すことで押し込みを浅くすることができます。
好みやゲームタイトルに応じて変えてみてはどうでしょうか。
4.SCUF VANTAGEの機能をチェック
▼まずはSCUFシリーズの特徴である背面パドルについてです。
コントローラーを握ると中指が自然と外側のパドルに触れる絶妙な位置に配置されています。
▼内側は少し意識して指を伸ばす感じになります。
慣れるといいのかもしれませんが、個人的には外側の方が圧倒的に押しやすいです。
▼続いてSAXボタンについてです。
SAXボタンは人差し指をL1・R1に乗せた状態で第二関節で押すような感じです。
実物を見る前は押しにくかったり、ゲーム中に誤爆するのではないかと心配していたんですが、実際に握ってみると間違えて押してしまうようなことはなさそうで、それでいて予想以上に押しやすかったです。
▼ちなみにL2・R2に指を置くとこんな感じになります。
▼次にボタンのリマッピング機能についてですが、スイッチを右スライドするだけでリマッピングモードになるためSCUF IMPACTに比べて使い勝手がかなり向上しています。(SCUF IMPACTのリマッピングについては後述します)
ここでリマッピングの方法を解説します。
▼リマッピングモードで、割り当てしたいパドル又はSAXボタンを押しっぱなしにします。
(今回は一番右側のパドルに〇ボタンを割り当てる操作をしてみます)
▼次に〇ボタン(割り当てたいボタン)を押します。
▼〇ボタンを離します。
▼押しっぱなしにしていたパドルを離します。
▼スイッチを左にスライドしてリマッピングモードを終了します。
プロファイル機能がないためゲームタイトルごとに配置を変えたい場合はその都度リマッピングする必要がありますが、慣れてしまえば一瞬でできるためその点は特に問題ないと思います。
5.SCUF IMPACTとの比較
▼旧モデルのSCUF IMPACTと比較してみたいと思います。
▼大きな違いとして、スティックと十字キーの位置が逆になっています。
▼SAXボタンはSCUF VANTAGEにのみ搭載されています。
▼SCUF IMPACTのタッチパッドはデュアルショック4と同じですが、SCUF VANTAGEはオリジナルのデザインになっています。
▼同じ窪んだタイプですが、スティックの形状が少し異なっています。
個人的にはSCUF IMPACTのスティックの方がグリップが効いていて使いやすいと感じました。
▼背面を見てみます。
▼パドルの位置がSCUF VANTAGEはSCUF IMPACTに比べて外側が少し下がっています。
左:SCUF VANTAGE 右:SCUF IMPACT
またSCUF VANTAGEの外側のパドルはSCUF IMPACTに比べて少し反っています。
しかしこれについては見た目ほど操作感に差はないように感じました。
最後にSCUF IMPACTのリマッピングについてです。
SCUF VANTAGEは先ほど記載した通り、本体下部に設置されているスイッチをスライドさせるだけでしたが、SCUF IMPACTは付属のEMRトークンを背面にマグネットでくっつけることによってリマッピングモードになります。
▼こんな感じです。
取り外すとリマッピングモードが終了します。
くっつけるだけなので簡単なんですが、トークンを本体に収納するなどの機能がないため、なくさないように気を付けなければなりません。
この点はSCUF VANTAGEの方が優れているといえるでしょう。
6.SCUF VANTAGEを実際に使ってみた感想
実際にフォートナイトに使ってみたんですが、一言でいうとこのSCUF VANTAGE、めちゃめちゃいいです。
まず手に持った瞬間のしっくり感がデュアルショック4に近いですし、それでいてスティックだけがXbox配置、PS系コントローラーしか使ったことがないなら初めは違和感を感じるかもしれませんが、慣れてしまえばこちらの方が使いやすくなるのではないでしょうか。
また、フォートナイトのようにたくさんのボタンを使うようなゲームだと、背面パドルやSAXボタンを自由にカスタマイズできるというのはかなりのアドバンテージになるのではないかと思います。
ただ、僕の場合はまだ人差し指の第二関節でボタンを押すというのに慣れていないため、SAXボタンはそれほど使う場面がありませんでした。
といってもSAXボタンが邪魔になるということはなく、間違えて押すことはありませんでした。
持ち方や手の大きさによってはSAXボタンを意図せず押してしまうこともあるかもしれませんが、慣れてしまえばそのようなこともなくなるのではないかと思います。
唯一欠点を挙げるとすると、親指でLスティックを操作しながら十字キーを人差し指で押すことができないという点です。
デュアルショック4やSCUF IMPACTは十字キーの位置的にそれが可能だったんですが、Xbox配置では物理的に不可能です。
ただ、パドルとSAXボタンに十字キーを割り当てることもできるため、配置次第でどうとでもなるのではと思います。
しかしどうしてもPS配置の方がいいという方も中にはいるでしょう。
その場合は並行して販売されているSCUF IMPACTを選ぶのがいいと思います。
SCUF IMPACTの方が少し価格が安いですし、デザインや形状的にIMPACTの方が好みという方も多いと思います。
双方のメリット・デメリットをよく考えて購入するようにしましょう。
▼SCUF VANTAGEを動画でレビュー
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^