どうもさっさんです^^
一昔前まではプロゲーマーといえばPCゲームをイメージすることが多かったと思いますが、最近ではPS4などのCS機でもプロゲーマーが増えてきています。
PCゲームであれば、高性能なマウスやキーボードを使って少しでも有利にプレイしたいと考えますが、PS4などのCS機であれば決められた純正コントローラーや、その他公式で認められているプロコン(SCUFやナコン)くらいしか基本的に使うことができないため、デバイス面での差が付きにくいです。
しかし、一つだけ使うだけで有利になるものがあります。
それがゲーミングモニターです。
「モニターといえばPCに使うもの」と考えている方もいるかもしれませんが、実はもうその考えは古いです。
最近では各社からCS機向けのゲーミングモニターも数多く販売されるようになったので、本記事ではCS機用としてゲーミングモニターを購入する場合の選び方やおすすめの製品をいくつか紹介したいと思います。
- CS機でゲーミングモニターを使うメリット
- 高リフレッシュレートは必要?
- 購入前に接続端子を確認する
- ゲームにはノングレア液晶がおすすめ
- 画面サイズはかなり重要
- PS4やNintendo Switchにおすすめのゲーミングモニター紹介
CS機でゲーミングモニターを使うメリット
「別にゲームくらいテレビでもできるじゃん」と思っている方もいるかもしれませんが、ゲーミングモニターと一般的なテレビの間には決定的な違いがあります。
ゲーミングモニターは応答速度が速い
ゲーミングモニターが一般的なテレビやモニターと何が一番違うのかというと、応答速度が違います。
実は一般的なテレビやモニターは応答速度が遅いため、知らないうちに遅延が起きてしまい、動きの多い場面では残像感のある見にくい映像になってしまっています。
しかし『ゲーミング』を謳っている製品は応答速度が1msの製品が多く、遅延や残像感の少ないくっきりと見やすい映像になります。
また、最近では応答速度が1msを切る製品も出てきました。
もちろん遅延ができるだけ少ない方が有利になるので、ゲーミングモニターを選ぶ際にはまず応答速度がいくらかに注目しましょう。
- ゲーミングモニターは応答速度が速いため、オンライン対戦型のゲームなどでは一般的なテレビでプレイするのに比べて有利になる。
高リフレッシュレートは必要?
比較的高価にはなりますが、最近は高リフレッシュレートに対応した製品が数多く販売されるようになりました。
それでは高リフレッシュレートに対応したモニターを使うことによってどのようなメリットを得られるのでしょうか。
ゲーム機(またはPC)から出力される映像が1秒間に何枚の画像でできているかをフレームレート(fps)といい、例えば1秒間に60回画像が切り替わる映像であれば60フレーム(60fps)と言います。
対してモニター側で1秒間に画像を切り替えることができる回数をリフレッシュレートと言います。
例えばよく耳にする『144Hzモニター』というのは、リフレッシュレートが144Hzで、単純に1秒間最大で144回画像を切り替えることができます。
「それなら高リフレッシュレートに対応したモニターを使えばヌルヌルの滑らかな映像でプレイできるのか」というと、必ずしもそうではありません。
なぜなら、PS4やNintendo Switchの最大フレームレートは60に制限されているためです。
そのためCS機と並行してPCゲームをプレイするような方でなければ高リフレッシュレートに対応したモニターを購入する必要は今のところありません。(今後発売される次世代のCS機で高フレームに対応する可能性はあると思います)
また、リフレッシュレートは製品の価格に直結していて、144Hz以上の高リフレッシュレート対応ゲーミングモニターは安くても2万円台後半くらいするものがほとんどです。
対してCS機向けモニターは、高リフレッシュレートに対応していない代わりに価格が安く、1万円台半ばくらいの製品が多いです。
- 基本的にはCS機用に使うのであれば応答速度と値段重視で購入していいのではないかと思います。
購入前に接続端子を確認する
PS4やNintendo Switchといった最近のゲーム機が搭載している映像出力端子ははHDMIのみです。
なので、モニターを購入する場合はHDMI端子を搭載しているのかを必ず確認しましょう。
割と新しい製品で『ゲーミングモニター』と書いてあれば基本的には大丈夫だとは思いますが、安いPC用モニターの中にはDVIやD-Sub(VGA)しか搭載していないものが未だにあります。
買ってしまってから「HDMI端子が付いていなかった」なんてことにならないよう注意しましょう。
また、複数のゲーム機を接続したいのであればHDMI端子は2つ以上搭載している製品をおすすめします。
HDMI端子が1つしか付いていない場合は他のゲーム機をプレイする際いちいちHDMIケーブルを抜き差しすることになるので不便です。
- 必ずHDMI端子が付いているものを選びましょう。
欲を言えば2つ以上付いているものが便利です。
ゲームにはノングレア液晶がおすすめ
モニター表面の処理によって「光沢型」と「ノングレア型」の二種類あり、光沢型は画面にツヤがあるのが特長で、発色が鮮やかで映像がキレイに見えます。
ただ、反射しやすいので真っ黒な画面が表示されているときは自分の姿が映ってしまいます。
また、画面が鮮やかであるがゆえに目が疲れやすくなるため、長時間のゲームにはあまり向いていないと言えるでしょう。
対してノングレア型は画面に光沢がのないマットな印象です。
光沢型とは違い画面が反射しないようになっているため、真っ黒な画面でも自分の姿が映ることはないです。
マットな分光沢型に比べるとやや鮮やかさに欠けますが、目への負担が少ないため長時間ゲームをする場合はノングレア型の方が適しています。
最近ではノングレア型が採用されているものがほとんどなのであまり気にする必要はないかと思いますが購入の際は一応確認することをおすすめします。
- 目への負担が少ないため長時間プレイしても疲れにくい
画面サイズはかなり重要
ゲームをプレイする際、モニターをデスクに乗せてイスに座る方もいれば、モニターをテレビラックに乗せて、少し離れたベッドに寄りかかってプレイする方など、スタイルは様々だと思いますが、E-Sportsのオフライン大会やプロゲーマーと同じような環境を想定し、ここではデスクとイスを使ってプレイすることを想定して考えていきます。
プロゲーマーが使っているモニターで最も多いディスプレイサイズが24インチ前後だそうです。
これはなぜかというと、小さいモニターだと画面全体を把握できますが、FPSなどでは遠くにいる敵が小さ過ぎて気づかない可能性があります。
逆に大きいモニターだと遠くの敵は見やすくなりますが、画面の端まで全て把握するのが難しくなってしまうため、バランス的に24インチくらいが適しているようです。
各メーカーから発売されているゲーミングモニターも24インチ前後のものが多いです。
離れた位置に置いて使う場合を除くとそのくらいのサイズが一番いいのかもしれませんね。
- 画面全体の情報を把握しやすいサイズ
- 対戦型ゲームで敵の位置が小さすぎない
- 製品の数が多い
- 大型モニターに比べて安価
PS4やNintendo Switchにおすすめのゲーミングモニター紹介
I-O DATA EX-LDGC251TB
- 24.5インチ
- TNパネル
- 応答速度:0.8ms
- 接続端子:HDMI×2、DisplayPort×1、D-Sub×1
- スピーカー内蔵
- フリッカーフリー機能
- ブルーライトカット機能
- 暗いシーンを鮮明にする「Night Clear Vision」搭載
- VESAマウント対応
I-O DATAの24.5インチゲーミングモニターです。
他メーカーのゲーミングモニターは応答速度1msが多いですが、こちらは0.8msと超高速です。
暗いシーンを鮮明にする『Night Clear Vision』や、低解像度の映像を美しく再現する『超解像技術』など、ゲームに嬉しい機能も搭載しています。
HDMIを2つ、Display Portを1つ搭載しているため複数のゲーム機やPCとの接続が可能です。
VESAマウント対応でモニターアームの使用が可能です。
ASUS VE248HR
- 24インチ
- TNパネル
- 応答速度:1ms
- 接続端子:HDMI×1、、DVI-D×1、D-Sub×1
- スピーカー内蔵
- フリッカーフリー機能
- VESAマウント対応
ASUSの24インチゲーミングモニターです。
応答速度は1msに対応しています。
画面を美しくする映像エンジン『Splendid』を搭載し、ゲームモードやシアターモードなど、様々な利用シーンに合わせて切り替えることができます。
また、表現できる明暗の広さ(コントラスト比)を拡張する『ASCRテクノロジー』も搭載しています。
HDMI、DVI、D-Subを一つずつ搭載しています。
VESAマウント対応でモニターアームの使用が可能です。
ASUS VX248H
- 24インチ
- TNパネル
- 応答速度:1ms
- 接続端子:HDMI×2、D-Sub×1
- スピーカー内蔵
- フリッカーフリー機能
ASUSの24インチゲーミングモニターです。
応答速度は1msに対応しています。
表現できる明暗の広さ(コントラスト比)を拡張する『ASCRテクノロジー』を搭載しています。
HDMIを2つ、D-Subを1つ搭載しているので複数のゲーム機を接続する場合に便利です。
VESAマウントは付いていないため、モニターアームを使用することはできません。
ASUS VG245H
- 24インチ
- TNパネル
- 応答速度:1ms
- 接続端子:HDMI×2、D-Sub×1
- スピーカー内蔵
- フリッカーフリー機能
- ブルーライトカット機能
- 照準表示機能
- VESAマウント対応
ASUSの24インチゲーミングモニターです。
応答速度は1msに対応しています。
CS機では関係ありませんが、『AMD FreeSync』を搭載しているためPCで対応するグラボと使用した場合に画面描画のカクつきやチラつきなくすことが可能です。
また、画面上に照準を表示する機能を搭載しているため武器を構える前からある程度狙いを定めることができ、スナイパーのクイックショットなどがしやすくなっています。
画質のプリセットがあらかじめ6種類用意されており、プレイするタイトルに合わせて切り替えることが可能です。
HDMI2つ、D-Subを1つ搭載しているため複数のゲーム機を接続する場合に便利です。
VESAマウント対応でモニターアームの使用が可能です。
Acer KG251QGbmiix
- 24.5インチ
- TNパネル
- 応答速度:0.7ms
- 接続端子:HDMI×2、D-Sub×1
- スピーカー内蔵
- フリッカーフリー機能
- ブルーライトカット機能
- 照準表示機能
- 暗がりの視認性を向上するブラック・ブースト機能
- マルチモニターに最適なゼロ・フレームデザイン
- VESAマウント対応
Acerの24.5インチゲーミングモニターです。
応答速度0.7msとなっていいるため他のメーカーの製品よりも遅延が少ないのが特徴です。
ゲームジャンルや用途に応じて最適な映像表示に設定された8種類のモードを選択することが可能です。
また、『Black Boost』という暗がりでの視認性を高める機能を搭載しているため、隠れた敵を発見しやすくなります。
HDMI2つ、D-Subを1つ搭載しているため複数のゲーム機を接続できて便利です。
VESAマウント対応でモニターアームの使用が可能です。
LG 24MK400H-B
- 23.5インチ
- TNパネル
- 応答速度:1ms
- 接続端子:HDMI×1、D-Sub×1
- フリッカーフリー機能
- ブルーライトカット機能
- 暗いシーンの視認性を高める「Black Stabilizer」機能
- VESAマウント対応(75mm×75mm)
LGの23.5インチゲーミングモニターです。
他社は24インチや24.5インチが主流となっている中、やや小さめの23.5インチというのが特徴です。
応答速度は1msに対応しています。
また、『Black Stabilizer』という暗がりでの視認性を高める機能を搭載しているため、隠れた敵を発見しやすくなります。
HDMI1つ、D-Subを1つ搭載しています。
次期モデルが発売されるなら是非HDMIを増やしてほしいですね。
VESAマウント対応でモニターアームの使用が可能です。
BenQ RL2460S
- 24インチ
- TNパネル
- 応答速度:1ms
- 接続端子:HDMI×2、DVI-D×1、D-Sub×1、HDMI OUT×1
- フリッカーフリー機能
- 暗いシーンでも敵を見つけやすい「Black eQualizer」機能
- VESAマウント対応
BenQの24インチゲーミングモニターです。
応答速度は1msに対応しています。
FPSモードや格闘モードなど、ゲームに最適化されたゲームモードにより快適にプレイすることができます。
また、暗い場面での視認性を高める『Black eQualizer』機能を搭載しているため、暗い所で隠れている敵や障害物の陰に潜んでいる敵を発見しやすくなります。
HDMIを2つ、DVIを1つ、D-Subを1つ搭載しているため複数のゲーム機を接続するのに便利です。
また、HDMIのOUTを搭載している珍しいモニターなので、パススルー機能の付いていないキャプチャーボードを使用している方にもおすすめです。
VESAマウント対応でモニターアームを使用することもできます。
まとめ
一昔前のテレビでゲームをしている方なんかはゲーミングモニターを使用することでかなり遅延が少なくなります。
PS4などのCS機でも本気でゲームをがんばりたい、ライバルに差を付けたいという方には是非使ってほしいと思います。
今回の記事は以上です。
お読み頂きありがとうございました。
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