どうもさっさんです^^
僕はYouTubeの撮影にPanasonicのLumix G8を使っていて、外付けマイクでオーディオテクニカのAT9945CMを付けていたんですが、もう音質を良くできないかと思い、ZOOM H4n Proを購入したのでレビューしていきたいと思います。
1.ZOOM H4n Proを選んだ理由
GH5やGH5Sなら別売りのアダプタを使用することでXLR端子で接続する本格的なマイクを取り付けることが可能になりますが、G8はアダプタを使用できないため必然的に外付けマイクはプラグインパワー式の製品になります。
冒頭でも記載しましたが、僕は現在Lumix G8にAT9945CMを付けていたんですが、ホワイトノイズがかなり大きめに入ってしまうため正直満足していません。
また、他のマイクも試して見のですが、どうやらホワイトノイズが入るのはG8の仕様らしく、声自体はきれいに取れますがホワイトノイズを解決することはできないようです。
そこで、「ならいっそのこと音声は別撮りしよう」と思い、リニアPCMレコーダーの購入を決めました。
まず前提として、XLR端子が搭載している製品にしようと思い、メーカーについては評価や機能性を比べてTASCAMかZOOMのどちらかにしようと決めたんですが、ZOOMはPCとの接続時にオーディオインターフェースとして使用できる機能があるため、最終的にZOOMのH6・H5・H4n Proの3つに絞られました。
結果的にH4n Proを選んだ理由ですが、僕はH6のようにXLR端子が4つも必要ないため、コンパクトさを重視したということと、他の方がアップしているYouTubeのレビュー動画を見たところ、H6とH5は本体のボリュームコントロールダイヤルに手が触れただけで簡単に回ってしまうということだったので、ボタンでボリュームをコントロールするH4n Proにしました。
ただ、H4n ProはH6・H5のようにマイクカプセルの交換には対応していません。
個人的には現状よりも音質があがればいいかなぁくらいの軽い気持ちなので、わざわリニアPCMレコーダーのマイクを交換しようとは考えていなかったのでそこは問題ないです。
- コンパクトでありながら高音質な録音が可能
- 2系統の外部マイク入力と、プラグインパワー対応のステレオミニジャックのマイク入力を装備
- PCのオーディオインターフェースとしても使用可能
- STEREOモード、4CHモード、MTRモードの3つの録音モードがあり、目的に応じて使い分けが可能
スペック
その他の機能
製品名 | H4n Pro |
---|---|
製品画像 | ![]() |
GENERAL | |
同時録音トラック | 2(ステレオモード)、4(4CHモード)、2(MTRモード) |
同時再生トラック | 2(ステレオモード)、4(4CHモード)、4(MTRモード) |
録音時間 4GB[SDHC] | 約380分(WAV 44.1kHz/16bit ステレオトラック) 約68時間(MP3 44.1kHz/128kbps ステレオトラック) |
最大録音ファイルサイズ | 2GB |
プロジェクト | 1000/カード |
カウンター | 時/分/秒/ミリ秒 |
その他の機能 | パンチイン・アウト、バウンス、A-Bリピート |
エフェクトモジュール | 2 ステレオモード/4CHモード:LO CUT、COMP/LIMITER MTRモード:PRE AMPモジュール、EFXモジュール |
タイプ | 53 |
パッチ | 60 |
チューナー | クロマチック、ギター、ベース、オープンA/D/E/G、DADGAD |
メトロノーム音源 | 5 |
変拍子 | アクセントなし、1/4~8/4、6/8 |
テンポ | 40.0~250.0BPM |
A/D変換 | 24bit 128倍オーバーサンプリング |
D/A変換 | 24bit 128倍オーバーサンプリング |
記録メディア | SDカード(16MB〜2GB)、 SDHCカード(4〜32GB) |
ディスプレイ | 128 × 64ドットフルドットLCD(バックライト付) |
WAVフォーマット(録音・再生) | |
量子化ビット数 | 16/24 bit |
サンプリング周波数 | 44.1 / 48 / 96 kHz |
MP3フォーマット(録音) | |
ビットレート | 48, 56, 64, 80, 96, 112, 128, 160, 192, 224, 256, 320 kbps, VBR |
サンプリング周波数 | 44.1 kHz |
MP3フォーマット(再生) | |
ビットレート | 32, 40, 48, 56, 64, 80, 96, 112, 128, 160, 192, 224, 256, 320 kbps, VBR |
サンプリング周波数 | 44.1 / 48 kHz |
INPUTS | |
Input [1] [2] | XLR(バランス入力)/標準フォーン(アンバランス入力)コンボジャック |
入力インピーダンス | "(バランス入力時) 3.0kΩ以上、2番ホット (アンバランス入力時) 470KΩ不平衡" |
入力ゲイン | "(バランス入力時) −16 dB ~ +43 dB (アンバランス入力時) -30 dB ~ +32 dB" |
内蔵ステレオマイク | "指向性: 単一指向性 感度: -45dB/1Pa 1kHz 入力ゲイン: -16dB ~ 51dB 最大入力音圧: 140 dB SPL" |
EXT MIC | "ミニステレオフォーンジャック(プラグインパワー対応) 入力ゲイン: -16dB ~ 51dB 入力インピーダンス: 2KΩ以上 " |
OUTPUTS | |
ライン/フォン | "LINE出力負荷インピーダンス: 10kΩ以上 LINE定格出力レベル: -10 dBu PHONE: 20 mW + 20 mW (32Ω負荷時)" |
その他 | |
内蔵スピーカー | 400 mW 8 Ω |
ファンタム電源 | 48V、24V、OFF |
USB | "USB2.0High Speed マスストレージクラス動作、オーディオインターフェース動作 各USB機能はUSBバスパワーで動作可能" |
電源 | DC 5V 1A AC アダプター使用(ズームAD-14)、単3乾電池2本 |
電池 | 単3アルカリ乾電池または単3ニッケル水素(NiMH)充電池 x 2本 |
連続録音時間 | "<ステレオモード> 内蔵マイク使用、44.1kHz/16bit、ヘッドホン接続無し アルカリ乾電池 約6時間、NiMH(2450mAh) 約8時間 <スタミナモード> 内蔵マイク使用、44.1kHz/16bit、ヘッドホン接続無し アルカリ乾電池 約10時間、NiMH(2450mAh) 約12時間" |
外形寸法 | 73 (W) × 157.2 (D) × 37 (H) mm |
重量 | 294 g |
価格(2018.11.10現在Amazon出品価格 | 19,882円 |
2.ZOOM H4n Pro開封の儀
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- H4n Pro 本体
- H4n Pro用ケース
- ACアダプター使用時の警告
- Cubase LE スタートアップガイド
- 単三電池×2
- 保証書
- ヨーロッパ電気電子機器回収システムにかかわる案内
- 付属品案内
- オペレーションマニュアル
- Cubase LE・Wavelab LEダウンロードコード
▼H4n Pro 本体を詳しく見ていきます。
▼上部の手前側に操作用のボタンが配置されています。
録音開始や停止、再生などはこの辺で行います。
▼奥にはモニターが配置されています。
▼H4n Proのマイクは取り外し不可ですが、マイクを回すことで指向性を90°から120°に変更することが可能です。


▼左サイドにはリモコン接続端子、ヘッドホン接続端子、再生ボリュームコントロールボタン、PC接続用USB端子、電源スイッチが配置されています。
▼右サイドには操作ダイヤル、メニューボタン、マイク入力レベル調整ボタン、SDカードスロットが配置されています。
▼後側にはXLRと標準ジャックの両方に対応したコンボジャックが2つ搭載されています。
▼底面に電池カバーがあるので外して単三電池を2本入れます。
その奥には三脚穴とスピーカーが配置されています。
▼マイクの裏側には3.5mmステレオミニでプラグインパワーのマイクを接続するための端子を搭載しています。
▼僕は卓上で使用することが多くなるため、ダイソーの三脚に取り付けてみたところなかなかいい感じになりました。
3.同時に購入したアクセサリーパックも開封
▼外箱はこんな感じです。
▼中身を取り出し並べてみます。
内容物一覧
- ACアダプタ
- ヨーロッパ電気電子機器回収システムにかかわる案内
- USBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- ウィンドスクリーン
▼色々入っていますが、僕はACアダプターを接続しながら使うために購入しました。
▼接続するとこんな感じです。
僕は屋外での撮影はしないため、基本的にはこの状態で使用することになると思います。
▼付属のウインドスクリーンはスポンジではなく毛状タイプです。
▼取り付けるとこんな感じになります。
んーなんかかっこ悪いですねこれ(笑)
まぁ僕は屋内での使用になるため実際は付けませんが、できればもうちょっとスマートな方が良かったのではないかと思います。
▼USBケーブルはMini-Bでした。
▼オーディオケーブルが付属しているためカメラ用マイクとしても使用することが可能です。
ただ、カメラ用マウントは付属していないため別途用意する必要があります。
4.ZOOM H4n Proを実際に使用した感想
このようにデスクの少し奥にH4n Proを設置してみました。
LogicoolのG502 HEROをもしレビューするならこのような感じで撮影することになります。
ZOOM H4n Proで録音した音声ですが、この距離では正直予想していたよりもホワイトノイズというか環境音を拾ってしまいます。
もし本当に高音質で録音したいのであれば口元から20~30cmくらいの位置で録音するのがいいんでしょうね。
ただそれだとH4n Proの設置位置が難しい...
うーんどうすればいいのやら(笑)
▼試しにピンマイクを繋げて見ることにしました。
SONYの2千円台で購入可能なマイクです。
H4n Proにプラグインパワーのマイクを接続できるため使ってみたところ、本体のマイクで録音した音声に比べてややこもった音質になってしまいました。
ただ、ホワイトノイズは本体のマイクで録音するよりは少なかったです。
どちらにしても満足のいく音質にはならなかったなぁという感じです。
今後はXLR端子のピンマイクなども買ってみてどうなるかを試していきたいと思います。
今回の記事は以上になります。
お読み頂きありがとうございました^^