どうもさっさんです^^
先日,、オーディオテクニカの密閉型ヘッドセット『ATH-G1』という、同社から5年ぶりの発売となるゲーミングヘッドセットをレビューしましたが、今回はATH-G1と同日に発売された開放型ヘッドセット『ATH-PDG1a』という製品をレビューしていきます。
ATH-G1のレビュー記事はこちら↓
オーディオテクニカ ATH-PDG1aについて
ATH-PDG1aとは、2019年7月12日にオーディオテクニカから発売された開放型のゲーミングヘッドセットです。
同社からゲーミングヘッドセットが発売されるのは約5年ぶりで、音響メーカーが開発した製品と言うことで注目を集めています。
ちなみにATH-PDG1aは5年前に発売されたATH-PDG1のマイナーチェンジモデルです。
ただ、僕が公式サイトを確認したところ、スピーカードライバーやマイクの仕様は全く同じ(デザインも僕が見る限り同じ)ようなので、それほど大きな変更はないように思います。
メーカーとしては先日レビューしたATH-G1がFPSやアクションゲームに適した音になっていて、ATH-PDG1aはフィールドゲームに適した音になっているようです。(フィールドゲームってどういうジャンルでしょう?モンハンとかですかね)
ただ、個人的には密閉型ヘッドセットよりも開放型ヘッドセットの方が好きなので、どちらかというとATH-PDG1aに期待していました。
また、ATH-PDG1aはかなりの軽量設計になっているようで、スペック上は225gとなっています(ケーブルは含みません)
重いヘッドセットで長時間ゲームをしているとどうしても頭や首に負担がかかり、疲労がたまったり集中力の低下にもつながるため、「軽い」というのはそれだけでアドバンテージになると言っていいでしょう。
- フィールドゲームに最適なクリアで広大な音場表現
- 超軽量225g
- スマートフォン用ケーブル付属
- オープンエアー型(開放型)ヘッドセット
スペック
製品名 | ATH-PDG1a |
---|---|
製品画像 | |
ヘッドホン部 | |
タイプ | オープンエアーダイナミック型 |
スピーカードライバー | φ40mm |
出力音圧レベル | 92dB/mW |
再生周波数帯域 | 20~20,000Hz |
最大入力 | 1,300mW |
インピーダンス | 39Ω |
PC用マイク | |
ケーブル長 | 2.0m |
タイプ | バックエレクトレットコンデンサー型 |
指向特性 | 単一指向性 |
感度 | −38dB(0dB=1V/Pa, 1kHz) |
周波数特性 | 250~16,000Hz |
スマホ用マイク | |
ケーブル長 | 1.2m |
タイプ | コンデンサー型 |
指向特性 | 全指向性 |
感度 | −40dB(0dB=1V/Pa, 1kHz) |
周波数特性 | 100~10,000Hz |
その他 | |
本体重量 | 約225g(ケーブルを除く) |
発売日 | 2019.7.12 |
価格(2019.7.17現在Amazon出品価格) | 18,230円 |
ATH-PDG1a 開封&外観チェック
▼外箱は白を基調とした清潔感のあるデザインです。
このあたり音響メーカーの製品だなという感じがします。
▼中身を取りだ出し並べてみます。
内容物一覧
- ATH-PDG1a本体
- PC・CS機用ケーブル
- スマホ用ケーブル
- 3極変換ケーブル
- 説明書・保証書など
▼ATH-PDG1a本体を詳しく見ていきましょう。
先日レビューしたATH-G1はシンプルでモニターヘッドホンを思わせるデザインでしたが、こちらは「ゲーミング」を意識したデザインになっています。
正直個人的にはATH-G1の方が好みでした。
▼ヘッドバンド外側はPUレザー製で大きな文字でaudio-technicaとプリントされています。
▼ヘッドバンド内側は赤のメッシュ素材です。
▼ヘッドバンドの長さ調整はよくある引っ張って伸縮させるタイプなんですが、メモリが入ってカチカチと音がするのではなく、無段階で調整できるタイプです。
▼長さ調整の上にあるシルバーの部分は金属ではなくプラスチック製です。
▼左側イヤーカップはシルバーのメッシュ状デザインになっています。
ちなみにこちらもプラスチック製です。
▼右側はメッシュ部分の上にオーディオテクニカのマークが入っています。
▼左側イヤーカップの下部にはケーブル接続端子が配置されています。
▼イヤーパッドはベロアのような素材で、肌触りが良くクッション性が高いです。
▼続いて付属品を見ていきましょう。
こちらがPC・CS機用のケーブルです。
ケーブルとマイクは一体化しているため、マイクだけを取り外すことはできません。
ケーブルの長さは2mです。
▼ケーブルの途中にはインラインリモコンが付いており、これを使ってマイクミュートやボリューム調整を行います。
▼接続端子は4極3.5mm端子になっています。
▼こちらがスマホ用のケーブルです。
▼パっと見スマホ用ケーブルにはマイクが付いていないように見えますが、インラインリモコンに全指向性マイクが付属します。
▼接続端子はL型の4極3.5mm端子です。
▼こちらはPC接続用の3極変換ケーブルです。
▼それではPC・CS機用ケーブルを接続してみます。
ケーブルとマイクが一体化しているため接続部分はややゴツめになります。
▼マイクは自由自在に曲げることができます。
▼マイク先端の外側には赤でオーディオテクニカのロゴが、内側はメッシュ素材になっています。
ATH-G1のマイクには風防が付属していましたが、残念ながらこちらには付いていません。
使ってみて吐息を拾うのが気になるようなら自分で風防を購入するのがいいでしょう。
▼遠目で見るとこんな感じです。
マネキンを使って装着イメージをチェック
▼ヘッドセットレビューでは恒例のマネキンを使って装着イメージのチェックをしていきます。
どうでしょうか。
個人的にはシルエットはかなりいいと思います。
ただ、デザインはちょっと「ゲーミング」を意識しすぎているのかなという印象です。
また、ヘッドバンド内側の素材はできれば外側と同じくPUレザーを採用して欲しかったですね。
それだけでも全体的に大きく質感のアップにつながると思うんですが。
ATH-G1がシンプルでかっこいいデザインなだけに、個人的には少し残念に感じました。
PS4版フォートナイトでATH-PDG1aを使ってみた感想
ATH-G1のレビュー時と同様にATH-PDG1aもPS4版のフォートナイトでプレイしてみました。
まず付け心地についてですが、ヘッドセット本体が非常に軽いため、重さから来る頭や首への負担はほとんど全くと言っていいほどありませんでした。
しかし、側圧がATH-G1に比べて若干強いため、人によっては長時間のプレイで耳や耳の周りが痛くなる方もいるかもしれません。
ただ、僕の場合は長時間のプレイでも問題ありませんでした。
続いてゲーム音についてです。
まずはPS4のコントローラーに直接接続して試してみました。
ATH-G1は低音が十分出ていますし、全体的にクリアで方向がわかりやすく、メーカーが発表した通りFPSなどに適していると感じましたが、ATH-PDG1aは低音が比較的弱く、FPSなどをプレイするのに単体で使用するのであれば若干物足りなさを感じてしまいました。
しかしその分低音域が弱い分中音域~高音域がいい感じに協調され、RPGなどストーリ重視のゲームには適していると思います。
次にASTROのMixAmp Pro TRに接続してプレイしてみました。
MixAmp Pro TRはイコライザーのカスタマイズで低音を強めにすることが可能で、その状態でATH-PDG1aを使うと必要十分な低音で、足音や銃声が聴きやすかったです。
また、開放型なので音の抜けが良く、敵との距離感も密閉型に比べてわかりやすいように感じました。
もしATH-PDG1aをFPSで使おうと考えているのであれば、できればMixAmp Pro TRやGameDACなどのイコライザーカスタムが可能なデバイスと組み合わせて使うことをおすすめします。
ATH-PDG1a
ATH-G1(レビューしたヘッドセット)
MixAmp Pro TR
今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました。