どうもさっさんです^^
僕は普段YouTubeの撮影はPanasonicのGH5、GH5Sの2台体制で行っていて、レンズはどちらもLUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.(G8、GH5のキットレンズ)を使っていたんですが、ズーム時にF値が下がってしまうことや画質を考慮してもう少し明るいレンズが欲しいと思っていました。
そこで先日、マイクロフォーサーズの神レンズと言われているオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを買ったので、本記事でレビューしていきます。
- 1.M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROについて
- 2.M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 開封の儀
- 3.GH5・G8のキットレンズ LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.と外観比較
- 4.M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを付けたGH5Sで写真を撮ってみた
1.M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROについて
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとは、2013年11月にオリンパスから発売されたマイクロフォーサーズ用の標準ズームレンズで、焦点距離は12mm-40mm(35mm換算24mm-80mm)、開放F値はズーム全域で2.8を実現しています。
2013年発売と聞くと「なんだ古いレンズか」と思ってしまうかもしれませんが、12mm-40mmと非常に使いやすい焦点距離であること、F2.8通しで望遠側でも明るいこと、最大撮影倍率が0.3倍(35mm換算0.6倍)と非常に物を大きく写せることなどが理由で発売から5年以上経過した現在でも人気が高く、僕がAmazonで注文した時点で1か月待ちでした。
また、「スナップショットフォーカス機構」を進化させた「マニュアルフォーカスクラッチ機構」を搭載し、マニュアルフォーカスが使いやすくなっているのも特徴の一つです。
- 焦点距離12mm-40mm(35mm換算24mm-80mm)
- ズーム全域でF2.8
- 防塵防滴機構
- マニュアルフォーカスクラッチ機構搭載
- 最大撮影倍率0.3倍(35mm換算0.6倍)
スペック
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO |
---|---|
製品画像 | |
焦点距離 | 12-40mm(35mm判換算24-80mm相当) |
レンズ構成 | 9群14枚(非球面EDレンズ1枚,非球面レンズ2枚、DSAレンズ1枚、EDレンズ2枚 HDレンズ1枚 HRレンズ2枚) |
防滴処理 | 防塵防滴機構 |
画角 | 84° - 30° |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.3倍(35mm判換算 0.6倍相当) |
最近接撮影範囲 | 58×44mm |
絞り羽枚数 | 7枚(円形絞り) |
最大口径比 | F2.8 |
最小口径比 | F22 |
フィルターサイズ | Ø62mm |
本体サイズ | Ø69.9×84mm |
重量 | 382g |
価格(2019.3.5現在Amazon出品価格) | 73,728円 |
2.M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 開封の儀
▼外箱はこんな感じです。
オリンパスのレンズは初めてですが、PROレンズだからか箱からしてすごく高級感があります。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO本体
- レンズフード
- 保証書
- レンズポーチ
▼レンズ本体を詳しく見ていきましょう。
画像では伝わりにくいと思いますが、金属性で実物はかなりの高級感です。
サイズは少し大きめで、持ってみるとズッシリ感があります。
▼冒頭でも記載した通り、このレンズはマニュアルフォーカスクラッチ機構を搭載しているため、フォーカスリングを下げるとマニュアルフォーカスに切り替わります。
また、マニュアルフォーカスクラッチ機構使用時は距離目盛を使用した撮影が行えます。
▼ズームリングは重くしっかりとした回し心地です。
僕にとってオリンパスはこのレンズが初めてなんですが、ズームリングを回す方向がPanasonic製レンズとは逆になっているためそこはちょっと使いにくいと感じました。
▼レンズ下部に付いている「PRO」の文字がいいですね。
YouTuberの瀬戸弘司さんの動画を見てずっと欲しかったのでやっと買うことができて本当にうれしいです。
▼レンズ手前側にL-Fnというボタンが付いていますが、こちらはなにに使うのかわかりませんでした。
▼レンズと同時にフィルターも注文したんですが、今回はいいレンズにつけるので奮発してプロ1デジタルというKenkoの中でもグレードの高い製品にしました。(もっといいやつもありますが)
▼もちろんレンズは丁寧に扱いますが、やっぱりフィルターが付いていると安心感が違います。
3.GH5・G8のキットレンズ LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.と外観比較
▼左が今回買ったオリンパスのレンズで右が今まで使っていたPanasonicのキットレンズです。
▼望遠端にするとこんな感じです。
画像で見ると大きさ的にはさほど差はないように感じますが、実物では「オリンパスはちょっと大きいな」という印象です。
▼フィルター、レンズキャップが付いた状態で計ってみると173gの差がありました。
Panasonicのレンズはプラスチック製なのでやはり軽量で、屋外での撮影などではPanasonicの方が使いやすそうです。
▼それではGH5Sに取り付けてみます。
GH5やGH5Sはマイクロフォーサーズとしては大型のボディなので、レンズもこのくらい大きさがあった方がしっくりきます。
横から見るとレンズの重さで前傾していました。
▼続いてキットレンズを付けたGH5と並べてみます。
装着した状態で並べてみると大きさの違いが分かりやすいですね。
GH5Sは赤の挿し色が入っているため、青いリングが付いたオリンパスのレンズはデザイン的にGH5の方が似合うかもしれません。
4.M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを付けたGH5Sで写真を撮ってみた
▼とりあえずどれだけ寄れるかを試したかったのでGH5を撮ってみました。
最大撮影倍率0.6倍(35mm換算)となるとかなり大きく写すことができました。
また、望遠側もF2.8で撮影できるためマイクロフォーサーズといえどもある程度はボケますね。
▼続いてリビングでリンゴを撮影してみました。
Panasonicのレンズと比較するためF2.8とF3.5で撮影してみました。(レンズはどちらの画像もオリンパスです)
この程度のF値の差ではほとんど違いはわかりませんね(笑)
▼次に上からリンゴをどれだけ大きく写せるか試してみました。
いやーほんとデカく写りますね(笑)
僕のようにブログのレビュー用写真を撮る方にはすごく便利に使えそうです。
▼最後に我が家のカイル君を撮影してみました。
トイレ後のホコリが顔についているのはご愛嬌。
Web用に圧縮されてはいますが、それでもすごく写りがいいと思います。
まだ少ししか使っていませんが、12mm-40mmの焦点距離をカバーし、F2.8の明るさから非常に使いやすいレンズであることがわかりました。
唯一の欠点として手振れ補正が付いていないことが挙げられますが、YouTube用で常に三脚に据えているのであれば不要ですし、それを差し引いても魅力的なレンズなのは確かです。
マイクロフォーサーズユーザーは持っておいて損はないレンズだなと思います。
(室内の作例でほんとすいません)
今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。