どうもさっさんです^^
2020年9月16日の夜、大人気カメラであるGoPro HEROシリーズ最新モデル「GoPro HERO 9」が発表されましたね。
僕はGoPro HEROシリーズの6と7は持っていたんですが、その後発売されたDJIのOsmo Actionがあまりにも優秀すぎたため結局手放してしまい、その後発売された8も個人的にはOsmo Actionの方がいいと思い、スルーしていました。
しかし今回新たに発表されたGoPro HERO 9はOsmo Actionと比べても同等以上の性能だろうということで久しぶりに購入しました。
ということで本記事ではGoPro HERO 9が旧モデルからどう変わったのか、そしてOsmo Actionと比較してどうだったのかをまとめていきます。
これからYouTubeを始めるのにおすすめのカメラまとめ↓
- GoPro HERO 8からの主な変更点と新機能
- GoPro HERO 9の外観・付属品チェック
- Osmo Actionとの外観比較
- GoPro HERO 9とOsmo Actionを室内で撮り比べしてみた
- GoPro HERO 9とOsmo Actionを屋外で撮り比べてみた
- まとめ
GoPro HERO 8からの主な変更点と新機能
僕はGo ProHERO 8を持っていないため実機で比較することはできませんが、スペック表からわかる主な違いと新機能をまとめてみます。
変更点
- サイズが一回り大きくなった(幅:4.7mm、高さ:6.4mm、奥行5.2mm)
- フロントモニターが自撮りに対応し、背面モニターが2インチから2.27インチに大型化
- 画素数が1200万画素から2000万画素に増加し、5K30pでの撮影が可能になった
- レンズカバーの交換が可能になり、別売りのMaxレンズモジュラーを付けることで画角が広がる
- バッテリーが大容量化され、1220mAhから1720mAhになった(バッテリーの互換性はなし)
新機能
- 録画開始の15秒、または30秒前から記録するHindSightを追加(チャレンジ動画や釣り動画などで成功してから録画ボタンを押すことができ、SDカードの容量節約になる)
- あらかじめ設定した時間に録画開始・録画停止するスケジュールキャプチャーを追加(日の出・日の入りを自動で撮影するなどが可能)
- 15秒から3時間で最大録画時間をあらかじめ決めておくデュレーションキャプチャーを追加
- GoPro本体を傾けても水平を維持して録画できるホライゾンレベリングをカメラに内蔵(GoPro HERO 8ではアプリが必要だった)
個人的に注目しているのが自撮りに対応したフロントモニターとホライゾンレベリングです。
まず自撮り対応フロントモニターについてですが、約1年半ほど前に発売したOsmo Actionが既に対応していて、実際に使ってみるとYouTuberにとっては非常に便利だったので、それに対応していないGoPro HERO 8は見送ったというわけです。
Osmo Actionの場合はフロントモニターとリアモニターのどちらにプレビューを表示するかをいちいち切り替える必要があったんですが、GoPro HERO 9はフロントモニターとリアモニターの両方にプレビューが表示されるため、切り替え不要で格段に使いやすくなっています。
これだけでもGoPro HERO 9を選ぶ価値はあると思うんですが、今回はそれに加えてホライゾンレベリングも搭載されました。
僕はよく車載カメラとしてOsmo Actionを使っていて、自撮りはもちろん外側に向けて走行中のタイプラプス撮影にも使っていました。
ただ、車内で水平にカメラをセッティングするのは意外に難しく、撮影した映像をPCの大きな画面で確認すると傾いていることもしばしば...
しかしホライゾンレベリングを使えば適当に取り付けても水平に撮影できるのではないかというわけで非常に期待しているわけです。
GoPro HERO 9
※記事執筆時点(2020.9.27)ではGoPro公式サイトで買った方が値段は安いです。
ただし海外からの発送になります。
GoPro HERO 9の外観・付属品チェック
▼パッケージはもう捨ててしまいましたが、GoPro HERO 9の僕が買ったバンドルパックはこういったハードケースに収納されています。
ちなみに買ってから気付いたんですが、バンドルで買うよりも単品で買ってスペアバッテリーとかを別で買った方がお得っぽいです(笑)
▼ハードケースの中はこんな感じで収納されています。
新品だと各パーツが袋に入っているんですが、僕は既に開封しているので袋は捨てちゃいました。
▼中身を取り出し並べてみました。
内容物一覧
- GoPro HERO 9本体
- 32GB microSDカード
- バッテリー×2
- クランプ式マウント
- フローティンググリップ
- マウント一式
- クイックガイド等
- ハードケース
▼それではGoPro HERO 9本体を詳しく見てみましょう。
フロントモニターは大きくなっているものの、デザインは踏襲されていて一目でGoPro HEROシリーズというのがわかりますね。
▼前面
▼右側
▼左側
▼背面
▼上部には録画開始ボタンが配置されています。
その横の小さな穴はおそらくマイクでしょうか。
▼底面には格納式のマウントが付いています。
GoPro HERO 8からこのマウントのおかげでケースが必要なくなりました。
それによりバッテリー交換やSDカードの出し入れがしやすくなったとのこと。
▼左側の蓋を開けるとバッテリーとSDカードの挿入口になっていて、その下にはUSB Type-C端子もあります。
専用の充電器は付属していないので、別売りの充電器を一緒に用意しておくと便利です。
Osmo Actionとの外観比較
▼ケースを外したOsmo Actionと並べてみると結構大きさが違うのがわかります。
ただ、個人的には携帯性に差が出るほどの違いには感じませんでした。
▼Osmo Actionはほとんどの場合付属のケースを取り付けて使うことになると思います。
その状態で並べてみるとほぼ同じくらいになりました。
GoPro HERO 9はケースがないため、バッテリー交換やSDカードを出し入れする際のストレスがありません。
対してOsmo Actionは必ずケースから外すことになるため少し面倒です。
Osmo Actionの新型モデルが出るならこの辺は真似して欲しいですね。
▼フロントディスプレイはどちらも1.4インチです。
▼背面モニターはGoPro HERO 9が2.27インチ、Osmo Actionが2.25インチとなっています。
GoPro HERO 9は本体サイズに合わせてもう少し大きくして欲しかったところですが、それでもGoPro HERO 8よりは大型化しています。
GoPro HERO 9とOsmo Actionを室内で撮り比べしてみた
まずは室内での画質・画角・色味を比べてみましょう。
▼GoPro HERO 9とOsmo Actionを同じプレート上に固定して撮影します。
▼下の画像はGoPro HERO 9とOsmo Actionをそれぞれ最も広い画角で撮影した動画のスクリーンショットです。
GoPro HERO 9のSuperViewはものすごく画角が広いですね。
もう広すぎて違和感ごすごいと思ってしまいましたが屋外ならいいかもしれません。
Osmo Actionは発売当初から言われていますがGoPro HEROシリーズに比べると画角はそこまで画角は広くありません。
▼続いてこの画角にそれぞれ手振れ補正を加えてみます。
GoPro HERO 9は手振れ補正の強度を選択可能で、とりあえず最も強いブーストにしてみます。(画像ではオンと書いていますが間違いです)
GoPro HERO 9はまだまだ広いですね。
それに対してOsmo Actionはなんだか普通というか、「画角が広い」とはあまり感じません。
▼次にGoPro HERO 9の画角をSuperViewから広角に変更してみました。
Osmo Actionは先ほどと同じです。
これでだいたい同じくらいの画角でしょうか。
▼GoPro HERO 9の画角をさらに狭めてリニアにしてみました。
リニアでは魚眼効果が無効になるため、Osmo Actionも歪み補正をオンにします。
この条件ではOsmo Actionの方が画角が広いですね。
というかGoPro HERO 9は画角の選択肢がめちゃ豊富ですね。
Osmo Actionは手振れ補正のオンオフ、歪み補正のオンオフしかありません。
▼GoPro HERO 9の画角はリニアのままで手振れ補正をブーストから高に下げてみました。
これでOsmo Actionの手振れ補正オン、歪み補正オンの状態とだいたい同じ画角です。
「アクションカムと言えば超広角で魚眼」というイメージがあるかもしれませんが、個人的にはあまり魚眼は好きじゃないので僕が実際にYouTubeの撮影に使うならこのくらいの設定になると思います。
▼最後にGoPro HERO 9で最も画角の狭い狭角で手振れ補正をブーストにしてみました。
こうなるとGoProで撮影してる感はもうないですね(笑)
Osmo Actionは先ほどと同じ設定です。
室内での画質についてですが、光量が十分ではないためかなりノイズがのるだろうと予想していたんですが、GoPro HERO 9はソフトウェアの処理のおかげでそれほど気になるノイズはありませんでした。
ただしよく見ると服の細かなシワや髪の毛の質感がつぶれているというか、少しやりすぎ感はありますね。
それに対してOsmo Actionはかなり目立つレベルでノイズがのるものの、細かい質感はそのままつぶれずに残っている印象です。
次に色味についてですが、自然なのはOsmo Actionでした。
実際の僕の部屋の家具や照明の色は僕にしかわからないと思いますが、Osmo Actionはほぼそのままの色という感じです。
対してGoPro HERO 9はかなり色が変わっている印象を受けました。
今回はGoPro HERO 9デフォルトの「GoPro」、Osmo Actionデフォルトの「Normal」というカラー設定で撮影しています。
最後に室内でのマイク音質ですが、これは圧倒的にGoPro HERO 9がきれいですね。
Osmo Actionも1年以上前の機種というのを考えると健闘してはいるんですが、やはり最新機種だけあったGoPro HERO 9は外部マイクなしでも十分使えるレベルになっています。
▼室内でのレビュー動画はこちら↓
GoPro HERO 9最高すぎ!!...かと思いきやまさかの欠点も!Osmo Actionも意外と負けてないかも?
GoPro HERO 9とOsmo Actionを屋外で撮り比べてみた
▼屋外でもGoPro HERO 9とOsmo Actionでテスト撮影してみました。
色味は室内と同様Osmo Actionの方が自然だと感じました。
GoPro HERO 9はデフォルトの設定(GoPro)だとちょっと鮮やか過ぎる気がします。
まぁこの辺は好みの問題かもしれませんが、それが嫌な方はもう一つの「フラット」という設定にして場合によっては編集時に少し色をいじってやるのがいいでしょう。
ノイズも室内同様Osmo Actionはやや目につきます。
GoProはソフトウェアで上手く処理できていますし、今回は屋外なので元々室内ほどノイズはないでしょうから割と自然な印象でした。
手振れ補正はYouTubeの動画内で詳しく検証していますので、そちらを見ていただいた方がわかりやすいですが、圧倒的にGoPro HERO 9の方が効きがいいです。
GoPro HERO 9は手振れ補正を最大にしなくてもかなり安定していて、まるでジンバルに乗せているかのようでした。
Osmo Actionも手振れ補正が効いてはいるものの、GoPro HERO 9には及びませんね。
ただし手振れ補正は「この2つを比べると」という話で、Osmo Actionでも間違いなく実用十分なレベルだと思います。
次にマイク音質ですが、室内だとGoPro HERO 9の方がクリアだと感じたんですが、屋外だとOsmo Actionの方が個人的には好みでした。
というのも撮影日は雨が降っているのに加えて風も強め、そしてすぐそばを車が走っているというマイクにとっては最悪と言えるほどの環境にも関わらず、Osmo Actionは上手くノイズを処理して聞き取りやすい音声になっていました。
それに対してGoPro HERO 9はノイズがあまり処理できておらず、かなり大きな音で風や車の音を拾っていました。
(どちらも風ノイズ低減をオンにしています)
今回ほど粗悪な環境で撮影することはほとんどないとは思いますが、GoPro HERO 9も可能であればアップデートでノイズを上手く処理できるようになって欲しいですね。
▼屋外での検証動画はこちら↓
【完全に予想外】GoPro HERO9とOsmo Actionの手振れ補正を比較したら衝撃の結果が!
まとめ
最新機種だけあって性能は全体的にGoPro HERO 9の方が高いですね。
特にフロントディスプレイが自撮りに対応し、背面ディスプレイと同時表示される点、そしてGoPro HERO 9本体だけでホライゾンレベリングが使えるのは素晴らしいと思います。
画質についても光量が十分な昼間の屋外であれば問題ないレベルだと思います。
僕の用途としては主に車内での自撮りとタイムラプス撮影になりそうですが、それ以外にもラフなVLOGなんかでは活躍してくれそうです。
唯一気になったのはまだソフトウェアが完成されていないということです。
例えば電源を入れようとしたらなぜか固まったり、シャットダウンに異常に時間がかかったり、タッチの感度がイマイチだったり(これはソフトウェアのせいではないかもしれませんが)と、まだ買って数日ながらストレスを感じる場面が多々ありました。
それに比べてOsmo Actionは発売から時間がたっていることもあり非常に安定していてタッチの感度もよく、操作性はかなりいいですね。
もしGoPro HERO 9のアップデートでOsmo Action並みに快適操作できるようになったら文句なしなんですが。
GoProにも期待したいし発売から時間がたってるOsmo Actionの新型も楽しみだし...
う~んやっぱりガジェットって面白い!
GoPro HERO 9
※記事執筆時点(2020.9.27)ではGoPro公式サイトで買った方が値段は安いです。
ただし海外からの発送になります。