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【最新】テンキーレスキーボードがゲームに適している理由とは?テンキーレスキーボードの選び方やおすすめ製品についても紹介します。

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「PCで本格的にゲームをしたいけど、どんなキーボードを使えばいいかわからない」という方は少なくないでしょう。

僕はいままで色々なゲーミングデバイスを使用してきましたが、中でも断然おすすめなのがテンキーレスキーボードです。

本記事ではゲーム用途でのテンキーレスキーボードの選び方やおすすめの製品を紹介します。

 

テンキーレスキーボードとは?

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テンキーレスキーボードとは、キーボードの右側に配置されている0~9の数字入力キーなどを省略したキーボードのことをいいます。

なぜゲームにおいてテンキーレスキーボードが適しているのかというと、テンキーがないことによりキーボードの横幅が約10cmテンキー付きキーボードよりも狭くなるため、キーボードを操作する左手とマウスを操作する右手の距離が近くなり、より自然な態勢でゲームをプレイすることが可能になります。

また、デスクのスペースを広く使えるようになるため、横幅の狭いデスクを使用している場合でもマウスを操作するスペースを広くとることができます。

ただし、テンキー付きキーボードよりも数字の入力はしにくいという欠点があります。


キーボードを選ぶ際最も重要なキースイッチについて

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ゲーム用途でテンキーレスキーボードを使う場合に大事になるのが「キースイッチ」です。

基本的にゲーム向けに作られたキーボードの多くは「メカニカルスイッチ」を採用していて、値段の安いエントリーモデルの場合は「メンブレンスイッチ」を採用していることもあります。

ゲームにおいてメカニカルスイッチとメンブレンスイッチのどちらが優れているかというと圧倒的にメカニカルスイッチです。

メカニカルスイッチは耐久性が非常に高く、毎日ゲームで同じキーを頻繁に入力するような場合でもかなり長期間使用することができます。(僕が過去に使ってきたメカニカルスイッチ採用のキーボードは壊れたことがありません)

万が一キースイッチのどれかが壊れたとしても、キースイッチ一つ一つが独立しているため修理も容易です。(メンブレンスイッチは全てのキーが一体となっているため、どこかが壊れても基本的には修理できません)

また、メカニカルスイッチの種類はかなり豊富で、打鍵音や入力時のフィードバック(感触)が心地良い「青軸」や、比較的音が静かで軽いタッチが特徴の「赤軸」、その2つの間を取ったような「茶軸」の3つが代表的ですが、最近ではより反応速度を重視したスピード軸や、各メーカーのオリジナルスイッチを採用したキーボードも数多く発売されるようになりました。

個人的にはタイピングしていて楽しいのは青軸なのですが、音が大きいためボイスチャットをしながらゲームをする場合や、ゲーム実況・配信にはあまり向いていないと思います。

それらをしながらのゲームを想定しているのであれば青軸以外を選択するのがいいでしょう。

それ以外のどの軸を選ぶかは完全に好みですが、個人的にはゲーム以外には使わないのであれば反応速度重視でスピード軸をおすすめします。

ただ、スピード軸は軽く押しただけで反応してしまうため、赤軸などに比べて文字入力の際にミスタイプしやすいという欠点があります。

「仕事とゲームで使いたい」というような場合であればスタンダードな反応速度で比較的音が静かな赤軸や茶軸がいいでしょう。

また、最近では反応するポイントを設定で変更できるキースイッチ(SteelSeriesのOmniPointスイッチ)なんかもあります。


ゲーミングキーボードはUS配列採用のものもあるので注意

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日本国内でメジャーなのは日本語配列キーボードですが、ゲーミングキーボードの中にはUS配列を採用しているものもあります。

ローマ字入力する際のアルファベットの並びは日本語配列と同じですが、記号の位置が全く違いますし、Enterキーが小さいなど日本語配列になれていると文字入力の際に苦戦することが考えられます。

もちろんUS配列を使い慣れている方ならそちらを選べばいいのですが、間違えると大変なのでキーボードを購入する際には「欲しい製品がどちらの配列か」を必ず確認するようにしましょう。


おすすめのテンキーレスゲーミングキーボード

SteelSeries Apex Pro TKL

2019年12月にSteelSeriesから発売されたテンキーレスゲーミングキーボードで、アクチュエーション(反応点)を変更可能なOmniPointスイッチを採用しているため、例えばゲームでは反応速度を早く、タイピング時は遅くするというようなことが可能です。

また、右奥搭載するOLEDディスプレイによって対応するゲームの通知を表示したり、GIF画像を表示させておくなどが可能です。

値段は高めですが、機能性は非常に高いです。

SteelSeries Apex Pro TKLのレビュー記事はこちら↓

▼SteelSeries Apex Pro TKLのレビュー動画はこちら↓



HyperX Alloy Origins Core

2019年12月にHyperXから発売されたテンキーレスゲーミングキーボードで、HyperXオリジナルのリニアスイッチ(赤軸)を採用しています。

有名なCherry MXの赤軸と比べてやや音が大きめで、打鍵感がいいのが特徴です。
Cherry MXの赤軸だとタイピング時の爽快感はあまりありませんが、HyperXのリニアスイッチは赤軸ながらもタイピングの楽しさを味わうことができます。

約14,000円と比較的手ごろな値段ながらもアルミ製フレームを採用し、質感が非常に高いです。

また、専用のメディアコントロールキーなどはないため、横幅だけでなく奥行も狭めで見た目がすっきりしています。

コスパ重視だけど機能や質感にもこだわりたいという方におすすめです。

HyperX Alloy Origins Coreのレビュー記事はこちら↓

▼HyperX Alloy Origins Coreのレビュー動画はこちら↓



Logicool G PRO X

2019年11月にロジクールから発売されたテンキーレスゲーミングキーボードで、ロジクールオリジナルのGX クリッキー(青軸)スイッチを採用しています。

このキーボード最大の特徴は別売りのGXスイッチ(タクタイルやリニア)をデフォルトのGX クリッキーから自分で交換できることです。

これにより一つのキーボードで異なるキースイッチを楽しむことができます。

ただし、GX クリッキーから他のスイッチに交換する場合は本体+別売りスイッチを購入する費用がかかるため、あまりコスパはよくないですね。

機能性についても他社製品に比べてそれほど高くはありませんが、デザインがかっこいいため個人的には好きなキーボードです。

Logicool G PRO Xのレビュー記事はこちら↓

▼Logicool G PRO Xのレビュー動画はこちら↓



Logicool G913 TKL

こちらはキースイッチにロープロファイルスイッチ(薄型スイッチ)を採用して話題となった、Logicool G913のテンキーレスモデルです。

本体の高い質感やキースイッチはそのままでテンキーレスにしたことで、よりゲーマー向けの製品となりました。

専用のメディアコントロールキーやゲームモードキーが配置されているため、手元で色々な操作を行うことができます。

G913 TKLに採用されているキースイッチは「リニア」「タクタイル」「クリッキー」の3つから選択が可能なので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

クリッキーはやや音が大きめなので、ボイスチャットや配信しながら使いたい方にはリニアかタクタイルをおすすめします。

Logicool G913 TKLのレビュー記事はこちら↓

▼Logicool G913 TKLのレビュー動画はこちら↓



CORSAIR K65 LUX RGB

2016年7月にCORSAIRから発売されたテンキーレスゲーミングキーボードで、Cherry MXの赤軸を採用しています。

発売からかなり時間がたっているため比較的値段が安く、それでいて機能性は高いため高コスパな製品と言えるでしょう。

本体はアルミ製なので質感は高いです。

専用のメディアコントロールキーが付いているため音楽再生をしながら作業をする方にとっては便利でしょう。

CORSAIR K65 LUX RGBのレビュー記事はこちら↓

 


Razer Huntsman Tournament Edition

2019年10月にRazerから発売されたテンキーレスゲーミングキーボードで、Razerオリジナルのリニアオプティあるスイッチを採用しています。

このスイッチは反応速度が早く、押下圧40gの軽いタッチが特徴で、さらに耐久性にも優れています。

Razer製品は他社製品に比べて値段が高いものが多い傾向にありますが、この製品は約16,000円と機能性とコストパフォーマンスを両立しています。

個人的にはかなり魅力的なキーボードだと思いますが、US配列という点には注意が必要です。

▼Razer Huntsman TEのレビュー記事はこちら↓

▼Razer Huntsman TEのレビュー動画はこちら↓ 



Razer Huntsman Mini

こちらは2020年7月31日にRazerから発売された話題の60%サイズキーボードで、一般的なテンキーレスキーボードに比べてさらにコンパクトなのが特徴です。

F1~F12やDelete、矢印キーなどが省略されているため作業用としては慣れるまで使いにくいかもしれませんが、ほとんどゲームにしか使わないというのであればデスクを広く使えますし、まだまだ60%サイズのキーボードは数が少ないのでSNSで目立ちたい方なんかにはおすすめです。

この製品の発売時点ではRazerクリッキーオプティカルスイッチの英字配列モデルしか購入できませんが、後日Razerリニアオプティカルスイッチや日本語配列モデルも発売されるとのことなので、そちらが欲しい方はもう少し待つのがいいでしょう。

Razer Huntsman Miniのレビュー記事はこちら↓

▼Razer Huntsman Miniのレビュー動画はこちら↓ 



最後に

テンキーレスキーボードは文字入力(数字)もする方だとちょっと購入を躊躇してしまいそうですが、慣れればテンキーがなくても全く問題なくなります(実際僕はこうしてブログをたくさん書きますが、テンキーレスキーボードで全く問題ないです)し、なによりもゲームが本当に快適にプレイできるので、PCゲーマーには使用を強くおすすめします。

▼人気キーボード4製品の比較解説動画はこちら↓


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