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【Cloud MIX レビュー】HyperXから常識を覆す製品が登場!ハイレゾ・Bluetooth対応の高音質ヘッドホンとしても使える1台二役ヘッドセットが発売

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どうもさっさんです^^

先日HyperXからゲーミングヘッドセットとしてはもちろん、Bluetooth接続のワイヤレスヘッドホンとしても使用可能という非常に珍しいヘッドセットが発売されたので、本記事でレビューしていきたいと思います。



 

1.Hyper Cloud MIX について

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HyperX Cloud MIXとは、2019年1月18日に発売されたゲーミングヘッドセットです。
一般的なワイヤードヘッドセットとして使うことができるのはもちろん、ケーブルを外せばBluetooth接続のワイヤレスヘッドホンとしても使うことができるのが特徴です。

また、有線接続時にはハイレゾに対応し、カスタム設計された4mmデュアルチャンバードライバーによって歪みのない豊かなオーディオ再生が可能になっています。

HyperXからはCloud FlightとCloud Stinger Wirelessという2つのワイヤレスヘッドセットが販売されていますが、そのどちらもUSBレシーバーを使った2.4GHzワイヤレス接続で、あくまでもゲームでの使用を想定されているものでしたが、Cloud MIXはBluetoothでスマホなどとペアリングできるため、自宅はもちろん通勤・通学、外出先でも純粋に音楽を楽しむことができます。

バッテリーは最大で20時間駆動するため、余程のことがない限りは充電が切れる心配はなさそうです。

記事執筆時(2019.2.19)の値段がAmazonで26,800円と、ヘッドセットというカテゴリの中では高価格帯の製品であることは間違いないため、言ってしまえば「Bluetoothヘッドホンで音楽を聴きたい」という方でなければ他のモデルの方が向いているでしょう。

しかし、ハイレゾ・Bluetooth対応ヘッドホンは比較的高額な製品が多いため、音楽が好きで外出先でも聴きたい、そして家ではゲームをプレイするというような方であればこのヘッドセット一つで済みますし、トータルで考えると金額は安くなるかもしれません。

  • ハイレゾオーディオ認定
  • HyperXデュアルチャンバードライバー
  • Bluetooth対応
  • 最長20時間持続バッテリー
  • PC・家庭用ゲーム機と有線接続が可能
  • 取り外し可能マイク

スペック

製品名 HyperX Cloud MIX
製品画像
ヘッドホン
ドライバー ネオジム磁石、カスタムダイナミック40mm径
タイプ サーカムオーラル、密閉型
周波数応答 10Hz~40,000 Hz
インピーダンス 40 Ω
音圧レベル 100dBSPL/mW (1kHz時)
T.H.D. 2%未満
ブームマイク
方式 エレクトレットコンデンサーマイク
極性パターン ノイズキャンセリング
周波数応答 50Hz~18,000 Hz
感度 -42dBV (0dB=1V/Pa、1kHz時)
内蔵マイク  
方式 エレクトレットコンデンサーマイク
極性パターン 全方向性
周波数応答 50Hz~8,000 Hz
感度 -33dBV (0dB=1V/Pa、1kHz時)
その他
重量 260g
マイク取付時重量 275g
ケーブルの長さ "取り外し可能なヘッドセットケーブル:1.3m
PC用延長ケーブル:2m
USB充電ケーブル:0.5m"
Bluetooth接続時バッテリー駆動時間 最大20時間
価格(2019.2.19現在Amazon出品価格) 26,800円

 

2.HyperX Cloud MIX 開封&外観チェック

▼外箱はこんな感じです。

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▼中身を全て取り出し並べてみます。

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内容物一覧

  1. Cloud MIX本体
  2. 取り外し可能なブームマイク
  3. HyperXシリーズ付属のカード
  4. サポートURLが記載されたカード
  5. 充電用micro USBケーブル(0.5m)
  6. 取り外し可能ヘッドホンケーブル(1.3m)
  7. 3極変換延長ケーブル(2.0m)
  8. 説明書類
  9. 持ち運び用キャリングポーチ

 

▼Cloud MIX本体を詳しく見ていきます。

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▼パッと見た印象として、イヤーカップが少し小さめだなと感じました。
画像ではロゴの色が白に見えますが、実際はシルバーです。

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▼イヤーパッドはPUレザー製で質感が高く、感触はかなりいいです。

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▼ヘッドバンドもPUレザー製のクッションが付いていて、外側も薄いクッションで囲まれています。

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▼フレームはチャコールっぽい色です。
個人的にはシックでなかなかかっこいいと思います。

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▼左のイヤーカップの後ろに付いているボタンで曲の再生・一時停止、2回押しで曲送りすることができます。
また、着信時は応答に使います。

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▼左のイヤーカップのほぼ真下にはヘッドホンケーブルの接続端子が、その少し前側にブームマイク取付端子があり、さらに手前には内蔵マイクが配置されています。

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▼右のイヤーカップのほぼ真下には充電用USB端子が位置し、その後ろに電源ボタン、接続状態を表すランプ、ボリュームコントロールボタンと続きます。

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▼マイクを取り付けるとこうなります。

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マイクがあるとおなじみのHyperXシリーズのヘッドセットという感じですね。
ただ、よく見ると他のヘッドセットよりなんとなく質感が高いような感じがします。

▼実際に付けるとどうなるかをマネキンで試してみたいと思います。

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▼こちらがマイクとケーブルを付けないバージョンです。

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いままでHyperXシリーズはやはり「ゲーミング」のイメージが強かったんですが、Cloud MIXはフレームに暗い色を使っているため、マイクを取ると普通におしゃれなヘッドホンという感じがします。


3.似た形状のCloud for PS4・Cloud Alphaと外観を比較してみる

▼比較するCloud for PS4・Cloud Alphaがこちらです。

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▼真ん中にCloud MIXを挟んで見ると、イヤーカップがやや小さめであることがわかります。

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おそらく携帯性を考慮し、小型化したのだと思います。

▼Cloud for PS4のイヤーカップは丸っこい形をしていますが、Cloud MIXはCloud Alphaと同じような角ばった形状をしています。

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イヤーカップについてはこちらの方が先進的というか、スタイリッシュでおしゃれだと思いました。

▼フレームはCloud for PS4と同じような形状です。

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個人的にはフレームもCloud Alphaの形状の方が好きなんですが、外出先で使うことを考えるとCloud for PS4のフレーム形状の方が落ち着いたデザインで適しているのでしょう。

▼イヤーパットはCloud Alphaが角ばった形状で、角に縫製部分が来るようになっていますが、Cloud for PS4はイヤーパッドも丸っこい形状になっています。

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Cloud MIXのイヤーパッドはCloud Alphaと似た形状になっています。

これについては見た目の好みで使用感にはさほど違いがないように感じました。
ちなみに僕はCloud Alpha・Cloud MIXの形状が好きです。

▼また、Cloud for PS4とCloud Alphaはフレームの付け根部分にプラスチックの出っ張りがついていますが、Cloud MIXはイヤーカップに直接つながっていました。

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こうして見てみると、Cloud MIXのデザインは今までのCloudシリーズから良いとこどりしたような感じですね。

見た目は好みがわかれるところなので賛否両論あるとは思いますが、個人的にはかなり好きです。


4.実際にCloud MIXをゲーミングヘッドセットとして、ワイヤレスヘッドホンとして使ってみた感想

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ゲーミングヘッドセットとしての感想

個人的にはHyperXシリーズは低音が強めでFPSやTPSに特に適しているという印象を持っているんですが、Cloud MIXは音楽鑑賞も意識して作られているためか、他のモデルに比べるとやや低音が控え目で、低音域から高音域までのバランスが非常に良いように感じました。

ただ、低音控え目といってもFPSやTPSにおいて足音が聞こえにくいというようなことは全くなく、最近人気のフォートナイトなんかでもしっかりと銃声・足音の方向を聞き分けることが可能です。

付け心地についてですが、イヤーカップ・イヤーパッドを小型化しているため、Cloud Alphaなどと付け比べてみると「ちょっと小さくなったな」というのはわかりますが窮屈感は全くなく、長時間でも快適に使用することができます。

ゲーム用途で使ってみた感想としては全く文句なしといった感じです。

音楽鑑賞用ヘッドホンとしての感想

こうしてハイレゾ対応ヘッドホンをレビューしている身で恥ずかしい話なのですが、僕自身いままでハイレゾ楽曲を聴いたことが一度もなかっため、今回Cloud MIXをレビューするためにmoraでハイレゾ楽曲を購入し、ハイレゾではない楽曲と比較してみました。

個人的な感想としては、Cloud MIXでハイレゾ楽曲を聞くと高音域がよりきれいに聴こえてきます。
また、楽器一つ一つの音がはっきりと聴こえる他、ボーカルが非常に際立っているといった印象を受けました。

今まで何となく聴いていた曲が新鮮に感じられ、改めて音楽の良さを実感させられました。

HyperXの他のモデルで音楽を聴くと低音が強いため、ボーカルや高音域はあまり目立ちませんでしたが、Cloud MIXは低音が他のヘッドセットに比べて抑えられている分、全体的に音楽鑑賞向けになっていると思います。

Cloud MIXはもちろん、ハイレゾ対応ヘッドホンをお持ちでまだハイレゾ楽曲を試したことがないという方は是非一度聞いてみることをおすすめします。

きっと今以上に音楽が楽しくなりますよ。

また、毎日通勤通学に使う場合でもバッテリーが20時間とかなり長時間持続するため、充電に関するストレスというのはさほどないのかなと思います。

まとめ

一般的なゲーミングヘッドセットは中音域・高音域に比べて低音域が強調されている製品が多いです。

そのため、銃声や足音の聞き分けが大事なFPSやTPSに適しているのはもちろんですが、その代わりに音楽鑑賞など、他の用途では使いずらい一面もあります。

例えば僕の場合、ゲームはFPSやTPSをプレイしているため低音強調は非常にありがたいのですが、動画編集では「もっと中音域から高音域が欲しいな」とどうしても思ってしまいます。

しかしこのCloud MIXは低音域から高音域までのバランスがとれているため、音楽鑑賞や動画編集用途においても活躍してくれます。

iPhone 7以降イヤホンジャックが廃止されてからワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが爆発的に売れているようで、各社からワイヤレス対応製品が続々発売されていますが、やはりハイレゾ対応Bluetoothヘッドホンとなると低価格で買えるものはまだ少ないです。

ましてやゲーマーであり音楽好きともなると、ゲーミングヘッドセットと音楽鑑賞用のヘッドホンを使い分けたくなりますが、そうなると2つ分の費用がかかってしまいます。

しかし、Cloud MIXであれば自宅でゲームをする場合は有線ゲーミングヘッドセットとして、ケーブルとマイクを外せば高音質ワイヤレスヘッドホンに早変わりと、画期的な使い方が可能になっています。

品質の高いゲーミングヘッドセットとワイヤレスヘッドホンが両方欲しいと考えている方にはピッタリの製品だといえるでしょう。

最後に購入を検討している方への注意点ですが、Cloud MIXのBluetooth機能は有線接続時は使用することが出来ない(電源が入らない)ようになっています。

例えば、Nintendo Switchに有線接続し、スマホとBluetooth接続でボイスチャットを行うということはできないようで、その点は注意しましょう。

また、Bluetoothヘッドホンとしての使用時は内蔵マイク・ブームマイク共に使用可能ですが(ブームマイク接続時はブームマイクから、ブームマイクを外すと内蔵マイクから音声入力されます)、有線接続時はブームマイクのみ使用可能になっているので、内蔵マイクを使いたいと考えていた方は覚えておくといいでしょう。


▼Cloud MIXのレビュー動画はこちら


今回の記事は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

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